カテゴリー: 店舗・飲食店

  • 売掛金回収の方法は?支払い遅延や未回収時の対応、リスクヘッジの方法をまとめて解説

    売掛金回収の方法は?支払い遅延や未回収時の対応、リスクヘッジの方法をまとめて解説

    売掛金の回収に関する基礎知識

    売掛金の回収について考える前に、まずは売掛金とは何なのか、未回収の売掛金はいつまで回収できるのかを確認しておきましょう。

    そもそも売掛金とは

    売掛金とは、商品やサービスの提供後に顧客が支払いを行う金額のことです。この「代金受け取り前に商品やサービスを提供する取引」は掛取引と呼ばれ、掛取引の販売側には売掛金が、購入側には買掛金が生じます。

    BtoBでは一般的な取引形態で、たとえば飲食店や小売店の仕入れ、業務のアウトソーシングの報酬などでよく使われています。

    売掛金の時効は5年

    2020年4月1日以降に発生した売掛金には5年間の時効があります。時効を過ぎると売掛金を回収する権利が失われてしまいますが、売掛金の時効は督促や差し押さえなどを行うことで更新されます。

    この時効により売掛金が消滅しないよう、未回収の売掛金があると気付いたら、すぐに対応することが大切です。

    売掛金の回収方法

    売掛金の回収方法として一般的なのが「請求書払い」です。請求書払いは、売上が発生したり確定したりした際に請求書を発行し、顧客に支払いを求める方法です。請求書には支払いの期日と金額が記載され、顧客にはその期日までに支払いを行うことが求められます。

    実際の支払いは口座振込・振替で行われることが多いです。請求書に記載された銀行口座に売掛金を振り込むことで、支払いが完了します。

    アウトソーシングサービスや電気・ガス・水道などのライフラインでは毎月支払いが発生するため、口座振替(自動引き落とし)が使われることが多いです。

    売掛金の回収が遅れたりできなかったりするとどうなるか?

    回収すべき売掛金を回収できなかったり、回収が遅れたりすると、自社はさまざまな不利益を被ります。

    資金繰りの悪化

    売掛金の回収が遅れると、自社(売り手)の資金繰りにが悪化する恐れがあります。特に売掛金が自社の主要な収入源である場合、回収の遅れは現金不足を引き起こし、事業運営のための資金が足りなくなるかもしれません。

    黒字倒産の一因でもあり、特に売上に占める売掛金の割合が多いスタートアップにとっては気をつけたい事態です。

    金融機関から融資を受けづらくなる

    売掛金の回収がスムーズに行われない場合、自社の信用度が低下する可能性があります。金融機関から「お金を適切に管理できない会社」とみなされるためです。

    その結果、金融機関から融資を受ける際に審査に通りにくくなったり、融資機関の短縮や金利の上昇などといった対応を取られたりすることもあります。

    従業員のリソースが圧迫される

    売掛金の回収を自社で行っている場合、未回収の売掛金が増えるほど、従業員のリソースが圧迫されてしまいます。従業員は回収業務に多くの時間と労力を割かなければならなくなり、ほかの業務に取り組む時間がなくなったり、効率が落ちたりするかもしれません。

    売掛金の回収が遅れたときに、まずやるべきこと

    売掛金の回収が遅れたときは、とにかく早めに対応を取ることが大切です。「売掛金には5年間の時効がある」という理由もありますが、対応が遅れるほど自社が甘く見られ、「払わなくても大丈夫」と思われかねないためです。

    ただ、いきなり法的手段を取るのも難しいでしょう。自社としてもできれば穏便に済ませたいでしょうし、自社の知識とリソースでは取れる手段に限界があります。

    売掛金の回収が遅れたときにまず取るべき対応を、3つのプロセスに分けて紹介します。

    対象の売掛金について再確認する

    売掛金の回収が遅れた場合、まずは対象の売掛金について再確認しましょう。請求書の発行や支払期日、顧客とのやり取りの履歴などを確認して、詳細な状況把握を行います。

    この際、支払期日からどのくらい遅れているのかを確認し、時効までの猶予も把握しておきましょう。

    取引先に連絡する

    回収が遅れた場合、ひとまずは取引先に直接連絡を取りましょう。取引先は支払いを忘れているだけかもしれません。資金繰りが厳しく期日どおりに支払えないという場合でも、こちらから連絡を取ることで、相手方も相談がしやすくなります。

    「支払いの意思はあるが支払えない」という場合、一部入金や分割払いなどの選択肢もあります。相手方の事情も聞きながら、支払い計画について話し合いを進めていきましょう。

    必要に応じて取引を停止する

    回収が遅れている顧客に対しては、取引を一時停止することも考えましょう。そのまま取引を続けていると回収しなければならない売掛金が増えていってしまいます。支払い遅れがなくなるまで取引を一時停止する旨を伝えましょう。

    状況に応じた方法で売掛金を回収する

    売掛金の回収方法は状況によって異なります。顧客との協議や交渉を通じて、分割払いや債権譲渡などの方法を検討しましょう。これらの方法については、次から詳しく解説していきます。

    売掛金の未回収に対し、法的手段を取る場合

    自社から連絡しても売掛金を支払ってもらえない場合、明らかに支払いの意志がない場合などは、法的手段を取ることも考えましょう。売掛金回収のためにどんな手段が取れるのか、必要な準備と併せて紹介します。

    契約書の内容を再確認する

    未回収の売掛金に対して法的手段を取る場合、まずは契約書の内容を再確認しましょう。支払い期日や利息に関する条項、所有権移転の時期などを把握し、法的な権利や義務を確認します。

    特に契約書がある場合は「期限の利益損失条項」「商品の所有権転移」についての記載があるかを確認します。

    期限の利益損失条項について

    期限の利益損失条項は未払いが発生した場合、支払期日前のほかの売掛金に対しても支払い義務が生じる条項です。たとえば1~5月の末日にそれぞれ支払期日があり、2月の支払いが期日までに間に合わなかった場合、3~5月分の売掛金も2月分と合わせて請求できます。

    商品の所有権移転時期について

    商品の所有権移転時期が契約書に明記されている場合、未回収の売掛金に対して所有権を主張することができる場合があります。

    この条項は商品の所有権がいつ移転するのかを明記するもので、たとえば「代金支払い時」と定められていれば、掛売りで提供した商品の所有権は、売掛金を回収するまで自社にあることになります。この場合、契約を解除し商品を回収することも可能です。

    ただし、移転時期が「商品引き渡し時」であれば、売掛金が未回収でも商品の所有権は取引先にあることになります。また、提供したものが形のないサービスであること、一度でも人の手に渡ることで商品価値が大きく落ちてしまうことも多いです。

    この方法はあくまでも損失を少しでも抑えたり、支払い意志がない相手に自社の姿勢を示したりするためのものと思った方がいいでしょう。

    内容証明郵便で催告を送る

    未回収の売掛金に対しては、内容証明郵便で催告を送ることが効果的です。

    内容証明郵便そのものには法的な強制力はありませんが、日本郵便により「その郵便をいつ、誰が、誰宛に、どんな内容で出したのか」が証明されます。これにより催告の差出日や内容を証明できるため、法的手段を取るうえで有利になります。

    特にこれを自社ではなく弁護士名義で送ることで、自社の本気度が伝わりやすくなるでしょう。それまで支払い意志がなかった相手も「法的措置を取られてしまう」と思い、その後の対応がスムーズになるケースも多いです。

    交渉し、必要に応じて合意書を作成

    未回収の売掛金については、顧客との交渉が重要です。分割払いであれば全額支払えるのか、全額支払いが難しいなら債権の相殺や商品の回収、債権譲渡などの方法も検討し、顧客と合意できる解決策を見つけましょう。

    結論が出たら、その内容を記した合意書を作成するのがおすすめです。これにより双方の同意が確保でき、法的に有効な証拠にもなります。

    取引内容に応じた対応を取る

    取引内容によって未回収の売掛金に対する対応は異なります。法的手段のほかに、商品の回収や債権譲渡などの方法も検討することも重要です。取引内容や状況に応じて最適な対応策を選びましょう。

    債権の相殺

    取引先が自社の顧客であると同時に仕入先である場合、「債権の相殺」ができるかもしれません。債権の相殺とは、売掛金と買掛金を相殺することです。

    たとえば10万円の売掛金に対して10万円の買掛金を相殺すれば、両方とも消滅します。10万円の売掛金に対して6万円の買掛金しかない場合でも、売掛金から6万円を相殺することで、未回収の売掛金が4万円になります。

    未回収の売掛金と相殺できる債権がある場合は、顧客と相談し相殺も検討しましょう。

    商品の回収

    未回収の売掛金に対して、取引先と相談のうえ商品を回収することもあります。代金がまだ支払われていない商品を回収し、ほかの取引先に販売することで、その分の費用を回収で着るでしょう。

    ただし、商品の回収には取引先の同意が必要です。勝手に回収すると自社が罪に問われることもあります。

    債権譲渡

    売掛金を回収できない場合、取引先の持つ債権を自社に譲渡してもらう方法もあります。これにより、譲渡された分の金額を回収できます。

    たとえば取引先A社に対して30万円の未払い金があり、取引先は別の会社B社に10万円の売掛金を持っているとしましょう。B社への売掛金10万円を、A社から自社に譲ってもらうことで、10万円分の未払い金を回収できます。

    この場合、B社に事情を説明し、A社ではなく自社に売掛金を振り込んでもらうよう相談しましょう。

    回収できないなら訴訟も検討する

    これらの方法で売掛金を回収できない場合、法的手続きとして訴訟を検討することもあります。小額訴訟や通常訴訟など、適切な手続きを選択し、未回収の売掛金の回収を求めましょう。

    小額訴訟

    少額訴訟は60万円以下の支払いに限り、1回の期日で審理を終えられる、つまり1日で判決が出る訴訟です。通常の訴訟と比べて時間がかからず、手続きも簡素化されています。

    通常訴訟

    大きな金額や複雑な争いに関しては、通常の訴訟手続きを取ることが一般的です。ただし、少額訴訟よりも手続きが複雑で、時間と手間がかかります。求められる知識も多いため、弁護士に相談しながら手続きを進めていくことになるでしょう。

    売掛金の未回収を防ぐ方法

    ここまでは未回収の売掛金を回収する方法について解説してきましたが、そもそも未回収や支払い遅延を起こさずに済むなら、それがいちばんです。売掛金の未回収を防ぐ方法、取引のうえで気をつけたいことを紹介します。

    与信管理を徹底する

    売掛金の未回収を防ぐためには、何よりも与信管理を徹底することが重要です。与信とは顧客の信用調査や支払能力などを確認することですが、これは取引開始時だけでなく、定期的に行いましょう。

    掛取引は信用に基づく取引形態です。まずは与信のうえで安心できる金額の取引からはじめ、複数回の取引を経て問題ないようなら与信枠を増やし、そうでないなら制限することを心がけましょう。

    適切な支払い条件を設定する

    売掛金の回収をスムーズに進めるためには、適切な支払い条件を設定することも重要です。支払期日や割引制度、利息の発生条件などを適切に設定し、顧客にとって無理のない条件か確認しましょう。

    債権管理を効果的に行う

    債権管理を効果的に行うことで、未回収のリスクを軽減することができます。請求書の適時発行や支払い督促の迅速な対応、債権の管理や監視などを行い、未回収のリスクを最小限に抑えましょう。

    顧客とのコミュニケーションを重視する

    顧客と密にコミュニケーションを取ることも、未回収リスクの軽減につながります。コミュニケーションをこまめに取りながら取引を進めていくことで、支払い状況や問題の早期発見、適切な対応策の検討などができるでしょう。

    リスクヘッジ策を検討する

    売掛金の未回収に対して、リスクヘッジ策を検討することも有効です。たとえば債権の回収不能に備え、「保証ファクタリング」や「未回収保証つきの決済代行サービス」などが活用できるでしょう。

    保証ファクタリングは信用力に不安のある取引先に対する保険として機能するサービスです。ファクタリング会社は取引先の信用調査をし、保証限度額を決定。取引先の倒産などにより売掛金が回収できなくなった場合、限度の枠内で保証金を支払ってもらえます。

    決済代行サービスはクレジット払いや電子マネー、口座振込・振替などの決済手段をまとめて提供するサービスで、各金融機関との手続きや管理を代行してくれるサービスです。

    中には売掛金の回収代行、未回収保証つきのサービスもあります。未回収へのリスクヘッジとしてはもちろん、回収業務にあたる自社従業員のリソース圧迫を防ぐためにも役立ちます。

    売掛金回収の手間や未回収リスクを減らすために、決済代行サービスを検討しよう

    売掛金は将来的に確定する売上であり、帳簿にも収益として記帳できますが、そのすべてを確実に回収できるとは限りません。支払いが遅れたり、取引先の倒産や債務整理などにより回収できなくなったりすることもあるでしょう。

    特に、売上に占める売掛金の割合が大きい企業は、売掛金回収の手間や未回収リスクを減らすための対策を講じることが大切です。

    BtoBの事業で、特に一社に売上が依存しているような状態なら保証ファクタリングがおすすめ。回収業務が従業員のリソースを圧迫していたり、BtoCの事業で後払い系の支払い方法が多かったりするなら決済代行サービスがおすすめです。

    特に決済代行サービスを活用すれば、クレジット払いや電子マネー、口座振込・振替、コンビに後払いなど、さまざまな決済方法をまとめて導入・管理できます。支払い方法が充実していることは顧客にとってのメリットも多く、集客にも有効です。

    こちらの記事では決済代行サービスとは何か、その選び方やビジネスモデル別のおすすめサービスを紹介しています。売掛金回収に不安のある企業、決済方法を充実させたい企業はぜひお読みください。

    決済代行サービス・会社おすすめ比較52選|業界別の選び方・シェア・手数料・メリット・仕組み

  • 代金回収とは?回収の5つの方法と、代金回収サービスのメリット・デメリットを解説

    代金回収とは?回収の5つの方法と、代金回収サービスのメリット・デメリットを解説

    代金回収とは?

    代金回収とは商品やサービスの提供前後に、その分の代金を回収することです。たとえばECサイトで注文を受けた後、コンビニ払いや口座振込で代金回収をした後に商品を発送したり、電気料金を使用量が確定した後に回収したりがこれにあたります。

    収納代行との違い

    収納代行とは、コンビニエンスストアや一部のスーパー・ドラッグストアなどで、商品の購入代金やサービスの利用料金を支払う方法です。電気やガスなどの公共料金を払込票で支払う、ECサイトでの購入代金をオンライン支払い番号で支払うなどがこれにあたります。

    収納”代行”とあるように、専門業者が代金回収を代行するのがこのサービスです。代金回収にも代行サービスはありますが、自社で行うこともできます。

    また、収納代行での代金回収は先述の通り、払込票やオンライン支払い番号を使います。一方、代金回収には口座振込・振替やクレジットカードなどさまざまな方法があります。

    現金払いでは代金回収は不要

    代金回収はECサイトや後払い式のサービス、企業間取引などで主に必要になります。たとえば実店舗での現金払いなど、その場で代金の受け渡しが行われるケースでは、代金回収は必要ありません。

    代金回収の方法

    代金回収の主な方法は4つ、「払込票」「口座振込」「口座振替」「クレジットカード」です。また、代金回収を代行してくれるサービスもあります。これらの方法について詳しく解説します。

    払込票

    代金回収の1つ目の方法は「払込票」です。支払い用のバーコードが印刷された圧着ハガキをユーザーに郵送し、コンビニエンスストアや一部のスーパー・ドラッグストアなどで支払ってもらいます。先述の通り、収納代行で主に使われる代金回収方法です。

    払込票の発行・郵送には時間がかかり、使用期限を過ぎたら使えなくなることもあります。この場合、再発行・再発送が行われます。そのため、代金確定から代金回収までに時間がかかり、前払いには向いていません。

    一方、「クレジットカードを持っていなくても利用できる」「銀行口座の登録や手続きが不要」などのメリットがあり、誰でも手軽に利用できる方法といえます。

    主に後払い式のサービスで利用される代金回収方法で、特に電気やガスなどの公共料金、インターネット回線費の支払いなどに利用されています。

    口座振込

    代金回収の2つ目の方法は「口座振込」です。ユーザーは事業者が指定した銀行口座に、指定された金額を振り込みます。最近ではインターネットバンキングを使い、窓口やATMに行くことなく支払いを済ませることもできます。

    銀行口座はクレジットカードと異なり、いわゆるブラックリスト状態の人や未成年など、ほとんどすべての人が持つことができます。銀行口座を作れないのは口座売買などの犯罪行為を行った場合くらいです。

    銀行を介するため信頼感があり、クレジットカードやWebでの決済に不安を感じる高齢者などでも使いやすいでしょう。ほとんど誰もが利用できる支払い方法であり、ターゲット層を広げたいときに有効です。

    主に前払いでの代金回収、払込票の使用期限が過ぎたときの代替手段などに利用されています。

    口座振替

    代金回収の3つ目の方法は「口座振替」です。ユーザーが指定した銀行口座から代金を自動的に引き落とす方法で、特に継続課金制のサービスでよく利用されています。

    先述の通り、銀行口座はほとんど誰でも持つことができ、支払い方法としての信頼感も厚いです。指定した金額を指定した日に自動で引き落とすため、ユーザーには支払いにいく手間がな、事業者には支払い忘れによる未回収を防ぎやすいメリットがあります。

    指定した口座の残高が不足している場合は引き落としがかかりませんが、この場合も後日2~3回の再引き落としがかけられます。

    払込票と並び、電気やガスなどの公共料金の代金回収に古くから使われてきた方法です。

    ただし、口座振替の登録には数週間~2ヵ月ほどの時間がかかります。

    クレジットカード

    代金回収の4つ目の方法は「クレジットカード」です。代金をクレジット会社に立替払いしてもらう方法で、ユーザーは一定期間内の利用金額を、後日まとめてクレジット会社に返済します。

    ユーザーにとってのメリットが多い代金回収方法で、具体的には「ポイントが付く」「手元に現金がなくても利用できる」「分割払いができる」などが挙げられます。

    そのため、代金回収方法にクレジットカードを導入することは集客強化に有効です。分割払いで支払い負担を分散できるユーザーにとってのメリットは、事業者にとっての高額商品を販売しやすくなるメリットにつながります。

    口座振替と比べて手続きに時間や手間がかからないのも大きなメリットです。

    代金回収サービス

    代金回収サービスとは、本来事業者が行うはずの代金回収業務を代行するサービスです。払込票の発行や郵送、クレジット会社や銀行などの金融機関との手続き・管理などを代行してもらえます。

    金融機関との契約を一本化したり、回収業務を代行してもらったりと、業務負荷や未回収リスクを軽減するメリットがあります。これらのメリットについては、次から詳しく解説します。

    代金回収サービスを活用するメリット

    代金回収サービスを活用することで事業者にどんな恩恵があるのか、3つのメリットを紹介します。

    業務負荷や人的コストの削減

    代金回収サービスを活用する1つ目のメリットは、「業務負荷や人的コストの削減」です。

    代金回収サービスを利用することで、払込票の発行・郵送や口座振替の登録手続きなどの業務を外部委託できます。自社で行う業務が少なくなり、その分の人件費を削減したり、従業員をほかの重要業務に集中させたりできるでしょう。

    契約や管理システムを一本化できるのも大きなメリットです。

    複数の銀行やクレジット会社と自社で直接契約を結ぶとなると、契約や審査などの手続きを各社個別に行わなければなりません。管理システムも各社異なり、たとえば10社と契約するなら、10の管理システムの使い方を覚えなくてはなりません。

    代金回収サービスを使えば金融機関との契約を代行会社に委託でき、契約を一本化できます。複数の金融機関をまとめて管理できる自社専用のシステムも提供され、従業員は1つのシステムの使い方を覚えるだけで済むようになります。

    未回収リスクの軽減

    代金回収サービスを活用する2つ目のメリットは、「未回収リスクの軽減」です。

    代金回収サービスの中には未回収保証付きのサービスもあります。このようなサービスを利用すれば、未回収リスクを限りなくゼロにできるでしょう。

    未回収保証がなかったとしても、請求や督促などの業務は代行会社に任せられます。代金回収の遅れや未回収により業務負荷が増えることはありません。

    入金サイクルがわかりやすくなる

    代金回収サービスを活用する3つ目のメリットは、「入金サイクルがわかりやすくなる」ことです。

    複数の方法、複数の金融機関で代金回収を行う場合、方法・金融機関ごとに入金サイクルはバラバラになってしまいます。従業員はサイクルがバラバラの入金日を把握し、確認・管理をしなければなりません。

    代金回収サービスを活用することで、バラバラの入金日を一定のサイクルにできます。代行会社が回収した代金は、その会社の入金サイクルに合わせて自社に入金されるからです。

    代金回収サービスを活用するデメリット

    代金回収サービスを活用するデメリットは、「費用・手数料がかかる」ことです。

    代金回収サービスの導入時には初期費用や専用システムの構築・設定料などがかかることがあります。また、運用中にはシステム利用料をはじめとする月額料金、決済のたびに発生する手数料などがかかります。

    ただ、代金回収サービスを利用することは業務効率化につながり、ひいては人件費削減にもつながります。

    サービスの利用コストと導入による経費削減効果を天秤にかけ、よりお得な方を選びましょう。

    代金回収サービスの選び方は?コスト削減とリスクヘッジの両面をチェック

    代金回収サービスを活用することで業務の効率化や負荷軽減が実現できるでしょう。未回収リスクも軽減できます。サービスの導入にはコストがかかりますが、未回収による損害と人件費の両方を削減でき、トータルで見れば経費削減になることも多いです。

    そのためには、自社に合ったサービスを選ぶことが大切です。代金回収サービスは、次のような観点から選びましょう。

    • どんな決済方法に対応しているか
    • サービス・サポートの範囲
    • 料金の額と形態
    • 上場企業や同業種での導入実績
    • システムや管理画面の使いやすさ
    • セキュリティ など

    各選定ポイントについて、詳しくはこちらの記事で解説しています。業種ごとのおすすめサービスも紹介しているので、代金回収にリソースやコストがかかっている企業はぜひ参考にしてください。

    代金回収代行サービスとは|比較33選・メリット・手数料・売掛金&債権業者の選び方・金融機関の違い

  • クレジットカードの3Dセキュアとは?1.0と2.0の違いと「カゴ落ち」対策

    クレジットカードの3Dセキュアとは?1.0と2.0の違いと「カゴ落ち」対策

    クレジットカードの3Dセキュアとは、IDとパスワードによる本人認証です。カード情報に加え、本人しか知り得ないID・パスワードを入力することで、不正利用のリスクを減らせます。3Dセキュアの2つのバージョンの違いや、導入時の注意点などを解説します。

    クレジットカードの3Dセキュア(本人認証サービス)とは?

    3Dセキュアとは、クレジットカードの本人認証サービスです。Webでクレジット決済をする際、そのカードに紐付けられたIDとパスワードを入力することで本人認証を行い、不正利用を防ぎます。

    3Dセキュア1.0の問題点

    2023年4月現在、3Dセキュアの最新版であり世界標準は「3Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)」です。これに対し、本記事では旧バージョンの3Dセキュアを「3Dセキュア1.0」と呼ぶことにします。

    3Dセキュア1.0は2.0に対して問題点もあり、それを改善するために2.0が世界標準となりました。1.0の3つの問題点を紹介します。

    本人認証が都度発生するため手間がかかる

    3Dセキュア1.0の1つ目の問題点は、「本人認証が都度発生するため手間がかかる」ことです。

    詳しくは後述しますが、3Dセキュア2.0はリスクベースの本人認証であり、不正利用が疑われるときのみ本人認証が生じます。これに対し、1.0ではWebでクレジット決済をするたびに本人認証をしなければなりません。

    3Dセキュアでは支払いに使うカードと紐付けられたID・パスワードを入力します。クレジットカードの不正利用を防ぐために、小文字・大文字・英数字を組み合わせた複雑なパスワードを設定している人も多いでしょう。

    支払いのたびにID・パスワードを入力するのは手間がかかり、ユーザビリティを下げる一因となっていました。

    本人認証のポップアップや画面遷移により不信感をもたれることも

    3Dセキュア1.0の2つ目の問題点は、「本人認証のポップアップや画面遷移により不信感をもたれる可能性がある」ことです。

    2.0も1.0も本人認証の際はポップアップや画面遷移が生じますが、2.0では不正利用が疑われない場合は本人認証もいりません。つまり、ポップアップや画面遷移が生じる機会が少ないのです。

    ポップアップや画面遷移を詐欺サイトへの誘導やパスワードの抜き取りと感じる人もいるでしょう。

    3Dセキュア1.0の本人認証が毎回生じるシステムは、機会損失につながりかねません。

    2022年10月、3Dセキュア1.0のチャージバック補償制度が終了

    3Dセキュア1.0の3つ目の問題点は、「2022年10月、3Dセキュア1.0のチャージバック補償制度が終了した」ことです。

    チャージバックとは、クレジットカードの不正利用などの理由で利用者が代金支払いに同意しない場合、クレジット会社がその売上を取り消すことです。この売上取り消しに対する保証がチャージバック補償です。

    2022年10月に3Dセキュア1.0のチャージバック補償を終了することを複数の国際ブランドが発表しており、これ以降は不正利用による売上損失は加盟店が負担しなければなりません。

    不正利用へのリスクヘッジとして、3Dセキュア2.0への切り替えが必要なのです。

    3Dセキュアに代わる3Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)とは?

    3Dセキュア1.0に代わる新しい本人認証サービスが3Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)です。3Dセキュアの仕組みや1.0から切り替えるメリットを紹介します。

    リスクベース認証により本人認証を実行するか判定

    3Dセキュア2.0ではリスクベース認証により本人認証を実行するか判定します。リスクベース認証とは、不正利用の疑いがある場合のみ本人認証を実行する仕組みです。

    3Dセキュア1.0では本人認証を毎回しなければなりませんでしたが、2.0への切り替えでこの回数がグッと減らせます。不正利用を防ぎながらもユーザビリティを高められるのが、3Dセキュア2.0の特徴です。

    本人認証の機会を減らし、カゴ落ちリスクを軽減できる

    3Dセキュア2.0では本人認証の機会が減ります。本人認証を毎回するのはユーザーにとって面倒なだけでなく、事業者にとってはカゴ落ちリスクの増加につながるでしょう。

    先述の通り、本人認証時のポップアップや画面遷移を不正サイトへの誘導と感じる人もいます。IDやパスワードを忘れてしまい、決済ができない可能性もあります。

    本人認証の機会を減らすことでこれらの事態を防ぎ、カゴ落ちリスクを軽減できるでしょう。

    チャージバック補償を受けられる

    先述の通り、2022年10月に多くの国際ブランドが3Dセキュア1.0のチャージバック補償制度を終了しました。現在、3Dセキュア1.0を利用していてクレジットカードの不正利用が起こっても、チャージバック補償は受けられません。

    2.0への切り替えをしないことは、不正利用発生時のリスクを高めることになるのです。

    3Dセキュア1.0と2.0に共通する問題点

    3Dセキュア1.0と2.0には、3つの共通する問題点があります。これらの問題点について理解し、ユーザーに安心してクレジット決済をしてもらうための対策を取りましょう。

    不正利用を完全に防ぐことはできない

    3Dセキュア1.0と2.0に共通する1つ目の問題点は、「不正利用を完全に防ぐことはできない」ことです。

    たとえばクレジットカード情報に加え、本人認証のためのIDとパスワードも抜き取られていた場合、本人認証をしても不正利用は防げないでしょう。ほかにも、本人認証を突破して不正利用が起こる可能性はあります。

    どんなに対策しても、不正利用を完全に防ぐことはできません。だからこそ、不正利用によるチャージバックのリスクに備え、3Dセキュア2.0の導入が必要なのです。

    本人認証について、ユーザーへの周知が必要

    3Dセキュア1.0と2.0に共通する2つ目の問題点は、「本人認証について、ユーザーへの周知が必要」なことです。

    3Dセキュア2.0では不正利用が疑われる場合に本人認証が行われますが、本人が変わった操作をすることで本人認証が生じることもあります。

    先述の通り、3Dセキュアの本人認証を不正サイトへの誘導と誤認する人もいます。本人認証があること、それは不正利用を防ぐためのものであることを決済の前画面などで周知しておけば、本人認証によるカゴ落ちを防ぎやすくなるでしょう。

    ユーザー側のパスワード管理が必要

    3Dセキュア1.0と2.0に共通する3つ目の問題点は、「ユーザー側のパスワード管理が必要」なことです。

    3DセキュアはIDとパスワードを使った本人認証であり、これを利用するにはユーザー自らがID・パスワードの設定と管理をしなければなりません。ID・パスワードがわからなくなると決済もできなくなり、再設定や問い合わせが必要になります。

    これは加盟店側ではどうしようもないことですが、決済の前画面などで注意を促すくらいはできるでしょう。

    3Dセキュアの導入に必要なこと

    3Dセキュアの導入に必要なことを紹介します。早めに導入を済ませ、ユーザー・事業者ともに安心して利用できるWebサイトを作りましょう。

    3Dセキュアに対応したカードブランドであること

    3Dセキュアを使えるのは、3Dセキュアに対応したカードブランドだけです。ただ、3Dセキュア2.0は世界標準ブランドであり、次のような多くの国際ブランドが対応しています。

    • JCB
    • VIZA
    • MasterCard
    • Diners Club
    • American Express

    事業者のサイトが3Dセキュアに対応していること

    ECサイトや決済システムなど、事業者(加盟店)のサイトが3Dセキュアに対応していなければなりません。導入には3Dセキュアサーバーの運用や個人情報保護法への対応などが必要なため、早めに準備しておきましょう。

    ユーザーがカード会社のサイトで情報登録していること

    3Dセキュアを利用するには、利用ユーザーがカード会社のWebサイトで情報登録をしていなければなりません。本人確認やID・パスワードなどの簡単な手続きでクレジットカードの不正利用を防ぎやすくなるので、早めに済ませておきましょう。

    3Dセキュアによるクレジットカード決済の流れ

    3Dセキュアを導入したWebサイトでのクレジットカード決済がどのように行われるのか、一連の流れを紹介します。

    Step1.ユーザーがカード会社のWebページでID・パスワードを登録する

    3Dセキュアを利用できるのは、カード会社のWebページで情報登録を済ませたユーザーだけです。まずは事業者・ユーザーの双方が3Dセキュア導入の準備を済ませなければなりません。

    Step2.決済画面にカード情報を入力する

    3Dセキュアを利用する・しないにかかわらず、クレジット決済には決済画面へのカード情報の入力が必要です。カード番号・名義・利用期限・セキュリティコード(カード裏の3桁の番号)などを入力します。

    Step3.3Dセキュア1.0では毎回、2.0では不正利用のリスクがあるときに本人認証をする

    カード情報の入力後、3Dセキュア1.0では毎回、2.0では不正利用のリスクがあるときに本人認証が行われます。ここではクレジットカードには書かれていない、ユーザー本人しか知り得ないIDとパスワードを入力します。

    Step4.認証成功後、クレジットカード決済が行われる

    ID・パスワードによる本人認証が成功すると、クレジットカード決済が行われます。3Dセキュアを利用していてもしていなくても、決済の処理や手数料は変わりません。

    ただ、そのクレジット決済が不正利用だった場合、3Dセキュア2.0を利用していれば事業者はチャージバック補償を受けられます。

    3Dセキュア2.0による本人認証を導入し、ユーザビリティの向上と不正利用のリスクヘッジを

    3Dセキュア2.0はユーザビリティとセキュリティの両方を確保した本人認証です。本人認証が発生するのは不正利用の疑いがあるときだけなので、パスワード忘れや画面遷移による不信感などでカゴ落ちが起こるリスクは少ないでしょう。

    3Dセキュアをまだ導入してない企業や1.0を利用している企業は、早めに2.0の導入を済ませましょう。

  • アプリ課金とは?アプリ内or外課金の違い、事業者・ユーザーのメリットとデメリット

    アプリ課金とは?アプリ内or外課金の違い、事業者・ユーザーのメリットとデメリット

    アプリ課金とは、アプリのダウンロード後に発生する課金のことです。アプリ内とアプリ外のどちらで課金するのかにより、利益率や事業の運営方針も変わってきます。アプリ課金の種類やアプリ内外のどちらの課金方式を取るべきかなどを解説します。

    アプリ課金とは?

    アプリ課金とはアプリダウンロード後に発生する課金のことです。ソーシャルゲームのガチャを回すためのゲーム内通貨、ビデオオンデマンドなどのコンテンツ系アプリの利用料などがアプリ課金にあたります。

    なお、アプリ課金は有料アプリとは異なります。有料アプリとは、アプリのダウンロードそのものに課金が必要なアプリです。アプリのダウンロード後に課金するのがアプリ課金であり、有料アプリのダウンロード後にアプリ課金も発生するサービスもあります。

    4種類のアプリ課金

    アプリ課金は大きく4種類に分けられます。それぞれどんな課金形式なのか、具体例と併せて紹介します。

    消耗型(例:ゲームの課金石やレンタル型のデジタルコンテンツ)

    消耗型は課金により使い切り制のものを購入するタイプです。使い切り制のため再び必要になった際は再購入しなければなりません。

    消耗型のもっともわかりやすい例がゲームの課金石でしょう。課金石とは、ゲームを有利に進めるためのオプションを購入したり、強力なアイテムが出るかもしれないガチャを回したりするのに使うゲーム内通貨です。パズル&ドラゴンズの魔法石に由来し、「石」と呼ばれるようになりました。

    ほかにもビデオオンデマンドサービスでの有料作品や、コミックアプリの読みたい話をレンタルするといった場合も、消耗型にあたります。

    非消耗型(例:ゲームのロック解除や購入型のデジタルコンテンツ)

    非消耗型はずっと使用できる機能やコンテンツを購入するタイプです。消耗型と異なり、一度購入したら再購入は不要です。

    非消耗型の例としてはゲームのロック解除や購入型のデジタルコンテンツなどが挙げられます。

    たとえばゲームでは特定のキャラや武器といったゲーム内アイテム、広告なしオプション(主に個人が作る、プレイ途中で広告が流れるゲーム)などを購入できます。より快適に、より楽しみながらゲームを進められるようになるでしょう。

    デジタルコンテンツでは、たとえばコミックアプリでレンタルよりも高額の料金を支払い、話や巻を購入することもできます。一度購入したらずっと読めるため、何度も読みたい作品は購入、一度読めればいいものはレンタルと使い分ける人もいます。

    自動更新継続(例:有料ゲームやコンテンツの見放題サービス)

    自動更新継続は月額制や継続課金など、一定期間ごとに料金を支払うことで利用できるサービスです。簡単にいえば、毎月(あるいは数ヵ月ごと)に自動更新される月額制のアプリ・プランです。

    自動更新継続の例としては、ビデオオンデマンドやYouTubeプレミアムなどが挙げられます。ビデオオンデマンドでプランごとに観られる作品が異なっていたり、基本無料のYouTubeに月額料金を支払うことで広告が流れなくなったりします。

    ちなみに、アプリゲーム(ソーシャルゲーム)ではあまりない方式ですが、昔のオンラインゲーム(PCゲーム)では自動更新継続のものも多かったです。それが「基本無料+課金」のゲームが増え、課金内容にもガチャ要素が増え、今のソーシャルゲームに近いスタイルが主流になっていきました。

    非自動更新継続(例:期間限定配信のデジタルコンテンツ)

    非自動更新継続は期間限定でサービスを利用できるタイプです。

    自動更新継続と異なり、決められた期間を過ぎるとサービスを利用できなくなります。自動更新はされないため、使い続けたい場合は自分で再契約をしなければなりません。ユーザーにとっては再契約の手間はあるものの、解約を忘れて意思に反して課金が続くリスクを避けられます。

    非自動更新継続の例としては、期間限定配信のデジタルコンテンツや、ゲームの期限付きアイテムなどが挙げられます。購入から1ヵ月間はコンテンツを閲覧したりアイテムの効果を受けたりできるが、期間終了後に閲覧権限やアイテムが消失するようなタイプです。

    アプリ内課金とアプリ外課金の違い

    アプリ課金には「アプリ内課金」と「アプリ外課金」があります。どちらもアプリ内のコンテンツや機能を利用するための課金ですが、どのプラットフォームを通して課金するかが異なります。

    アプリ内課金は文字通り、アプリの中で課金する方式です。課金の手続き(操作)はアプリ内ででき、料金支払いはアプリを管理するプラットフォーム(ストア)を通して行われます。ストアで「アプリ内課金あり」と表示されているのがこのタイプです。

    アプリ外課金は自社Webサイトなどの決済ページを通して課金する方式です。アプリ内に決済ページへのリンクや決済案内などを設置しておき、ユーザーをアプリ外の決済ページに誘導します。

    Appleがアプリ外課金の規制緩和

    App Storeを運営するAppleはアプリ外課金を厳しく規制していました。アプリ外課金では手数料が発生せず、自社の利益にならないためです。

    従来、アプリ内にリンクを設置し決済ページに誘導するような方法は許可されていませんでした。アプリ外課金をする場合、Appleの規制に抵触しない方法でユーザーを誘導するしかなかったのです。

    この規制が2022年から緩和されました。2023年4月現在では、デジタルコンテンツの購入やレンタル形のアプリでのみ、アプリ外課金が許可されています。

    アプリ外課金ではAppleに手数料を支払わなくて良くなるため、収益性の向上が見込めるでしょう。次からはアプリ内課金とアプリ外課金のメリット・デメリットを、ユーザー側・事業者側の双方から紹介します。

    アプリ内課金のメリット・デメリット

    アプリ内課金のメリット・デメリットを、事業者側とユーザー側に分けて紹介します。

    事業者にとってのメリット

    アプリ内課金の事業者にとっての主なメリットは、「課金のためのシステムを自社で構築しなくて済む」「課金するユーザーや回数が増えやすい」ことです。

    アプリ内課金ではApp StoreやGoogle Playなどのプラットフォームを介して課金が行われます。プラットフォームのシステムをそのまま使えるため、自社で決済のためのシステムやページを作らなくても済みます。導入のハードルが低く、運用・保守もしやすいでしょう。

    また、課金の手続きはアプリ内で完結するため、ユーザーにとって手軽です。外部サイトへの誘導により「怪しい」と感じられるリスクもありません。手数料はかかるものの、手軽であることと怪しまれないことから、課金するユーザーや回数を増やしやすいです。

    事業者にとってのデメリット

    アプリ内課金の事業者にとっての主なデメリットは、「手数料がかかる」「金額を自由に設定できない」ことです。

    アプリ内課金の場合、App StoreやGoogle Playなどのプラットフォームに手数料を支払わなければなりません。課金額の設定もこれらのプラットフォームが定めるテーブルに合わせなければならず、自由度が低いです。

    ユーザーにとってのメリット

    アプリ内課金のユーザーにとっての主なメリットは、「手軽なこと」です。

    課金のための手続きはアプリ内で完結するため、わかりやすく手軽です。外部サイトに移動したり、複雑な手順を踏んだりする必要はありません。このユーザーにとっての手軽さが、事業者の「課金するユーザーや回数を増やしやすい」というメリットにもつながっています。

    ユーザーにとってのデメリット

    アプリ内課金のユーザーにとっての主なデメリットは、「支払い方法が限られる」ことです。

    アプリ内課金ではApp StoreやGoogle Playなどのプラットフォームが定めた方法でしか支払いができません。この場合の主な支払い方法は「クレジットカード」「デビットカード」「キャリア決済」「ギフトカードによるチャージ」などです。口座振込やコンビニ払いのような支払い方法は利用できません。

    また、アプリ内課金では事業者からプラットフォームへの手数料が発生します。この手数料を加味して課金額の設定が行われているとすれば、その分ユーザーの支払い料金も高くなるといえます。

    アプリ外課金のメリット・デメリット

    アプリ外課金のメリット・デメリットを、事業者側とユーザー側に分けて紹介します。

    事業者にとってのメリット

    アプリ外課金の事業者にとっての主なメリットは、「プラットフォームへの手数料がかからない」「課金額を自由に設定できる」ことです。

    アプリ外での課金にはプラットフォームへの手数料が発生せず、利益率も高くなるでしょう。プラットフォームの価格テーブルに従う必要もないため、価格設定も自由にできます。

    事業者にとってのデメリット

    アプリ外課金の事業者にとっての主なデメリットは、「導入のハードルが高い」「機会損失が起こりやすい」ことです。

    アプリ外課金では、決済ページにユーザーを誘導する方法や決済システムなどは自社で用意しなくてはなりません。システムの運用・保守にもコストと手間がかかります。導入・運用のハードルはアプリ内課金よりも高いでしょう。

    また、アプリ外への誘導を怪しいと感じるユーザー、画面遷移を面倒に感じるユーザーもいます。アプリ外課金ではこのようなユーザーの購買意欲が削がれやすく、機会損失も起こりやすくなるでしょう。

    ユーザーにとってのメリット

    アプリ外課金のユーザーにとっての主なメリットは、「決済手段が充実していること」です。

    アプリ外課金ではプラットフォームが定めるもの以外の決済手段も導入できます。事業者次第ではありますが、銀行振込やコンビニ決済などでの支払いも可能です。

    ユーザーにとってのデメリット

    アプリ外課金のユーザーにとっての主なデメリットは、「面倒なこと」です。

    アプリ外課金ではアプリ内から外部の決済ページに移動する手間、決済ページで支払いに必要な情報を入力する手間がかかります。アプリ内課金では課金ボタンを押してパスワードを入力すれば支払いが完了することを考えると、やや面倒でしょう。

    どんなビジネスに、アプリ内外どちらの課金が適している?

    アプリ外課金は手数料こそかかりませんが、「導入のハードルが高い」「機会損失が起こりやすい」などのデメリットもあります。どのようなビジネスにどちらの課金方式が適しているのか、一例を紹介します。

    アプリ内課金が適しているケース

    アプリ内課金は「薄利多売のビジネス」「課金額より課金率を重視したい場合」に適しているでしょう。

    薄利多売のビジネスでは課金してくれるユーザーと回数を増やすことが重要です。課金に手間がかかったり、外部への誘導を怪しいと思われたりするのは避けたいです。同じ理由で、課金額よりも課金率を重視したいケースにもアプリ内課金が適しています。

    アプリ外課金が適しているケース

    アプリ外課金は「一度の課金が高額なビジネス」「未成年や高齢者などをターゲットとするビジネス」などに適しているでしょう。

    アプリ内課金の手数料は非常に高額で、15%もしくは30%もの手数料がかかります。対して、決済代行サービスを活用してアプリ外課金を導入する場合、一度の手数料は4%ほどで済みます。

    課金額が高くなるほど手数料も高くなること、高額サービスはユーザーが熟考するためアプリ外課金を理由にした機会損失が起こりにくいことから、アプリ外課金で利益率を高めた方がいいでしょう。

    未成年や高齢者などをターゲットにするビジネスでは、決済手段の充実も重要になります。クレジットカードを持っていない未成年がアプリ内課金をするにはギフトカードを使うしかなく、高齢者には口座振込のような決済手段を好む人も多いでしょう。

    ただ、アプリ外課金は課金までの操作がやや煩雑です。高齢者をターゲットとし、アプリ外課金を取り入れる場合、操作のわかりやすさや不信感を抱かせないための工夫が必要です。

    アプリ外課金の導入で収益性を高めるなら、スムーズな誘導と決済手段の充実が欠かせない

    アプリ外課金を導入することで、App StoreやGoogle Playなどへの高額な手数料を支払わなくて良くなり、事業の利益率を高められるでしょう。

    しかし、「アプリ外課金を導入することで収益性が高まる」と一概にいえるわけではありません。アプリ外課金ではユーザーの離脱が起こりやすいです。一度の課金による利益は増えても、課金するユーザーや回数が減ってしまい、トータルの利益が下がることもあり得ます。

    アプリ外課金を導入するなら、決済画面へのスムーズな誘導と、ユーザーの利便性を高めるための「決済手段の充実」が欠かせません。

    決済手段を充実させるために役立つのが「決済代行サービス」です。自社とクレジット会社や銀行などの決済機関との間に入り、契約や手続きを代行してくれます。サービスによっては、決済システムの構築もしてくれるでしょう。

    決済代行サービスについて詳しく知りたい方はこちらの記事もお読みください。決済代行サービスの仕組みや選び方、ケース別のおすすめサービスを紹介しています。

    オンライン決済サービスおすすめ比較24選|導入費用・手数料・タイプ別の選び方・メリット

  • コンビニ決済の導入方法を4ステップで解説!組み込み方式、導入費用の目安

    コンビニ決済の導入方法を4ステップで解説!組み込み方式、導入費用の目安

    コンビニ決済の導入には、決済代行サービスを活用するのが一般的です。決済代行サービスを活用することでほかの決済手段もまとめて導入したり、事務コストを抑えたりできます。コンビニ決済導入の流れや費用、決済代行サービスの選び方などをまとめて解説します。

    コンビニ決済とは?

    コンビニ決済とは、払込票やオンラインで発番される支払い番号を使い、コンビニエンスストアで料金を支払う方法です。電気やガスなどの公共料金、ECサイトでの支払い方法など、さまざまなサービスで導入されています。

    2種類のコンビニ決済

    コンビニ決済には払込票とオンライン発番の2種類があります。

    払込票は料金額や支払期限などが書かれた支払い用紙を顧客に送り、コンビニや一部スーパー・ドラッグストアなどで支払いをしてもらう方法です。払込票に書かれたバーコードを読み込むことで、POSレジから支払いができます。

    オンライン発番ではECサイトなどでの商品注文後に表示される画面に支払い用の番号が表示されます。番号の控えを持ってコンビニに行き、店頭の券売機やATMに入力することで支払い用レシートが発行。レシートにはバーコードが印刷されており、払込票と同じくPOSレジで読み込むことで支払いができます。

    コンビニ決済の導入メリット

    コンビニ決済を導入することには、次のようなメリットがあります。

    • ターゲット層の拡大
    • 売上・客単価アップ
    • ほぼリアルタイムの入金確認
    • 未回収リスクの軽減
    • 顧客にとっての利便性向上

    コンビニ決済はクレジットカードや銀行口座を持っていなくても使えます。カードや口座を持っていない未成年や、クレジット払いに抵抗のある人でも安心して利用できるでしょう。

    支払い方法を充実させることはターゲット層の拡大につながり、それは売上アップにも直結します。

    また、コンビニ決済には手元に現金がなくても使える後払いタイプもあります。このタイプでは支払いを翌月などに先送りできるため、客単価アップが期待できるでしょう。

    ほかにも支払いを数分~1時間ほどで確認できること、支払い後に商品を発送することで未回収リスクを軽減できることなど、さまざまなメリットがあります。

    これらのメリットについて、詳しくはこちらの記事で解説しています。「サービスの支払い方法を増やしたいが、どのようなものがいいのかわからない」と悩んでいる方はぜひお読みください。

    コンビニ決済とは?利用率2位の理由や導入メリット、手数料を解説

    ほかの支払い方法と比べたコンビニ決済のデメリット

    コンビニ決済はたしかに便利ですが、クレジットカードや口座振替、キャリア決済などの支払い方法も導入すべきでしょう。

    クレジットカードはコンビニ決済よりも支払いの手間が少なく、独自のポイントがつくこともあります。月額制のサービスでは毎回コンビニに支払いに行くのが面倒で、クレジットカードや口座振替などが好まれるでしょう。

    払込票には郵送の手間や費用がかかること、支払い番号にはコンビニでの端末操作に苦手意識がある人もいることなどのデメリットもあります。

    支払い方法ごとのメリット・デメリットを把握し、自社のターゲット層に合った支払い方法を導入することが大切です。

    Webサイト内にコンビニ決済を導入する2つの方法

    Webサイトにコンビニ決済を導入する場合、自社システムに決済システムを組み込む方法と外部サイトに遷移させる方法の2つがあります。

    自社サイト内に決済システムを組み込む

    自社サイト内に決済システムを組み込み、サイト内で決済を完結させる方法です。画面遷移が少なくユーザーにとって使いやすい導入方法ですが、システムを組み込む手間と高いセキュリティが求められます。

    大規模なサイト以外では、次に紹介する外部の決済サイトを使う方法が一般的です。

    外部の決済サイトに遷移させる

    外部(決済代行会社)の決済サイトに遷移させ、自社サイト外で決済させる方法です。決済システムを自社で管理しなくていいこと、セキュリティの高い決済代行会社のサイトを使えることなどのメリットがあります。何より、自社サイト内にシステムを組み込むよりも簡単に導入できるでしょう。

    ただ、画面遷移は増えるためユーザーにとっては「使いづらい」「怪しい」などと感じるかもしれません。

    【4ステップ】コンビニ決済の導入方法

    コンビニ決済を導入する方法を4つのステップに分けて解説します。

    Step1.決済代行会社を選び、問い合わせる

    基本的に、コンビニ決済は決済代行会社に依頼して導入します。コンビニと直接契約して導入するにはかなりの手間がかかり、現実的とはいえません。

    決済代行会社とは、コンビニやクレジット会社などの決済機関と自社の間に入り、契約や手続きを代行してくれる会社です。月額料金や手数料などの費用こそかかるものの、複数の決済機関を一元管理したり審査や手続きなどを代行してもらえたり、管理コストを削減できます。

    対応可能な決済手段やサポート内容、手数料などをチェックして自社に合った会社を選びましょう。決済代行会社の詳しい選び方は後述します。

    Step2.ヒアリングのうえで見積もりをもらう

    決済代行会社に問い合わせをすると、ヒアリングを受け見積もりをもらうことになるでしょう。固定費や手数料がどのくらいかかるか、どのように決済システムを導入するのかなどがここで決まります。

    より自社に合った会社を見つけるために、相見積もりを受けるのがおすすめです。

    Step3.審査を受ける

    見積もりの内容に納得したら、決済代行会社に契約の申し込みをします。この際、事業者は審査を受けることになります。

    審査にかかる期間は長くて1ヵ月を超えることもあり、早めの申し込みをすること、決済システムを導入するWebサイトをきちんと作り込むことが大切です。

    ECサイトの場合は取扱い商品やカートの有無、特定商取引法に基づく表記などが確認されます。

    Step4.システムの構築・接続をする

    決済代行会社の審査をクリアしたら、決済システムを構築し、自社サイトに接続することになります。構築・接続・テストにも数週間ほどの時間がかかります。

    コンビニ決済代行サービスの選び方

    コンビニ決済は決済代行会社(決済代行サービス)を通して導入することになるでしょう。決済代行サービスをどう選べばいいのか、5つのポイントを紹介します。

    主なコンビニに対応している

    決済代行サービスを選ぶ1つ目のポイントは、「主なコンビニに対応している」ことです。

    少なくともファミリーマート・ローソン・セブンイレブンの3大コンビニエンスストアに対応しているサービスを選びましょう。デイリーヤマザキやミニストップなどの中堅はもちろん、地方に普及しているコンビニにも対応しているのが好ましいです。

    ほかの決済方法が充実している

    決済代行サービスを選ぶ2つ目のポイントは、「ほかの決済方法が充実している」ことです。

    コンビニ決済はたしかに人気の決済方法ですが、日本のECサイトでもっとも使われているのはクレジット払いです。ほかにもキャリア決済やメールリンクなど、主要な決済方法に対応していることを確認しましょう。

    決済システムの組み込み方式

    決済代行サービスを選ぶ3つ目のポイントは、「決済システムの組み込み方式」です。

    自社サイトの構築システムと連携できるサービスを選べば、決済システムの構築や接続は簡単に終わるでしょう。そうでない場合はシステムの構築や接続に専門的な知識と技術が求められることになります。これらも代行してくれるサービスを選びましょう。

    セキュリティ対策とサポート体制

    決済代行サービスを選ぶ4つ目のポイントは、「セキュリティ対策とサポート体制」です。

    支払いの際、決済やサービス提供の方法によっては顧客情報の入力が必要になります。セキュリティが万全でなく、情報漏えいが起こってしまっては、損害賠償や信用失墜などにつながるでしょう。

    何かあったときに即座に対応してもらえること、いつでも相談できることが大切です。

    導入・運用にかかるコスト

    決済代行サービスを選ぶ5つ目のポイントは、「導入・運用にかかるコスト」です。

    決済代行サービスの導入では初期費用や月額料金がかかることもあります。決済のたびに手数料もかかり、これらの費用をいかに抑えるかで利益も変わってきます。

    ただし、コストだけで決済代行サービスを選んではいけません。対応可能な決済手段を増やすことはターゲット層の拡大につながります。セキュリティが脆弱なサービスを導入するのはリスキーです。

    対応可能な決済手段やセキュリティ、組み込み方式などをいちばんに考え、導入候補を選びましょう。導入・運用にかかるコストは、候補を比較・検討する際の一要因として捉えるのです。

    コンビニ決済の導入費用

    コンビニ決済の導入費用は利用する決済代行サービスや契約内容により異なりますが、かかるコストは「初期費用」「月額料金」「手数料」の3つです。

    初期費用は5万円以内、月額料金は無料もしくは1万円ほどのサービスが多いです。

    手数料は取引のたびにかかり、金額や手数料率は取引額により異なります。1取引あたり4%以内、または100~500円ほどと考えておくといいでしょう。

    コンビニ決済の導入には時間がかかる!早めの問い合わせで自社に合ったサービスを探そう

    コンビニ決済はインターネットでの支払いで、クレジット払いの次に使われている決済手段です。クレジットカードを持っていない人やカード払いに抵抗のある人でも利用しやすく、導入することでターゲット層の拡大や売上アップが期待できます。

    ただ、コンビニ決済の導入には時間がかかります。利用する決済代行サービスも自社に合ったものを選ばなくてはなりません。

    決済代行サービスの選び方や、おすすめサービスが知りたい方にはこちらの記事がおすすめです。サービスごとの料金や対応可能な決済手段も紹介しています。

    オンライン決済サービスおすすめ比較24選|導入費用・手数料・タイプ別の選び方・メリット

  • コンビニ決済とは?利用率2位の理由や導入メリット、手数料を解説

    コンビニ決済とは?利用率2位の理由や導入メリット、手数料を解説

    コンビニ決済とは、払込票やオンライン発行の支払い番号などを使い、コンビニから商品やサービスの料金を支払う方法です。コンビニ決済の仕組みや人気の理由、導入メリット・デメリットについてまとめて解説します。

    コンビニ決済とは?

    コンビニ決済とは、払込票やオンライン発行する支払い番号などを使い、全国のコンビニエンスストアで商品やサービスの料金を支払う方法です。

    いたるところにあるコンビニを使えること、24時間365日支払いを受け付けられることなど、ユーザーにとって利便性が高い支払い方法で、そのため事業者にとってはターゲット層拡大や売上アップなどのメリットがあります。

    コンビニ決済の仕組み

    先述の通り、コンビニ決済の支払い方法には「払込票」と「オンライン発番」の2つがあります。

    払込票は、顧客に商品やサービスの料金支払いのための払込票を送り、それを使ってコンビニ(ドラッグストアやスーパーなど、コンビニ以外で使えるものもあります)で支払いができます。

    電気やガスなど公共料金の支払いに使う、バーコードが入った用紙が払込票です。払込票はミシン目で区切られた3~4枚つづりになっており、支払い後に顧客は控えを受け取り、残りはコンビニから決済機関へと送付されます。

    オンライン発番では、顧客は商品の注文やサービスの申し込み後に発行される番号を控えてコンビニに行きます。コンビニ店頭の券売機やATMなどに番号を入力すると、バーコードつきのレシートが発行され、それをレジに持っていき支払いをします。

    払込票の送付が不要なため紛失や送り間違いも起こらず、入金状況もほぼリアルタイムで確認できるため便利です。

    コンビニ決済の利用率はクレジットカードに次いで2位

    出典:総務省|令和3年版 情報通信白書|インターネットの利用状況

    グラフはインターネットで購入する際の決済方法について、総務省が調べたものです。コンビニ決済はクレジットカード払いに次いで、2番目に使われています。

    詳しくは後述しますが、「コンビニ決済はクレジットカードを持っていなくても使える」「買い物や通勤のついでに支払いを済ませられる」など、消費者にとって利便性の高い決済方法です。代金引換と比べると、手数料も割安です。

    出典:総務省|平成26年版 情報通信白書|インターネットで購入する際の決済方法・購入最高金額

    このグラフは2014年のインターネットで購入する際の決済方法を調べたものです。代金引換が2位であり、この後コンビニ決済が逆転したことがわかります。

    コンビニ決済は人気が高まっている決済手段です。このような決済手段を支払い方法に取り入れることで、ターゲット層の拡大や機会損失の防止などが期待できます。

    コンビニ決済の支払いタイミング

    コンビニ決済の支払いタイミングには前払いと後払いの2種類があります。

    前払いタイプ

    前払いタイプは商品やサービスの料金支払いの確認が取れてから、商品の発送やサービスの提供開始をするタイプです。仕組み上未回収が発生することがなく、安心して利用できます。

    その反面、「今支払いに行くのが面倒」といった理由で購入や申し込みを見送られてしまうこともあるでしょう。

    後払いタイプ

    後払いタイプは商品やサービスの提供後、顧客に料金を支払ってもらう方法です。支払いは翌月初旬や月末などの決まったタイミングでまとめて行います。電気やガスなどの公共料金もこのタイプで、従量制の料金プランにも適した方法です。

    商品の到着後に料金を支払えることから、顧客にとって安心感があります。手元に現金がなくても注文でき、支払いを後回しにできることから、客単価アップも期待できるでしょう。

    商品の代金を決済代行会社に立て替えてもらえるサービスも多く、未回収リスクも低いです。

    支払い方法にコンビニ決済を導入するメリット

    支払い方法にコンビニ決済を導入することでユーザーにとっての利便性が高まり、それは「ターゲット層の拡大」「客単価アップ」などの事業者側のメリットにもつながります。コンビニ決済を導入する5つのメリットを紹介します。

    ターゲット層の拡大

    コンビニ決済を導入する1つ目のメリットは、「ターゲット層の拡大」です。

    コンビニ決済は誰でも利用できます。クレジットカードを持っていない人やカード払いに抵抗がある人でも利用しやすく、銀行や郵便局などで支払いをするよりも手軽です。

    コンビニ決済を導入することで、支払い方法がネックで購入や申し込みをためらっていた層を取り込めるでしょう。

    売上・客単価アップ

    コンビニ決済を導入する2つ目のメリットは、「売上・客単価アップ」です。

    コンビニ決済の導入でターゲット層の拡大が期待でできるのは先述のとおりです。ターゲット層の拡大は、そのまま売上アップにつながります。

    後払いタイプのコンビニ決済なら手元に現金がなくても利用でき、「来月なら買えるのに、今は手元にお金がなくて買えない」というユーザーからの注文が増えるでしょう。受注販売や期間限定販売などの商品には、特に適した支払い方法といえます。

    また、人間には未来の支出を小さく見積もる性質があり、これを行動経済学では「双曲割引」といいます。後払いタイプのコンビニ決済では双曲割引が働き、客単価が高くなることもあるでしょう。

    ほぼリアルタイムの入金確認

    コンビニ決済を導入する3つ目のメリットは、「ほぼリアルタイムの入金確認」です。

    コンビニ決済では支払い完了後、メールやシステムの通知画面などにより、決済完了が事業者に知らされます。この入金通知は数分から1時間ほどで届くため、ほぼリアルタイムで入金確認が取れるでしょう。

    銀行振込などに比べて入金を早く確認できる、通帳確認の必要がないなどのメリットがあります。入金確認がスピーディになれば商品発送も早くなり、顧客からの評価も高くなるでしょう。

    未回収リスクの軽減

    コンビニ決済を導入する4つ目のメリットは、「未回収リスクの軽減」です。

    前払いタイプのコンビニ決済では支払い確認後に商品発送やサービス提供を行うため、未回収が起こりません。後払いタイプでも決済代行会社が料金を立て替えてくれるサービスがあり、このようなものを活用すれば未回収リスクをゼロにできます。

    クレジットカードと異なり、不正利用や誤操作などによるチャージバック(ユーザーがクレジット決済に同意しない場合、その売上を取り消すこと)もあまり起こりません。

    顧客にとっての利便性向上

    コンビニ決済を導入する5つ目のメリットは、「顧客にとっての利便性向上」です。

    コンビニ決済はクレジットカードはもちろん、銀行口座がなくても利用できます。いわゆるブラックリスト状態の人や、まだ銀行口座を開設していない未成年などでも利用できること、銀行振込よりも手軽なことから顧客にとっての利便性が高いです。

    顧客からの評価向上はもちろん、これまで紹介してきた「ターゲット層拡大」「客単価アップ」などのメリットにもつながります。

    ほかの支払い方法と比べたコンビニ決済のデメリット

    コンビニ決済はたしかに便利な支払い方法ですが、クレジット決済やキャリア決済などと比べると不便な部分もあります。各支払い方法のデメリットを把握し、自社のターゲット層に合った支払い方法を導入することが大切です。

    そのためにも、コンビニ決済の3つのデメリットを把握しておきましょう。

    払込票タイプは郵送の手間がかかる

    ほかの支払い方法と比べたコンビニ決済の1つ目のデメリットは、「払込票タイプは郵送の手間がかかる」ことです。

    払込票の郵送には時間と費用がかかります。ターゲット層が若年層や機械に強い人なら、これらの事務コストを下げられるオンライン発番タイプの方がいいでしょう。

    ただし、「Webで支払いをするのは不安」「コンビニでの機械操作がうまくできない」など、オンライン発番に抵抗をもつ人もいます。ターゲット層を見極め、払込票とオンライン発番のどちらにするかを考えることが大切です。

    紛失や期限切れへの対応が必要

    ほかの支払い方法と比べたコンビニ決済の2つ目のデメリットは、「紛失や期限切れへの対応が必要」なことです。

    払込票にもオンライン発番した支払い番号にも期限があります。期限切れの際は払込票の再送や支払い番号の再発行など、対応が必要になります。

    紛失や期限切れが起きないよう申し込み確認ページで注意を促したり、リマインドのメッセージを送ったりするといいでしょう。

    支払い忘れが起こりやすい

    ほかの支払い方法と比べたコンビニ決済の3つ目のデメリットは、「支払い忘れが起こりやすい」ことです。

    口座振替のような自動で料金が引き落とされる方法と異なり、コンビニ決済は顧客自らコンビニに行き支払いを済ませなければなりません。手軽に支払いができることは便利ですが、「コンビニなんていつでもいけるから後でいいや」という気持ちもうまれやすくなります。

    支払い忘れや未回収が不安なら、前払いタイプを導入するといいでしょう。先述の「確認ページへの注意書き」「リマインドメッセージ」などの工夫をするのもおすすめです。

    コンビニ決済で発生する手数料

    コンビニ決済の導入には初期費用や月額料金、手数料などがかかります。初期費用は5万円以内、月額料金は無料もしくは1万円ほどのサービスが多いです。

    手数料は1回の取引金額により異なり、高額な取引ほど手数料率が低くなるのが普通です。手数料は決済代行会社や契約内容により異なりますが、1取引あたり4%以内または100~500円ほどが目安になります。

    コンビニ決済は人気上昇中!機会損失を防ぐためにも早めの導入を

    コンビニ決済は人気上昇中の支払い方法です。ターゲット層の拡大や機会損失の防止にはもちろん、特に後払いタイプは客単価アップも期待できます。

    支払い方法の充実は売上アップに有効です。コンビニ決済をはじめ、クレジット決済や口座振替、キャリア決済など、ターゲット層に合った支払い方法を増やしていきましょう。

    決済方法の充実には「オンライン決済サービス」が便利です。こちらの記事ではオンライン決済サービスのメリットや選び方、業種別のおすすめサービスを紹介しています。

    オンライン決済サービスおすすめ比較24選|導入費用・手数料・タイプ別の選び方・メリット

  • サブスクサービスの支払方法はどう選ぶ?ターゲットに合った選び方とコストの抑え方

    サブスクサービスの支払方法はどう選ぶ?ターゲットに合った選び方とコストの抑え方

    サブスクとはサービスの利用料を定期的に支払う仕組みで、継続率向上や新規獲得がしやすくなるなどのメリットがあります。サブスクサービスの支払い方法にはどんなものがあり、どれを選ぶべきなのか、サブスクのメリット・デメリットと併せて解説します。

    サブスク(サブスクリプション)とは?

    サブスク(サブスクリプション)とは、サービスの利用料金を定期的に支払う仕組みです。支払額は利用しているプランなどにより定額で、支払いタイミングは毎月決まったタイミングであることが多いです。月額払いを年払いにすることでお得に利用できるサービスもあります。

    Subscription(サブスクリプション)は「定期購読」の意味で、ここから由来して定額制・定期払いのサービスをサブスクと呼ぶようになりました。

    月額性や継続課金との違い

    サブスクと似た支払い方法に月額制や継続課金があります。これらの言葉はほとんど同じ意味ですが、次のように異なる使い方をすることもあります。

    月額制とサブスクの違い

    月額制は読んで字のごとく、支払いが毎月発生する仕組みです。電気やガスなどの公共料金を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。

    サブスクとの違いは料金額の決まり方や支払いスパンなどにあります。サブスクはユーザーが選んだプランにより料金額が決まり、プランや価格の変更があるまでは決まった金額を支払い続けます。一方、月額制には従量制のサービスもあり、使用量などにより金額が変動することも多いです。

    支払いスパンに関しては、サブスクは毎月であることも多いものの、半年や1年スパンで支払いが生じることもあります。一方、月額制は名前の通り毎月支払いが生じます。

    継続課金とサブスクの違い

    継続課金もサブスクと同じく、定期的に料金を支払う仕組みです。ただ、両者には「目的の違い」があります。

    継続課金のサービスの目的は決まったサービスをユーザーに提供し続けることです。たとえば光回線は継続課金のサービスで、ネット回線という決まったサービスを、決まった品質で提供し続けます。

    一方、サブスクのサービスはLTV(ユーザーが契約してから解約するまでに得られる利益の総量)の向上が目的で、そのためにサービスの内容やプランなどを改善し続けます。

    サブスクで提供されるサービス例

    サブスクで提供されるサービスには次のようなものがあります。

    • ビデオオンデマンド
    • ネット記事の読み放題サービス
    • ビジネスチャットやオンラインストレージなどのクラウドサービス
    • オンラインサロン
    • フィットネスジム(月謝がサブスクにあたる) など

    サブスクというとWebで提供されるサービスが思い浮かぶかもしれませんが、フィットネスジムや教室などのリアル店舗で提供されるサービスもサブスクの一種といえます。

    サブスクサービスの支払い方法

    サブスクで提供されるサービスの支払い方法には次のようなものがあります。

    決済手段内容
    クレジットカード現金以外では最も普及している決済手段。
    最低でもクレジットカード決済は導入しておきたい。
    デビットカード利用した金額を、紐付けられた銀行口座から即座に引き落とすカード。
    口座振替ユーザー指定の銀行口座からサービスの利用料金を自動で引き落とす。
    キャリア決済携帯キャリアのID・パスワードと連携した決済手段。
    利用金額は翌月の携帯料金と合算請求される。
    サブスクサービスでの主な支払い方法

    クレジットカード

    クレジットカードは現金を除き、日本でもっとも使われている支払い方法です。カード情報を入力するだけでサブスクでの支払いを申し込めること、ポイントがつくカードも多いことなどから人気の支払い方法です。

    サブスクでサービスを提供するなら、少なくともクレジットカード払いは選べるようにしておきましょう。

    デビットカード

    デビットカードは普及率こそあまり高くありませんが、クレジットカードを持てない人でも使えること、クレジットカードとほぼ同じ使い勝手であることなどから導入しておきたい支払い方法です。

    口座振替

    口座振替はユーザーが指定した銀行口座から料金を自動で引き落とす支払い方法です。電気やガスなどの公共料金の支払いに古くから使われてきた支払い方法であること、銀行を通すことから信頼感・安心感があり、誰でも利用しやすいでしょう。

    クレジットカードを持っていない人や、Webでカード情報を入力することに抵抗がある人でも利用しやすく、クレジットカードと併せてぜひ導入しておきたい支払い方法です。

    キャリア決済

    キャリア決済は携帯キャリアのID・パスワードと紐付けられた支払い方法です。携帯料金と合算して、キャリア決済で支払った金額が請求されます。

    クレジットカードと同じく手元に現金がなくても支払いができること、Webから手軽に手続きができることから、ユーザーにとっての利便性が高いです。

    サブスクサービスの支払い方法の選び方

    サブスクサービスの支払い方法はさまざまですが、どんな支払い方法を取り入れるべきかは提供するサービスにより異なります。サブスクサービスの支払い方法の選び方について解説します。

    ターゲットの属性

    サブスクサービスの支払い方法を選ぶ際、まずは年齢や性別などのターゲットの属性について考えましょう。

    特にターゲットの年齢層は重要です。たとえば未成年者はクレジットカードを持っておらず、高齢者にはWebでカード情報を入力することに抵抗がある人も多いでしょう。このような場合、クレジットカードに加えて口座振替も選べるようにしておくべきです。

    携帯からの申し込みが多いサービスなら、キャリア決済も導入しておきたいです。

    サービスの無料期間の有無

    サービスの無料期間の有無も、支払い方法を選ぶ際にチェックしたい項目です。無料期間があるサービスの場合、支払い方法によっては処理が煩雑になるかもしれません。

    たとえばクレジットカードやキャリア決済なら「無料期間終了後、自動的に課金開始」のようなことができますが、口座振替では難しいです。

    このような管理コストを踏まえて支払い方法や、そもそも無料期間を設けるのかを決めましょう。

    支払い方法の導入・運用にかかるコスト

    それぞれの支払い方法の導入や運用にかかるコストもチェックしましょう。手数料のような金銭的なコストだけでなく、契約や手続きなどにかかる管理コストも重要です。

    たとえば口座振替ではユーザーが指定する銀行口座と契約しなければなりません。口座振替を開始するときの手続きも手間で、ユーザーに「口座振替依頼書」を書いてもらったり、それを自社で保管したりしなければなりません。

    ただ、これらの問題は後述する「決済代行サービス」を活用することで解決できます。

    回収にかかる労力と未回収リスク

    支払い方法によってはサービス利用料の回収に労力がかかったり、未回収リスクをゼロにできなかったりします。

    たとえばクレジットカードならカード会社が料金を立て替えて振り込んでくれるため、未回収はまず起こりません。そのため督促や支払期限の通知などの回収コストもほぼゼロです。

    一方、口座振替やデビットカードでは残高不足による未回収が起こり得ます。未回収が起きたら払込票を送ったり、督促をしたりしなければなりません。

    これらの問題も先ほどの管理コストと同じく、決済代行サービスの活用で解決できることがあります。

    サブスクの支払い方法を導入する2つの方法

    クレジットカードや口座振替など、サブスクの支払い方法を導入する方法には「決済機関との個別契約」と「決済代行サービスの活用」の2つがあります。

    決済機関と個別契約

    クレジット会社や銀行などの決済機関と直接契約する方法です。この方法で発生する金銭的コストは決済機関への手数料やシステム利用料などだけなので、費用を抑えられるでしょう。

    ただ、一つひとつのクレジット会社や銀行と個別に契約を結んだり、入金を管理したりするには手間がかかります。支払い方法を特定のクレジット会社や銀行だけに限る場合を除き、管理コストが大きくなります。

    全体で見たら、次に紹介する決済代行サービスの方がコストを抑えられるでしょう。

    決済代行サービスの活用

    決済代行サービスとは、自社とクレジット会社や銀行などの決済機関との間に入り、契約や手続きを代行してくれるサービスです。これを提供する会社を「決済代行会社」といいます。

    契約を決済代行会社とのものに一本化できること、すべての決済機関を一元管理できるシステムを提供してもらえることなど、管理コスト削減のメリットが大きい方法です。サービスによっては督促のような回収業務も代行してくれます。

    サブスクでサービスを提供するメリット

    決まった金額を決まったスパンで自動的に引き落とすサブスク決済は、ユーザーにとって支払いの手間が省けるメリットがあります。

    また、定期的な支払いが前提となるため一度の支払額を抑えやすく、サービス申し込みのハードルも下げやすいです。「とりあえず使ってみて、気に入らなかった解約しよう」という考え方ができるようになるためです。

    これらのユーザーにとってのメリットは、事業者にとっての「継続率アップ」「新規獲得がしやすくなる」などのメリットにつながります。

    払込票の送付や督促などの料金回収業務も少なくなり、人件費・従業員の負荷削減も期待できます。

    サブスクでサービスを提供するデメリット

    一度の支払額が少ないサブスクは、投資回収までに時間がかかるデメリットもあります。ユーザー数が少ない、継続率が低いなどの事態に陥ると、初期投資をなかなか回収できないでしょう。

    継続率を上げるためには、サービスの継続的な改善も必要です。自社の強みを見つけ、サービスの質や料金プランなどどんな要素で勝負するのか決めておかないと、競合サービスにユーザーを取られてしまうでしょう。

    ターゲット層に合った支払い方法を取り入れ、サブスクのメリットを最大化しよう

    サービスをサブスク制にすることには、新規獲得がしやすくなる、継続率の向上などさまざまなメリットがあります。

    ただ、これらの効果を最大化するには、ターゲット層に合った支払い方法を取り入れなければなりません。たとえばクレジットカードを持っていない未成年者向けのサービスで、クレジットカード払いしかできなかったらどうでしょうか。ユーザーは支払いを親などに頼むことになり、申し込み数が伸び悩むはずです。

    サブスク制のサービスでは支払い方法を充実させ、ユーザーにとっての利便性を高めることが大切です。管理コストを増やさず支払い方法を充実させるには、決済代行サービスを活用しましょう。

    こちらの記事ではおすすめの決済代行サービスを、ECサイトや実店舗などのビジネスモデル別に紹介しています。サービスの選び方も解説しているので、ぜひお読みください。

    サブスク決済代行サービス&システム比較35選|目的・業界別おすすめ導入方法・選び方・手数料

  • サブスク決済とは?メリットや導入方法、主な支払方法を解説

    サブスク決済とは?メリットや導入方法、主な支払方法を解説

    サブスク決済とは、サービスの利用料金を定期的に支払うことです。クレジットカードや口座振替などによる支払いの自動化で、継続率アップや事務コスト削減が見込めます。サブスク決済のメリット・デメリットや取り入れる方法を解説します。

    サブスク決済(サブスクリプション決済)とは?

    サブスク(サブスクリプション)決済とは、サービスの利用料金を定期的に支払うことです。Subscription(サブスクリプション)は「定期購読」の意味で、ここから由来して主に映像や音楽、テキストなどのコンテンツを定額で定期購読・見放題になるサービスを「サブスクサービス」と呼びます。

    このサブスクサービスの利用料金を毎月、あるいは定期的に支払ってもらうために必要になるのがサブスク決済です。

    都度払いとの違い

    都度払いとは商品を購入したりサービスを受けたりするたびに料金を支払う方法です。ECサイトでの商品購入や、マッサージ店の利用料などは都度払いで支払われます。

    詳しくは後述しますが、定期購読(購入)や見放題などの継続利用が前提のサービスは、サブスク決済で支払ってもらう方が継続率が上がります。ユーザーにとっても毎回料金を支払う手間がなく、サービスの提供側・利用側双方にとってメリットがあります。

    月額制や継続課金との違い

    サブスクと似た支払い方法に「月額制」や「継続課金」があります。これらはサブスクとほぼ同義ですが、厳密には次のような違いがあります。

    月額制とは

    月額制は商品やサービスの利用料を毎月支払う方法です。サブスクでの支払いも毎月であることが多いですが、半年おき・1年おきのように長期スパンで支払いタイミングが来ることもあります。

    また、サブスク制のサービスは基本的に定額制ですが、月額制は従量制(使った分だけ料金が増える)ことも多いです。電気やガスなどの公共料金をイメージするとわかりやすいでしょう。

    継続課金とは

    継続課金でもサブスクと同じく、定期的に料金支払いが生じますが、両者には目的の違いがあります。

    継続課金では顧客に決まった商品やサービスを提供することを目的とし、サブスクではLTV(顧客が契約から解約までの間に自社にもたらす利益の総量)を目的とします。そのためサブスクのサービスでは顧客のニーズや満足度を分析し、改善していくことが重要です。

    継続課金のサービス例には、固定回線や定額制の携帯キャリアプランなどが挙げられます。

    支払方法にサブスク決済を取り入れるメリット

    サブスク決済の主な手段はクレジットカードや口座振替などであり、毎回決まったタイミングで、料金が自動的に引き落とされます。そのため、顧客にとっては支払いのたびにコンビニや銀行に行ったり手続きをしたりする手間がなく、利便性が高いです。

    この「顧客にとっての利便性」は、サービスの提供側にもさまざまなメリットをもたらします。支払い方法にサブスク決済を取り入れる5つのメリットを、事業者の目線から紹介します。

    新規顧客を獲得しやすくなる

    事業者がサブスク決済を取り入れる1つ目のメリットは、「新規顧客を獲得しやすくなる」ことです。

    料金支払いが定期的に生じる前提のサブスク制のサービスでは、一度の支払額を抑えられます。買い切り制では数万円はするようなサービスも、サブスク制にすることで毎月数百~1,000円ほどの価格に抑えられるのです。

    これにより、顧客がサービスに申し込むハードルは下がるでしょう。「とりあえず使ってみて、気に入らなければ解約しなければいい」という考え方もできます。高額な買い切り制よりも、低額なサブスク制の方が新規顧客を獲得しやすいでしょう。

    継続率アップ・解約率ダウン

    事業者がサブスク決済を取り入れる2つ目のメリットは、「継続率アップ・解約率ダウン」です。

    都度払いでは顧客は毎回支払いのためにコンビニや銀行に行ったり、Webで手続きをしたりしなければなりません。これらの手間から顧客を解放するだけでも、継続率は上がるでしょう。

    商品やサービスを購入するか、使い続けるか否かの悩みがもっとも頭に浮かぶのは「お金を支払う」というタイミングです。サブスクで支払いを自動化することで、顧客の頭に解約の2文字が浮かぶ機会が減ることも、継続率アップ・解約率ダウンにつながります。

    売上が安定し、収益の見通しが立てやすくなる

    事業者がサブスク決済を取り入れる3つ目のメリットは、「売上が安定し、収益の見通しが立てやすくなる」ことです。

    サブスクでは毎月決まった金額をそれぞれのユーザーが支払ってくれます。強力なライバルの出現や不祥事などの不測の事態があれば別ですが、解約率もある程度は安定するものです。

    サービスの提供が長くなり「毎月の収益」「解約率」「新規契約」などのデータがそろえば、収益の見通しも立てやすくなります。

    アップセルやクロスセルが狙いやすくなる

    事業者がサブスク決済を取り入れる4つ目のメリットは、「アップセルやクロスセルが狙いやすくなる」ことです。

    サブスク制のサービスでは、基本的に料金プランがいくつかに分かれています。まずは無料プランや安価なプランでサービスの使い勝手を試してもらい、上位プランに乗り換えてもらうことを前提にしているサービスも多いです。

    「サービスを実際に使ってみることができる」「自分のタイミングで上位プランに切りかえたりオプションを追加したりできる」といったユーザーにとってのメリットが、アップセルやクロスセルを狙いやすくなるという事業者側のメリットにつながります。

    事務工数や未回収リスクの軽減できる

    事業者がサブスク決済を取り入れる5つ目のメリットは、「事務工数や未回収リスクを軽減できる」ことです。

    サブスク決済では支払いが決まったタイミングで、自動的に行われます。ユーザーに払込票や決済用のメールを送り、その入金を確認する手間がありません。支払い忘れも起こりづらく、未回収のリスクやそれにともなう督促作業も少なくなるでしょう。

    特にクレジットカード払いではクレジット会社が料金を立て替えて支払ってくれるため、原則として未回収は起こりません。

    支払方法にサブスク決済を取り入れるデメリット

    支払い方法にサブスク決済を取り入れることには、「投資回収に時間がかかる」「サービスの継続的な改善が必要になる」などのデメリットもあります。これらのデメリットを理解したうえで、どのような支払い方法を取り入れるのかを考えましょう。

    投資を回収するまで時間がかかる

    サブスク決済を取り入れる1つ目のデメリットは、「投資を回収するまで時間がかかる」ことです。

    定期的に料金支払いが生じるサブスク決済では、一度の料金額を低くすることが前提になります。一度の支払額が低いことはサービスに申し込むハードルを下げますが、まとまった利益を得るにはそれなりのユーザー数が必要になります。

    特に、開発に莫大なコストがかかったサービスでは投資回収までの期間が長くなりやすいです。初期コストや運営コストが経営を圧迫し、将来性の高いサービスなのに終了させざるを得ない、という事態も起こりえます。

    料金の金額や支払いスパン、マーケティングにかける費用など、俯瞰した目線が必要です。

    サービスの継続的な改善が求められる

    サブスク決済を取り入れる2つ目のデメリットは、「サービスの継続的な改善が求められる」ことです。

    サブスク制のサービスは一度の支払額が低く、ある程度の期間利用してもらえなければサービス開発やマーケティングなどにかけた費用を回収できないでしょう。そのためにはユーザーに継続利用してもらうためのサービス改善が欠かせません。

    特に最近はサブスク制のサービスが一般的となり、競合も増えました。価格やサービスの質など、どんな要素で競合と勝負するのかを決め、継続的にサービスを改善していきましょう。

    サブスクビジネスでの主な支払方法

    サブスク決済での主な支払い方法は次の通りです。もっとも利用されているクレジットカードと、クレジットカードを持っていない人やWebでカード情報を入力することに抵抗がある人向けに口座振替を、最低でも導入しておきましょう。

    決済手段内容
    クレジットカード現金以外では最も普及している決済手段。
    最低でもクレジットカード決済は導入しておきたい。
    デビットカード利用した金額を、紐付けられた銀行口座から即座に引き落とすカード。
    口座振替ユーザー指定の銀行口座からサービスの利用料金を自動で引き落とす。
    キャリア決済携帯キャリアのID・パスワードと連携した決済手段。
    利用金額は翌月の携帯料金と合算請求される。
    サブスクビジネスでの主な支払い方法

    サブスク決済を取り入れる方法

    クレジット決済や口座振替などでのサブスク決済を取り入れる方法には、決済機関と直接契約する方法と、決済代行サービスを活用する方法があります。

    決済機関との直接契約

    クレジット会社や銀行などの決済機関と直接を結び、サブスク決済を取り入れる方法です。この方法でかかる費用は各決済機関に支払うものだけなので、金銭的なコストを抑えられるでしょう。

    ただ、契約の管理や手続きを決済機関ごとに行わなければならず、膨大な手間がかかります。「特定のカード会社だけ使えればいい」という場合を除き、基本的には決済代行サービスを利用することになるでしょう。

    決済代行サービスの活用

    決済代行サービスとは、クレジット会社や銀行などの決済機関と自社の間に入ってもらい、契約や手続きを仲介してもらうサービスのことです。このようなサービスを提供する会社を「決済代行会社」といいます。

    決済機関と決済代行会社の両方に手数料を支払うこととなり費用はかさみますが、契約や決済機関ごとに異なる入金サイクルを一本化したり、回収業務を代行してもらったりとメリットも多いです。

    手数料は多少増えるかもしれませんが、人件費や管理コストを削減できるため、全体で見れば経費削減になるでしょう。

    ターゲット層に合ったサブスク決済を取り入れ、継続率アップを図ろう

    サブスク決済を取り入れることはユーザーにとっての利便性向上につながり、継続率が向上するでしょう。一度の支払い金額を抑えられるため、サービスに申し込むハードルも下がり、新規獲得もしやすくなります。

    ただ、それにはターゲット層に合った支払い方法を選ばなくてはなりません。たとえば高齢者や未成年などのクレジットカードを持っていない・カード払いに抵抗がある層がメインターゲットなら、口座振替も選べるようにした方がいいでしょう。

    支払い方法を充実させるには決済代行サービスが便利です。こちらの記事ではおすすめの決済代行サービスを、ECサイトや実店舗などのビジネスモデル別に紹介しています。サービスの選び方も解説しているので、ぜひお読みください。

    サブスク決済代行サービス&システム比較35選|目的・業界別おすすめ導入方法・選び方・手数料

  • バーチャル口座(仮想口座)とは?お金の流れ、適したビジネスモデルを解説

    バーチャル口座(仮想口座)とは?お金の流れ、適したビジネスモデルを解説

    バーチャル口座(仮想口座)とは、実際の銀行口座とは別に開設される振込専用の口座です。バーチャル口座を活用することで消込作業を効率化でき、それにより対応品質向上や人件費削減などのメリットを享受できます。その仕組みや適したビジネスモデルを紹介します。

    バーチャル口座(仮想口座)とは?

    バーチャル口座とは実際の銀行口座とは別に、振込専用に発行される仮想の口座です。仮想口座とも呼ばれます。バーチャル口座は実際の銀行口座に紐付けられて開設され、バーチャル口座に振り込まれたお金は実際の口座にそのまま入金されます。

    なお、その口座がバーチャル口座であることは振り込む側から見てもわかりません。

    バーチャル口座の2つの使い方とその仕組み

    バーチャル口座は実際の銀行口座とは異なり複数開設できます。数百・数千などの単位で口座を作る、つまり口座番号を分けることも可能で、その振込がどの顧客・どの注文のものなのかも判別しやすくなるでしょう。

    注文ごとに口座を分ける方法と顧客ごとに口座を分ける方法、2つの運用方法について解説します。

    注文ごとに口座番号を振り分ける方法

    注文ごとに口座番号を振り分ける方法では、どの振込がどの注文のものなのかを即座に判別できます。これは顧客が不特定多数いるECサイト、同じ金額の振込が多いサービスなどに適した運用方法です。

    顧客ごとに口座番号を振り分けるタイプ

    顧客ごとに口座番号を振り分ける方法では、顧客ごとに異なる口座番号を振り分けながらも、一人ひとりの顧客は毎回同じ口座番号で振込を行えます。そのため、顧客にとっての利便性も高いです。

    この方法は月額制や継続課金のサービス、同じ取引先と何度も取引するBtoBの事業に適しています。

    バーチャル口座を開設するメリット

    バーチャル口座を開設することで事務作業にかかる負担を軽くしたり、サービスの品質を高めたりできます。バーチャル口座開設の5つのメリットを紹介します。

    1つの銀行で複数のバーチャル口座を開設できる

    バーチャル口座を開設する1つ目のメリットは、「1つの銀行で複数のバーチャル口座を発行できる」ことです。

    不正利用を防ぐため、通常はひとつの銀行で開設できる口座はひとつだけです。一方、バーチャル口座は振り込み専用ではあるものの、ひとつの銀行でいくつもの口座を開設できます。

    これにより、先述の「注文や顧客ごとに口座番号を振り分ける」ことができるようになります。このメリットが、後述するほかのメリットにもつながっていくのです。

    消込作業の負担とミス軽減

    バーチャル口座を開設する2つ目のメリットは、「消込作業の負担とミス軽減」ができることです。

    注文や顧客ごとに口座番号を振り分けることで、どの振込がどの注文・顧客によるものなのかを判別しやすくなります。これにより消込作業の負担や人的ミスが起こる可能性を低くできるでしょう。

    督促業務の効率化とミス防止

    バーチャル口座を開設する3つ目のメリットは、「督促業務の効率化とミス防止」です。

    注文や顧客ごとに口座番号を振り分けることで、どの注文・顧客が入金済みなのか、未入金なのかが容易にわかるようになります。これにより督促作業の効率は高まり、督促の行き違いや間違いも減らしやすくなるでしょう。

    商品発送のスピードアップ

    バーチャル口座を開設する4つ目のメリットは、「商品発送のスピードアップ」です。

    消込作業や督促業務を効率化することで、従業員のリソースが開放されます。どの注文・どの顧客の入金が済んでいるのかもすぐにわかるようになるでしょう。

    入金確認から商品発送までのスピードが早くなる、商品発送にあてられる人員を増やせるなどのメリットがあります。商品発送のスピードアップは顧客満足度の向上にもつながるでしょう。

    専用口座の開設が不要

    バーチャル口座を開設する5つ目のメリットは、「専用口座の開設が不要」なことです。

    事業や顧客ごとに口座を分ける場合、従来は専用口座を作るのが一般的でした。しかし、バーチャル口座を活用すれば専用口座を作らずに、見た目上複数の口座を保有できます。

    ただ、実際の口座は1つだけであり、そのため管理しなければならない口座も1つだけです。バーチャル口座を専用口座の開設に代えることで、口座管理の負担を軽くできるでしょう。

    バーチャル口座を開設するデメリット

    バーチャル口座はたしかに便利ですが、開設や運用に費用がかかるデメリットがあります。費用(デメリット)と先述したメリットを照らし合わせ、導入するか否かを考えましょう。

    導入・運用の費用がかかる

    バーチャル口座の導入・運用には月額数万円~の費用がかかります。月の振込件数が少ない場合、大きな費用対効果を得られないかもしれません。目安として、月の振込件数が100件を超えたらバーチャル口座開設を考えるといいでしょう。

    振込手数料とは別に決済手数料が生じる

    バーチャル口座では通常の振込手数料とは別に、事業者側(振り込まれる側)負担の決済手数料が生じます。

    通常、振込手数料は振り込む側、つまりユーザーが負担するものです。通常の口座では注文金額のすべてが売上になっていたはずが、バーチャル口座では決済手数料分、売上金額が減ってしまいます。

    月額料金と決済手数料の負担とバーチャル口座開設による人的・管理コスト軽減のどちらが大きいか天秤にかけ、導入を決めましょう。

    振り込まれる側振り込む側
    振込手数料かからないかかる
    決済手数料かかるかからない
    バーチャル口座の手数料早見表

    手数料については各社異なるため、導入前に問い合わせで確認してください。

    バーチャル口座が適しているビジネスモデル

    バーチャル口座の運用には月額料金がかかり、振込のたびに事業者負担の決済手数料もかかります。月の振込件数が多いビジネスでないと、十分な費用対効果は得られないでしょう。

    どんなビジネスにバーチャル口座が適しているのか、適した例と不向きな例を紹介します。

    ネットショップ

    バーチャル口座が適している1つ目のビジネスモデルは「ネットショップ」です。

    ネットショップではクレジット決済やコンビニ決済、キャリア決済などが主な支払い方法でしょう。ただ、このような決済方法に抵抗を持つ人、いわゆるブラックリスト状態で利用できない人もいます。

    口座振込ならこのような人も利用しやすいですが、注文数の多いネットショップではどの振込がどの注文のものなのか、通常の口座では消込作業に時間がかかるでしょう。

    バーチャル口座を活用することで消込作業の負担を抑えながら、支払い方法に口座振込を取り入れられます。高齢者や未成年の利用が多いショップ、ターゲット層を拡大したいショップは、バーチャル口座による口座振込の導入を考えてみましょう。

    電話注文がメインの通販

    バーチャル口座が適している2つ目のビジネスモデルは「電話注文がメインの通販」です。

    ネットショップと異なり、電話注文では口座振込や代金引換が主な支払い方法になるでしょう。口頭でクレジットカード情報を教えてもらうわけにはいかないからです。

    先述の通り、口座振込での注文数が増えると消込作業の負担が大きくなり、入金から商品発送までにかかる時間が長くなってしまいます。早めにバーチャル口座を開設しておくことで、サービスの品質を落とさずに事業を拡大していけるでしょう。

    支払い金額が同額になることが多いビジネス

    バーチャル口座が適している3つ目のビジネスモデルは「支払い金額が同額になることが多いビジネス」です。

    口座振込では、入金と請求の明細を1つずつ照らし合わせながら、確認と消込作業を進めていきます。顧客の支払い金額が同額になることが多いと、より慎重な確認が必要となり、消込作業にかかる時間が延びてしまうでしょう。

    薄利多売のビジネスにはやや不向き

    バーチャル口座が適していないビジネスとして、「薄利多売のビジネス」が挙げられます。

    先述の通り、バーチャル口座の開設・運用には数万円の月額料金や事業者負担の決済手数料がかかります。薄利多売のビジネスではただでさえ低い利益がさらに低くなるため、バーチャル口座は向いていないかもしれません。

    ターゲット層や事業規模にもよりますが、通常の口座振込やクレジット決済で対応した方がいいこともあるでしょう。

    バーチャル口座を活用し、消込作業の効率化と対応品質の向上を目指そう

    バーチャル口座を活用する最大のメリットは、やはり消込作業の効率化でしょう。消込作業の効率化により入金確認が取りやすくなり、商品発送のスピードアップ・督促の行き違いや間違いの防止など、対応品質の向上が期待できます。

    問い合わせ対応やアフターフォローなどと比べて目立つ部分ではありませんが、対応品質や顧客満足度を高めるにはこのような工夫も大切です。事業規模やターゲット層の拡大に合わせて、バーチャル口座の活用を考えてみましょう。