美容室&サロンPOSレジアプリ比較10選!無料で1人もおすすめ・規模別選び方・IT導入補助金メリット

美容室&サロンPOSレジアプリとは

美容室&サロンPOSレジアプリとは、売上・販売に関するデータを収集・管理するPOSレジに美容室向けの機能がついたツールのことです。

また、IT導入補助金が拡大されたことで導入しやすくなりPOSレジに注目が集まっています。

今回は美容院・サロン経営者に向けて、POSレジの種類や主要機能、美容室向けの機能、導入メリット・選び方などを紹介します。

【無料あり】美容室・サロンにおすすめPOSレジ初期/月額比較10選

美容室・サロンにおすすめなPOSレジを紹介します。初期費用、月額費用だけでなく、対応端末やサポート内容で比較してみましょう。必要な機能や選び方を先に知りたい方は、「美容室・サロンPOSの5つの機能」、「美容室・サロンPOSの3つの選び方」を参考にしてください。

サービス名イメージ初期費用月額費用おすすめの業界対応端末・OSサポート決済システム
連携
会計ソフト
連携
自動釣銭機
連携
セルフレジ
対応
squareレジスター(POS) 端末費用のみ0円 ※無料飲食店・カフェ
アパレル
美容室・サロン
iPad/iPhone(iOS)
Android
タブレット
電話
メール
Square
・クレジットカード
・交通系電子マネー
・QRコード
Squareアプリ
他社アプリ連動可
〇〇
かんたん注文 問い合わせ0円~
※キャンペーン価格
飲食店・カフェiPad(iOS)
Android
タブレット
電話
LINE
STORES決済
・クレジットカード
・交通系電子マネー
IntaPay
・QRコード国内主要12ブランド
・海外3ブランド
MFクラウド会計
弥生会計
freee会計
問い合わせ問い合わせ
CASHIER 0円~
端末費用のみ
※端末レンタルあり
スタンダード:0円
プロフェッショナル:4,000円
※税抜
飲食店・カフェ
アパレル
美容室・サロン
Android
タブレット
電話Square
Spayd
StarPay
問合せ〇〇
STORES レジ0円~フリー:0円
ベーシック:4,950円
飲食店・カフェ
アパレル
美容室・サロン
iPad(iOS)メール
電話
STORES決済
・クレジットカード
・交通系電子マネー
カスタム追加可能
MFクラウド会計
弥生会計
freee会計
〇〇
Air レジ 0円 ※無料
※iPad 37,790円
(別売)
0円飲食店・カフェ
アパレル
美容室・サロン
iPad/iPhone
(iOS)
メール
チャット
Square
Airペイ
MFクラウド会計
弥生会計
freee会計
〇×
スマレジ 0円 ※無料スタンダード:0円
プレミアム:4,400円
プレミアムプラス:7,700円
フードビジネス:11,000円
リテールビジネス:13,200
飲食店・カフェ
アパレル
美容室・サロン
iPad(iOS)電話(有料)
メール
Square、STORES 決済
楽天ペイ
スマレジペイメント
ペイメント・マイスター
おてがるPay、StarPay
MFクラウド会計
弥生会計
freee会計
〇〇
NEC モバイルPOS 問い合わせ問い合わせ飲食店・カフェiPad(iOS)電話
24時間365日
メール
stera terminal
AirPAY
Anywhere
StarPay
問い合わせ〇〇
ユビレジ 0円 ※無料
※周辺機器別売り
フリー:0円
プレミアム:6,900円
飲食店向け:8,400円
小売向け:11,400円
飲食店・カフェ
アパレル
美容室・サロン
iPad(iOS)電話(有料)
メール
Square、STORES 決済
楽天ペイ
食べログPay
StarPay など
MFクラウド会計
弥生会計
freee会計
〇〇
USENレジ 0円 ※無料9,980円~/1台飲食店・カフェ
アパレル
美容室・サロン
iPad(iOS)電話USEN PAY
USEN PAY QR
MFクラウド会計
弥生会計
freee会計
〇〇
POSレジ導入費用比較表

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パワーナレッジ POS

パワーナレッジ POS
  • おしゃれでコンパクトなデザインPOSレジ
  • サロン経営に特化した機能が豊富
  • 消費電力をカットした省電力設計

パワーナレッジPOSは従来のPOSレジの印象を大きく変えたデザインです。おしゃれでコンパクトなパワーナレッジPOSは、サロン経営に特化した機能が充実していて円滑な店舗経営が実現します。消費電力も少ない設計なので、光熱費の削減にもつながります。

初期費用月額費用無料トライアル
要問合わせ要問合わせ要問合わせ

詳細はこちら:https://www.power-k.jp/

Reservia POS 「リザポス」

Reservia POS 「リザポス」
  • 大手ポータルサイトと連携し予約一元管理が可能
  • iPadで直感的な簡単操作
  • グラフィカルなデザインで見やすいレポートと分析結果

リザポスは大手のポータルサイトとも連携可能で、予約の一元管理を始めとした多彩な機能拡張を図ることができます。iPadで簡単な操作も可能で、システムアレルギーを持っている従業員でも安心して使えます。管理画面もグラフィカルで分かりやすいので、レポートや分析結果を店舗経営に役立てることが可能です。

初期費用月額費用無料トライアル
要問合わせ0円〜要問合わせ

詳細はこちら:https://www.re-rise.biz/smart-recept/

POS+beauty(ポスタスビューティー)

POS+beauty(ポスタスビューティー)
  • タブレット1つで予約管理やスタイリストの目標設定が可能
  • 電子カルテを始めとした顧客管理
  • 通常の会計処理だけでなく予算実績の管理も可能

「POS+beauty」は、タブレットへアプリをインストールするだけで予約管理やスタイリストの目標設定が可能になるサロン向けPOSシステムです。

電子カルテを使った顧客管理も可能で、顧客満足度を意識した店舗経営を意識し続けることが可能です。会計処理に関しても、通常の決済から予算実績の管理まで幅広く対応しています。

初期費用月額費用無料トライアル
350,000円〜要問合わせ要問合わせ

詳細はこちら:https://www.postas.co.jp/function/postas-beauty/

Store Touch

Store Touch
  • 顧客管理やカルテ管理ができるiPadPOSレジ
  • 写真付きの情報で顧客管理
  • 導入コストが低い

「Store Touch」は、サロン向けのPOSシステムで顧客管理やカルテ管理に特化しています。特に顧客管理に関しては写真付きの電子カルテを作成し、従業員が顔を覚えることでリピーターを増やすことが可能です。導入コストも低いので、小規模サロンでも積極的に導入することができます。

初期費用月額費用無料トライアル
無料7,000円あり

詳細はこちら:https://www.storetouch.com/

POSレジとレジスターとの違い・機能・費用相場

美容室&サロンPOSレジを選ぶうえで必要な前提知識を紹介します。

POSレジとレジスターは別物

POSレジとキャッシュレジスターの違い

POSレジとレジスター(キャッシュレジスター)は似ていますが、両者は別物です。

  • レジスター:サービスや商品を販売した際の金額を計算する端末
  • POSレジ:販売情報をリアルタイムに把握、管理する機能を有したレジ

つまりPOSレジは料金の計算を行う端末としての役割だけでなく、販売データを蓄積しいつ、どこで、だれが売ったものかを管理するデータベースとしての機能がついているものです。

美容室/サロン向けPOSレジの主要機能

美容室/サロン向けPOSレジの主要機能

POSレジにはオーダーと会計以外に、主に8つの機能があります。

商品管理原価・価格の登録/価格変更/商品情報の登録/限定メニューの登録
在庫管理在庫数のリアルタイム確認/仕入れ情報の確認
売上管理・分析売上/注文情報のリアルタイム確認/店舗別データの確認
帳票作成/曜日/時間帯ごとの売上分析
顧客情報の管理来店履歴・注文内容の管理/顧客情報の簡単検索
スタッフの勤怠管理出退勤の記録/残業時間の計算/賃金集計
座席管理空席の確認/注文内容とテーブルの紐づけ
クレジット・キャッシュレス決済クレジットカード・QRコード決済・電子マネー決済との連携
各種システムとの連携ポイントカード連携/LINE・会計ソフトなど既存システム連携
POSレジの主な機能

POSレジはこれら機能を一元管理できるため、店舗運営にかかわる業務を端末一つで行えます。

なお、POSシステムの仕組みや各種機能の詳細はこちらの記事で紹介しています。

POSレジの種類・特徴・導入費用相場

POSレジには、ターミナル型・パソコン型・タブレット型の3種類があります。それぞれの特徴を見てみましょう。

<ターミナル型>

スーパーやコンビニなど、大型店舗や複数店舗などで多く導入されているPOSレジです。据え置きタイプで、見た目はレジスターに似ています。

画面が大きく操作性に優れますが、本体の購入費用は3種類の中で最も高額です。

<パソコン型>

パソコンにPOSシステムをインストールするタイプです。手持ちのパソコンを使用することで初期費用を抑えられるところや、メールやExcelといったパソコンに搭載されたシステムも利用できるところが魅力です。

ただし、レシートプリンターやキャッシュドロア、自動釣銭機などの周辺機器は別で購入する必要があります。

<タブレット型>

POSシステムのアプリをタブレットにインストールして使用します。3種類の中で最も端末価格が安価なこと、持ち運びができるため店外でも利用できるところがメリットです。

なお、パソコン型と同じく周辺機器を購入する際は費用が発生します。

それぞれの初期費用・月額費用・保守費用・主要システムは次の通りです。

種類規模初期費用月額費用保守費用主要システム名
ターミナル型大型店舗50~100万1万円~1,000円~タッチターミナル RZ-A21DWILLPOS-Unity/TWINPOS
パソコン型中小規模店舗0~50万円5千~3万円0~2万円PCPOS/WeBee/FOODレジPC-POS MATE/PiPiRE
タブレット型個人事業主/小規模店舗0~20万円0~2万円0円 無料スマレジ/Air レジユビレジ/Square POS/POS+

美容室/サロン向けPOSレジ – 初期/月額価格比表表

美容室・サロンにおすすめの無料POSレジ6つと、初期・月額費用、サポート、決済システム連携の比較表は次の通りです。

サービス名初期費用月額費用サポート決済システム連携
Bionly無料29,000円電話メールオンラインSquare/楽天ペイ/STORES 決済
パワーナレッジ要問合わせ要問合わせ電話メール要問合わせ
Reservia POS要問合わせ0円〜電話要問合わせ
POS+beauty350,000円〜12,000円~電話stera terminal/楽天ペイ/PAYGATE AIR
BeSALO要問合わせ12,500円~22,000円電話要問合わせ
SOSIA POS SALON30,000円~8,000円~電話リモートなし

美容室/サロン向けPOSレジの5つの機能

先述したように、POSレジには数々の機能が搭載されています。その中で、美容室・サロンに適しているのは予約管理・顧客管理・電子カルテ・LINE連携・キャッシュレス決済の5つです。

1. 予約管理機能

予約管理機能とは、予約の受付・キャンセルや予約情報の管理などを一元管理する機能です。

美容室は自店舗のホームページに加え、外部の予約サイトや電話などからも予約が入ります。手作業で受付業務をしていると、ダブルブッキングや指名者の間違えなど、ヒューマンエラーが起こることもあるでしょう。

その点、POSレジなら予約管理機能がすべて自動で対応するため、ミスを防ぎつつ業務効率の向上が可能です。また、顧客はネット上で24時間予約が可能となるので、顧客満足度や売上アップにも期待ができます。

2. 顧客管理機能

顧客管理機能とは、顧客の個人情報や来店履歴などを管理・蓄積する機能です。顧客の施術履歴や好みなどの管理もできるため、リピーター獲得に役立つでしょう。

3. 電子カルテ連携

電子カルテ機能は、顧客の施術情報を電子化できる機能です。カラーやパーマ、施術に関するメモ書きができ、施術写真を保存することもできます。

その他、顧客との会話で忘れたくないこと、今後の施術に活かせそうな内容をメモ書きすることで、顧客満足度の向上につながります。

4. LINE連携

POSレジとLINEを連携すると、LINEからの予約受付やメッセージ・チャット連絡が可能になります。

前回の来店から一定期間が過ぎると、次回の予約に誘う「カミングメール」が顧客のLINEアカウントに自動送信され、定期的な来店を促します。

LINE連携×予約システムの詳細はこちらの記事で紹介しています。

5. キャッシュレス決済

POSレジは各種キャッシュレス決済端末と連携可能です。クレジットカードや電子マネーなどに対応することで、顧客の利便性が向上します。

店舗側は会計時の手間が省ける、現金の受け渡しに関するミスを防げるなど、双方にメリットがあります。

【選び方】美容室向けPOSレジの比較ポイント

美容室・サロンで利用するPOSレジは、連携できるサービス数・導入費用・美容室向け機能の有無といった3点に着目して選ぶと、自店舗に適したものが見つかりやすくなります。ここでは美容院・サロン向けPOSレジの比較ポイントを紹介します。

1. 多くのサービスと連携できるか

美容室・サロン運営をスムーズにする鍵は、POSレジのカスタマイズです。主に以下の機能・サービスと連携できると業務の効率化や利便性、顧客満足度が向上するでしょう。

<連携したい機能・サービスの一例>

  • キャッシュレス決済
  • LINE
  • 会計ソフト など

2. 導入費用が抑えられるか

POSレジを導入する際にまず確認したいのが、初期費用と月額費用です。その他、オプションサービスや保守にかかわる費用が発生することもあります。

1人美容室や小規模店舗・個人事業主など、導入費用を抑えたい場合はタブレット型POSがおすすめです。

3. 美容室向けの機能があるか

美容院・サロン向けのPOSレジを選ぶ際は、ここまで紹介してきた顧客管理機能や電子カルテ機能、予約管理システムといった、店舗運営に必要不可欠な機能が搭載されているかを必ず確認しましょう。

美容室/サロン向けPOSレジ導入のメリット

POSレジの導入にはさまざまなメリットがあります。ここでは5つのメリットを紹介します。

業務を効率化できる

美容室の業務は、お客様への施術以外にも、予約管理や顧客情報管理、在庫管理、会計処理など多岐にわたります。管理業務や庶務に追われてしまい、本来注力すべきスタッフの技術向上やサービス改善のための時間が十分に取れない、という課題を抱えている美容室も多いのではないでしょうか。

美容室向けPOSレジを導入すれば、スタッフが手作業で行っていた多くの業務を効率化できます。例えば、レジ会計時に手入力していた施術メニューや商品をPOSレジに登録しておけば、ボタン一つで呼び出せるため、会計処理がスムーズになります。

このようにPOSレジの導入によって、スタッフの作業量が軽減し、本来の業務である施術により多くの時間を割けるようになります。結果として、サロンワーク全体の効率化やサービス品質の向上につながり、人件費の削減効果も期待できるでしょう。

お客様の満足度が高まる

ネット予約機能を備えたPOSレジを導入すれば、お客様は場所や時間を問わず、いつでも気軽に予約を入れることができます。従来の電話予約では、お店が忙しくて丁寧な応答ができなかったり、営業時間外には予約を受け付けられなかったりといった問題がありました。

中には、そもそも「電話嫌い」という人もいます。株式会社ソフツーによれば、20代~30代の7割以上が電話に対して苦手意識を抱えていることが明らかになっています。

※出典:PR TIMES|若者世代は7割以上が「電話恐怖症」に!?ソフツー「電話業務に関する実態調査」を発表

ネット予約があれば、お客様は電話をかける必要がありません。都合の良いタイミングで予約でき、スタッフも営業時間外に予約対応に追われることがなくなります。

データの分析やミスの防止に役立つ

POSレジは、売上データや顧客情報を自動で記録・蓄積するため、手書きの帳簿やエクセル管理に比べて正確性が高く、手間もかかりません。蓄積されたデータは、売上分析や顧客動向の把握に活用でき、経営戦略の改善に役立ちます。

例えば、どの時間帯が混み合っているのか、どのメニューが人気なのか、どのスタイリストの指名が多いのかなどを分析することで、適切な人員配置やメニューの構成、キャンペーンの企画などを検討できるでしょう。

これまで会計処理やデータ分析に時間がかかっていた場合、その時間を他の業務に充てることができるようになります。お客様とコミュニケーションを取る時間やスタッフ育成の時間にあてたり、休暇を増やしたりすることも可能です。

作業時間を削減できる

美容室・サロン向けのPOSレジには、スタッフの勤怠管理ができる機能が搭載されている場合もあります。厚生労働省が提唱する「働き方改革」により、時間外労働の上限規制が厳格化され、企業は従業員の労働時間を適切に管理することが求められています。

POSレジの勤怠管理機能を活用すれば、出退勤時刻や休憩時間などを自動で記録し、労働時間を正確に把握することが可能です。長時間労働を未然に防ぎ、従業員の健康とワークライフバランスの確保に貢献できるでしょう。

労働環境が良ければ、人材の流出防止にもつながります。株式会社リクルートの調査によると、新卒美容師の36.7%が3年未満で退職しています。

※出典:株式会社リクルート|美容サロン就業実態調査(2024年)

POSレジは単なる会計処理ツールではなく、サロンワーク全体の効率化と「働き方改革」の推進にも役立つ多機能なシステムと言えるでしょう。

売上アップにつながる

POSレジを活用することで、美容室全体だけでなく、スタッフ別の総売上、施術別売上、店販売上、来客数、客単価などさまざまなデータを自動的に集計できます。さらに、データを前期の売上と比較することも可能です。

データ分析は、目標設定と戦略立案に役立ちます。例えば、「来月の売上目標を達成するためには、リピーターを何人増やす必要があるか」や「このメニューを受けたお客様には、この店販商品を提案してみよう」といった具体的な計画を立てやすくなります。

さらに、キャッシュレス決済への対応やポイントシステムの導入など、顧客にとって便利な機能を提供することで、集客力アップも期待できます。

美容室/サロン向けPOSレジが注目される背景・市場・トレンド

美容室・サロンでPOSレジの導入が進む背景には、顧客の要望と補助金制度があります。ここではキャッシュレス決済とネット予約、POSレジ導入時に活用できる2つの補助金制度を紹介します。

キャッシュレス決済 – 3割以上が未導入で不便と回答

サロンのお客がキャッシュ決済が利用できずに不便に感じたことがあるかについてのデータ
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「美容サロンでのキャッシュレス決済に関する意識調査」

ホットペッパービューティーアカデミーが行った「美容サロンでのキャッシュレス決済に関する意識調査」において、美容室・ヘアサロンでキャッシュレス決済ができず不便に感じたことが「よくある」と回答したのは11.9%、「たまにある」は20.9%でした。この結果から、約3割の利用者がキャッシュレス決済の未導入に対して不便と感じていることが分かります。

サロンのお客がキャッシュレス決済が利用できれば物販の購入やメニューの追加をしたいと思うかのデータ
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「美容サロンでのキャッシュレス決済に関する意識調査」

また、同調査では「美容サロンでキャッシュレス決済が利用できるようになれば、もっと物販の購入やメニューの追加がしやすくなると思いますか?」という質問も行われました。

これに対し、美容室・ヘアサロン利用者の14.5%が「とてもそう思う」と、25.1%が「ややそう思う」と回答しています。両者の数値を足すと約4割です。

つまり、これだけ多くの人が美容室・ヘアサロンで物販の購入を見送っている可能性があるのです。

上記のように美容室・サロン利用者の多くがキャッシュレス決済を望んでいます。キャッシュレス決済を導入していないことで販促機会の損失につながる恐れがあるため、未導入の店舗ではPOSレジとキャッシュレス決済機能の連携を検討することをおすすめします。

ネット予約 – 5割以上がネット予約を選択、2019年比約10%増

ホットペッパービューティーアカデミーが行っている「美容サロンの利用に関する実態調査」では、女性の美容室の予約方法が調査されています。2019年の調査では電話予約が36.6%に対して、ネット予約が46.1%という数値でした。2024年にはネット予約がさらに9.6%増加し55.7%、電話予約は13%減少し23.6%となっております。

美容サロンの過去一年の予約方法
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「美容サロンの過去一年の予約方法」

美容室・サロンの利用者はネット予約を望んでいるため、予約管理システムと連携できるPOSレジを導入すれば、集客率がアップするでしょう。

小規模持続化補助金 – 最大50万円までの支給

「小規模持続化補助金」はPOSレジの導入時に使える制度で、通常枠の上限は50万円です。

<対象>

  • 商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く):常時使用する従業員の数5人以下
  • 宿泊業・娯楽業:常時使用する従業員の数20人以下
  • 製造業その他:常時使用する従業員の数20人以下

2024年5月に第16回は締め切られ次回は未定ですが、定期的に確認することをお勧めします。

上記の他に資本金や出資金、課税所得の年平均額、持続化給付金に関する要件もありますので、詳しくは公式ホームページをご確認ください。

IT導入補助金 – 制度の拡大、対象額は最大2年分まで引き上げ

POSレジの導入に活用できる補助金制度として「IT導入補助金2024」があります。「インボイス枠」が追加され、POSレジ関連のハード機器も補助金を利用できます。

対象額も最大1年分から2年分へと変更となったため、多くの経営者がPOSレジに興味関心を寄せています。

<対象になるもの>

  • POSレジ本体機器
  • カスタマーディスプレイ
  • キャッシュドロア
  • レシートプリンター
  • 自動釣銭機
  • バーコードリーダー
  • Wi-Fiルーター
  • 配送設置費
  • クラウド利用料

美容室/サロン向けPOSレジ導入の注意点

POSレジを導入するにあたっては、注意点があることも把握しておかなければなりません。どのような注意点があるのかがわかれば、事前に対策を考えることも可能です。

ここでは3つの注意点を紹介します。

スタッフへの教育を欠かさないようにする

美容室向けのPOSレジには、レジ機能以外にもさまざま機能が搭載されています。これらの機能を、スタッフ全員が使いこなせるようにすることが重要です。

例えば、顧客管理機能を活用すれば、お客様一人ひとりの来店履歴や施術内容、好みのスタイリストなどを記録し、スタッフ間で情報を共有することができます。どのスタッフが担当しても、お客様に一貫性のあるサービスを提供できるようになり、満足度向上に繋がるでしょう。

導入後に使わない機能がある場合、そのPOSレジはオーバースペックといえるでしょう。高機能なPOSレジは便利ですが、費用も高くなります。一部の機能しか使っていないのであれば、必要な機能だけが搭載された、より安価なサービスに乗り換えることを検討するのも大切です。

サービスによってサポート体制に違いがある

美容室・サロン向けPOSレジを選ぶ際には、サービスによってサポート体制に違いがあることに注意が必要です。電話やメール、チャットなど、問い合わせ方法や対応時間、対応内容が業者によって異なります。導入後のトラブルや操作に関する疑問が生じた際に、迅速かつ丁寧なサポートを受けられるかを確認しましょう。

利用料が安いサービスは問い合わせ対応時間が平日や日中に限られたり、混雑時にはつながりにくくなったりする傾向があるため注意が必要です。問題が発生した時に自力で対処する自信がない場合は、サポートが充実したサービスを選ぶほうがよいでしょう。

導入前に実際の使用感を確認しておく

美容室・サロン向けPOSレジを選ぶ際は、導入前に実際の使用感を体験することが重要です。カタログやウェブサイトの情報だけでは、操作性や機能の使い勝手、自店の業務フローとの適合性などを正確に判断することは困難です。

特に、データ分析機能の使いやすさは大きく異なります。導入前に使用感を体験し、経営者自身が「直感的に分析結果を理解できるか」「顧客属性で分析できるか」「再来店の施策を検討しやすいか」といった点を基準に判断することが重要です。

多くのPOSレジは、無料のお試し期間を設けています。購入する前に、お試し期間を利用してみましょう。

美容室/サロンが抱える現状と改善策|POSレジの導入事例

顧客への施術以外にもやることが多い、サロンワーク。美容院・サロンの現状はPOSレジの導入で改善できる可能性があります。

ここでは美容院・サロンの現状と改善、POSレジの導入事例を紹介します。

顧客から美容室への要望 – POSレジの活用で実現可能

次のデータは正モバイルが行った美容院に求めることに関するアンケート調査の結果です。

美容院に求めるものランキング
出典:正モバイル株式会社「美容院に求めるものランキング」

1位に「技術が上手」が、6位に「接客が良い」がランクインしています。これらは余裕があるからこそ提供できるものであり、各業務に追われていると難しいでしょう。

POSレジを導入し、予約受付や顧客管理などを効率化することで時間にも精神的にも余裕が生まれると、最高のパフォーマンスを発揮できるはずです。

また、10位にランクインした「クーポン割引サービス」に関しては、LINE連携やポイント機能のあるPOSレジを使うことで顧客の希望を叶えられます。

サロンワークの業務過多 – POSレジ導入で作業の効率化

美容室・サロンの現状として、業務過多が挙げられます。

<スタッフが担当する主な作業>

  • 予約受付・管理
  • 開店準備
  • 接客・施術
  • 会計・レジ締め
  • 在庫管理 など

POSレジは予約管理機能や顧客管理機能、電子カルテ機能などが搭載され、運営にかかわる情報を一元管理できます。端末一つで多くの業務がこなせるため、作業の効率化だけでなく、顧客満足度の向上にも期待ができるでしょう。

導入事例 – POSレジの導入で「電話の鳴らない美容室」を実現

POSレジを導入した美容室
出典:Bionly – furico natural hair life 導入事例

愛知県のヘアサロン『furico natural hair life』は、電話受付で施術を中断させないためにPOSレジを導入したそうです。導入前は電話が鳴る度に施術の手を止めていましたが、導入後はネット予約の顧客が増えたことで、望んでいた“電話の鳴らない美容室”を実現できたとのこと。

また、売上管理機能によって売上データをプリントアウトし、税理士に渡すだけで会計業務が済むようになるなど、POSレジを導入したことによって得られたメリットは、サロンワークの効率化に留まらないようです。

POSレジの導入で美容室のサロンワークを快適に

美容室・サロン利用者の多くは、キャッシュレス決済とネット予約を望んでいます。まだ対応していない店舗はこの機会にPOSレジを導入し、それら機能と連携することで新規顧客やリピーター獲得に期待が持てます。

また、予約を自動受付してくれるPOSレジは、美容室・サロンが抱える業務過多という悩みを解消に導くでしょう。サロンワークをより快適なものにするため、POSレジの導入を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。