投稿者: OREND運営事務局

  • 決済代行とは?仕組みやメリット・デメリット、選び方を解説

    決済代行とは?仕組みやメリット・デメリット、選び方を解説

    決済代行とは決済機関と事業者の間に入り、契約や管理を一本化するサービスです。クレジットカードや電子マネーなど複数の決済手段を導入したい企業におすすめです。本記事では決済代行の仕組みやメリット・デメリット、選び方をまとめて解説します。

    決済代行とは?

    決済代行とはクレジットカードや電子マネーなどの決済手段を提供する会社と、それを導入したい事業者を仲介することです。決済代行を提供する会社を「決済代行会社」といいます。

    詳しくは後述しますが、決済代行を活用することで手間をかけずにさまざまな決済手段を導入できます。決済手段が豊富なことは集客や客単価アップに有効であり、特にECサイトでは欠かせない要素でしょう。

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    決済代行で導入できる決済手段

    決済代行で導入できる決済手段には次のようなものがあります。

    決済手段内容
    クレジットカード現金以外では最も普及している決済手段。
    最低でもクレジットカード決済は導入しておきたい。
    デビットカード利用した金額を、紐付けられた銀行口座から即座に引き落とすカード。
    銀行決済商品の注文後に口座振込やATM払いをする決済手段。
    キャリア決済携帯キャリアのID・パスワードと連携した決済手段。
    利用金額は翌月の携帯料金と合算請求される。
    ID決済クレジットカードや電子マネーと連携した決済手段。
    ID決済に対応した電子マネーは多く、
    複数の決済手段を導入するのと近い効果がある。
    電子マネープリペイド(前払い式)と後払い式がある。
    スマホひとつで支払いができる、
    ポイントがつくものも多いなど利用者にとってのメリットも多い
    後払い決済商品の購入・受け取り後にコンビニや銀行などで代金を支払う。
    利用金額は合算して翌月に支払えるため、
    手元にお金がなくても利用できる。
    決済代行で導入できる決済手段

    これらはオンライン決済とも呼ばれます。それぞれの詳細はこちらの記事で解説しています。

    オンライン決済とは?種類やメリット・デメリットを顧客・事業者側に分けて解説

    個別契約との違い

    クレジットカードをはじめとする各種決済手段は、それを提供する会社と個別契約し導入することもできます。決済代行会社を通すと、代行会社への手数料やシステム利用料も発生するため、コストで考えると個別契約がいいと思う事業者もいるでしょう。

    しかし、個別契約では手続きや審査も決済機関ごとに進めなければなりません。同じクレジットカード決済でも、たとえば10のカード会社と契約するなら、手続き・審査も10回くり返さなければなりません。

    詳しくは後述しますが、決済代行を利用することで各決済手段の導入・管理にかかる手間が大きく削減できます。

    決済代行サービスの仕組み

    決済代行サービスは本来事業者(加盟店)がクレジットカード会社などと個別に進めなければならない手続きを、両社の間に入り代行する仕組みです。決済代行会社は契約や審査はもちろん、手数料の交渉や入金の管理なども代行してくれます。

    決済代行サービスを利用するメリット

    決済代行サービスを利用することで、各種決済手段の導入や管理にかかる手間を軽くできます。これにより従業員の負担は減り、人件費削減にもつながるでしょう。その理由を、決済代行サービスを利用する5つのメリットと併せて紹介します。

    契約がスムーズで決済方法を増やしやすい

    決済代行サービスを利用する1つ目のメリットは、「契約がスムーズで決済方法を増やしやすい」ことです。

    先述の通り、個別契約では手続きや審査を何度もくり返さなければなりません。中には膨大な書類の提出が必要なこと、英語で契約を締結しなければならないこともあるでしょう。

    決済代行サービスを利用することでこれらの手間をカットし、契約も一本化できます。

    手数料の比較や交渉を代行してもらえる

    決済代行サービスを利用する2つ目のメリットは、「手数料の比較や交渉を代行してもらえる」ことです。

    同じクレジットカード決済、キャリア決済でも、それを提供する企業ごとに手数料やサービス内容は異なります。これらについての情報をまとめ、比較・提案してもらうことで、自社に合った契約先を選べるでしょう。

    中には手数料の交渉を代行してくれるサービスもあります。手数料は決済のたびに発生するため、わずかでも低くできれば全体で大きなコスト削減になるでしょう。

    締め日が異なる入金を同じ日にまとめられる

    決済代行サービスを利用する3つ目のメリットは、「締め日が異なる入金を同じ日にまとめられる」ことです。

    たとえばクレジットカードは、カード会社ごとに締め日も入金日も異なります。「A社は月末締め翌月末払い、B社は15日締め翌月10日払い…」のように、締め日や入金日がバラバラでは管理が煩雑になります。

    決済代行サービスを利用すれば売上から手数料を引いた金額を、同じ日に一括で入金してもらえます。入金サイクルがわかりやすくなり、入金を都度確認する手間もなくなるでしょう。

    1つのシステムで一元管理ができる

    決済代行サービスを利用する4つ目のメリットは、「1つのシステムで一元管理ができる」ことです。

    個別契約の場合、売上や入金の管理には各決済機関のシステムを使わなければなりません。いくつものシステムの使い方を覚えるのは従業員にとって大きな負担です。せっかく使い方を覚えても、離職されたら新人に教えなおさなければなりません。

    一方、決済代行サービスではすべての決済機関の情報を一元管理できるシステムが提供されます。管理業務がシンプルになることで処理の遅れやミスも防ぎやすくなるでしょう。

    セキュリティやシステムの保守が楽になる

    決済代行サービスを利用する5つ目のメリットは、「セキュリティやシステムの保守が楽になる」ことです。

    特にECサイトの場合、オンライン決済を導入するにはシステムやセキュリティを構築しなければなりません。セキュリティが脆弱だと不正アクセスを防ぎきれず、情報漏えいが起こるリスクが高まります。

    システムやセキュリティは一度構築すれば終わりではなく、万全の状態を保つための保守も必要です。

    決済代行を活用すれば保守を代行会社に任せられます。決済を専門とするだけあってセキュリティ対策も万全です。

    決済代行サービスを利用するデメリット

    決済代行サービスを利用するデメリットは、利用料や手数料がかかることです。これらの費用は決済機関でもかかるため、二重で費用を支払うことになります。手数料のかからない現金払いと比べると、オンライン決済による利益は少なくなるでしょう。

    ただ、金融機関と個別契約をするには膨大な手間がかかります。決済代行サービスを利用することで削減できる人件費、本業に集中することで伸ばせる売上を考えると、費用を支払ってもプラスになることも多いでしょう。

    決済代行サービスの導入がおすすめなケースは?

    決済代行サービスは、複数のオンライン決済を導入したいケースにおすすめです。個別契約では導入・運用ともに膨大な手間がかかります。

    反対に、導入したい決済手段が限られているなら個別契約でもいいかもしれません。自社だけで十分に管理できるなら個別契約を、それが難しそうなら決済代行サービスをと考えましょう。

    決済代行サービスの選び方

    決済代行会社を選ぶ際は、次のポイントを比較しましょう。

    • 対応した決済手段
    • 導入や運用にかかるコスト
    • 管理機能やシステムの扱いやすさ
    • 他システムやECサイトとの連携
    • 入金サイクル
    • セキュリティ
    • サポート体制

    それぞれどんなことに注目すればいいのかは、こちらの記事で解説しています。

    決済代行会社の選び方は?自社に合ったサービスの見極め、集客や業務効率化に活かすコツ

    決済代行サービスを活用し、決済手段の充実と管理の効率化を

    決済手段を増やすことは集客や客単価アップに有効です。一方で、いくつもの決済機関と契約し、管理をするには手間がかかります。複数の決済手段を導入するなら決済代行サービスを利用し、契約と管理を一本化するのがおすすめです。

    決済代行サービスによって、対応した決済手段もかかるコストも異なります。自社に合った決済代行サービスを探している方には、こちらの記事がおすすめです。適したビジネスモデル別に決済代行サービスを紹介し、機能・費用を比較しています。

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  • メールリンク決済とは?メリット・デメリットや選び方、ほかの決済との違い

    メールリンク決済とは?メリット・デメリットや選び方、ほかの決済との違い

    メールリンク決済とは、メールやSMSで決済画面のURLやQRコードをお客さまに送り、決済が完了する決済システムです。本記事ではクレジットカードの接続方式としてのメールリンク決済とほかの接続方式との違いや導入のメリット、導入できる決済手段などを解説します。

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    メールリンク決済とは?

    現代のECサイトの代表的な決済方法はクレジットカード決済です。ECサイトにクレジットカード決済を導入するには、お客さまのクレジットカードと決済機関をつなぐ必要があり、つなぐための方式を「接続方式」といいます。

    メールリンク決済は、クレジットカード決済の接続方式のひとつです。

    引用:MMD研究所「2024年1月決済・金融サービスの利用動向調査」

    MMD研究所の「2024年1月決済・金融サービスの利用動向調査」によれば、約半数以上の人がクレジットカードを支払方法に選択しています。クレジットカード決済と接続したメールリンク決済はますます需要が高まると見込めます。

    メールリンク決済の仕組み

    メールリンク決済ではお客さまが商品を購入をした場合に、自社がお客さまのメールやSNSに決済手続き画面のURLを送付します。お客さまが決済手続き画面上で情報を入力すると決済が完了します。この決済手続き画面およびURLは決済代行会社が管理・提供するものです。

    メールリンク決済のメリット・デメリット

    メールリンク決済のメリット・デメリットを説明します。

    メールリンク決済のメリット

    メールリンク決済は高セキュリティな決済方法を手軽に導入したい場合におすすめです。その理由を、メールリンク決済の3つのメリットと併せて解説します。

    1.WebサイトやECサイトの用意・改修が不要

    メールリンク決済の1つ目のメリットは、「WebサイトやECサイトの用意・改修が不要」なことです。メールリンク決済では、クレジットカード情報の入力を決済代行会社が管理・提供する画面で行います。

    自社はお客さまに決済用のURLを提供するだけでよいため、決済機能を組み込むようなWebサイトの用意・改修が不要です。URLはメールやSMSで提供するため、「そもそもWebサイトを持っていない」という企業や個人事業主の方も活用できます。

    2.クレジットカード情報を自社で保持せずに済む

    メールリンク決済の2つ目のメリットは、「クレジットカード情報を自社で保持せずに済む」ことです。お客さまがカード情報を入力する画面は、決済代行会社などが管理・提供する画面です。

    そのため自社でクレジットカード情報を保持するタイミングがなく、自社起因での情報漏えいが起こるリスクを限りなく削減できます。

    3.さまざまな決済手段に対応できる

    メールリンク決済の3つ目のメリットは、「さまざまな決済手段に対応できる」ことです。メールリンク決済はクレジットカードの接続方式の一種ですが、次のような決済手段にも対応しています。

    【メールリンク型で対応できる決済手段】

    • 電子マネー決済
    • QRコード決済
    • コンビニ決済
    • 銀行振込 など

    クレジットカードを持っていない人、オンライン決済に抵抗がある人に合わせて多様な決済手段に対応することで、顧客層を広げられます。

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    メールリンク決済のデメリット

    メールを使うことで決済をより安全に、より手軽にしているのがメールリンク決済ですが、「メールを使うこと」によるデメリットもあります。

    たとえばお客さまはメールアドレスの入力を間違えてしまった場合、決済用のメールが届きません。メールアドレスが正しくても、迷惑メールに振り分けられることもあります。

    またメールリンク決済のURLには基本的にアクセス期限があり、期限を過ぎると無効になります。期限切れになると、新しい決済URLを発行・送付しなければなりません。

    メールリンク決済が適したケース

    手軽に導入でき、情報漏えいリスクも低いメールリンク決済は次のようなケースに適しています。

    • 小~中規模のECサイト
    • Webサイトに決済機能がない場合
    • SNSを活用したオンライン販売
    • 予約・見積もり後に金額が決まる場合
    • 実店舗や電話でオンライン販売をする場合
    • レッスン教室や会員制エステなど月謝の集金
    • ECサイトを持たない場合

    メールリンク決済は予約や見積もりの後に金額が決まるケースにも柔軟に対応できます。メールやSMSで決済URLを送るため、実店舗や電話、SNSなどを活用したオンライン販売でも導入できます。

    メールリンク決済サービスの選定ポイント

    メールリンク決済を導入するには、それを提供する決済代行会社との契約が必要です。どのようなサービスを選べばいいのか、4つのポイントを紹介します。

    1.対応した決済方法や課金方式

    メールリンク決済サービスを選ぶ1つ目のポイントは、「対応している決済方法や課金方式」です。

    顧客層を広げるなら、クレジットカードだけでなく銀行振込やコンビニ決済などにも対応したサービスが適しています。特に高齢者向けのサービスの場合、銀行振込に対応しているサービスがおすすめです。

    定期購入が前提の商品を販売する場合や、サブスクリプションのサービスを提供する場合は、継続課金(※)に対応したサービスが適しています。

    ※継続課金とは?

    月額制や年額制など、決まったスパンで支払いが発生する課金方式です。これに対し、一般的なECサイトで見られる商品の購入時に都度料金を支払う方式は、「都度課金」と呼ばれます。

    継続課金について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。

    継続課金システムとは?都度課金との違いや導入できる決済手段、適したビジネスモデルを紹介

    2.操作のしやすさ

    メールリンク決済サービスを選ぶ2つ目のポイントは、「操作のしやすさ」です。管理画面は自社の従業員にとって扱いやすいか、決済画面はお客さまにとって見やすく入力しやすいかをチェックしましょう。

    特に、お客さまにとっての扱いやすさは重要です。決済画面が見づらい、入力しづらいことが原因で、購入や申し込みをやめてしまう場合があります。

    3.初期費用や利用料、決済手数料

    メールリンク決済サービスを選ぶ3つ目のポイントは、「初期費用や利用料、決済手数料」です。メールリンク型決済を導入するには、決済代行会社との契約が必要です。クレジットカード会社に支払う費用とは別に、代行会社への費用も発生します。

    ただ、メールリンク決済は顧客にとっても利用しやすく、多様な決済手段に対応しています。これを導入することで顧客層が広がり売上アップが見込めるため、費用をかけてでも導入する価値があります。

    中には「Squareオンラインチェックアウト」のような、初期費用・利用料・決済手数料なしで利用できるサービスもあります。

    4.セキュリティ体制

    メールリンク決済サービスを選ぶ4つ目のポイントは、「セキュリティ体制」です。

    メールリンク決済では自社サイト内でクレジットカード情報を保持することがありません。そのため、自社起因の情報漏えいが起こるリスクは限りなく低いです。

    しかし、セキュリティ対策がおざなりでいいわけがありません。自社サイトを利用したことによる情報漏えいが起これば、それが決済代行会社の責めによるものだったとしても、ある程度のイメージダウンは避けられません。

    どのようなセキュリティ対策を施しているのか、セキュリティに関するマークを取得しているのかなどを基準に、安心できる代行会社を選びましょう。

    メールリンク決済とその他の接続方式の比較

    クレジットカードの接続方式はいくつかあります。中でも代表的な3つの接続方式を、メールリンク型と比較しながら紹介します。

    1.Webに特化した「リンク型」

    ECサイトやオンラインスクールなどのWebに特化した接続方式が「リンク型」です。リンク型では商品購入やサービスへの申し込み後、決済代行会社などが提供する決済画面に遷移します。

    メールリンク同様、クレジットカード情報を自社サイト内で保持する必要はありません。お客さまはメールやSMSでURLを受け取る必要がなく、申し込み画面からそのまま決済画面に遷移できます。

    お客さまにとってより手軽であること、事業者にとっては自社責任による情報漏えいリスクが低いことがメリットです。

    ただし、申し込み画面から決済画面へ遷移しなければならないため、電話や対面での申し込みには不向きです。

    2.画面遷移が少なく高セキュリティ「トークン型」

    トークン型と次に紹介するデータ転送型は、リンク型やメールリンク型と異なり自社サイト内に決済機能を組み込みます。画面遷移が少なくセキュリティも高いのが「トークン型」です。

    トークン型では決済代行会社などが提供するJavaScriptプログラムを自社サイトのカード情報入力画面に組み込みます。トークンとは一種の暗号のようなもので、お客さまが入力した情報を元にトークンが生成されます。トークンは決済代行会社を介してカード会社へと送信され、決済が行われます。

    クレジットカード情報を自社で保持することなく、自社サイトに決済機能を組み込める点が、リンク型・メールリンク型と比べたメリットです。

    3.膨大な注文件数に対応しやすい「データ転送型」

    膨大な注文件数にも対応しやすいのが「データ転送型」です。自社で構築したSSL(入力された情報を暗号化すること)対応サーバーを使い、お客さまが入力したカード情報を決済代行会社へ送信します。

    デザインや機能のカスタマイズ性が高いのが特徴で、注文件数が多い場合に適しています。自社サイト内で支払い手続きが完結するため、トークン型と同じく画面遷移数を少なくできるのもメリットです。

    メールリンク決済は導入しやすく、さまざまなビジネスに対応している

    メールリンク決済は自社サイトを用意したり改修したりすることなく導入でき、情報漏えいのリスクも低いです。

    クレジットカードはもちろん、コンビニ決済や銀行振込などさまざまな決済手段に対応しています。都度課金と継続課金の両方に対応したサービスも多く、どんなビジネスモデルでも、顧客層を広げるためにぜひ導入する事をおすすめします。

    メールリンク決済のおすすめサービスはこちらの記事で紹介しています。各サービスの特徴や料金はもちろん、決済サービスの活用事例も紹介しているのでぜひ参考にしてください。

    メールリンク決済サービス比較おすすめ15選|導入無料や個人事業主向けサービスあり

  • オンライン決済とは?種類やメリット・デメリットを顧客・事業者側に分けて解説

    オンライン決済とは?種類やメリット・デメリットを顧客・事業者側に分けて解説

    オンライン決済とは?

    オンライン決済とはインターネットを使った決済手段のことです。ネットショップはもちろん、実店舗でのクレジットカード払いやコード決済などもオンライン決済に含まれます。ECサイトはもちろん実店舗の集客・消費者にとっての利便性向上に欠かせません。本記事ではオンライン決済の種類、顧客と事業者それぞれにとってのメリット・デメリットを解説します。

    おすすめのオンラインサービスはこちら

    オンライン決済とオフライン決済の違い

    オンライン決済とオフライン決済にはさまざまな違いがあります。ここではそれぞれを詳しく解説します。

    オンライン決済はインターネットを経由する

    オンライン決済とは、インターネットを経由して、お客様の代金支払いと店舗の代金受取をリアルタイムで行う決済方法のことです。従来の現金決済のように物理的なやり取りが発生しないため、非対面取引で即時に手続きが完了するのが特徴です。

    近年、インターネットを利用した取引やキャッシュレス決済が急速に拡大しています。研究によれば、EC決済サービス市場は2027年に49兆円規模へ成長すると予測されています。

    EC決済サービス市場の取扱高の推移
    出典:株式会社矢野経済研究所|EC決済サービス市場に関する調査を実施(2024年)

    このように、ECサイトやWebサービスを運営する店舗にとって、オンライン決済の導入は不可欠といえるでしょう。最近では、実店舗でも、セルフオーダーシステムとオンライン決済を連携させるなど、幅広く活用されています。

    オフライン決済は実店舗で対面取引により支払いを行う

    オフライン決済とは、インターネットを経由せず、実店舗で店員さんと直接やり取りをして支払いをする従来型の決済方法です。実店舗で対面取引を行う際によく使われている方法で、クレジットカードやデビットカード、現金などが代表的な例です。

    オフライン決済には、専用の端末が必要になる場合があります。例えば、クレジットカードを使う場合は、カードリーダーなどの専用端末にカードを差し込み、暗証番号を入力したり、サインをしたりすることで決済が完了します。

    また、商品に付いているバーコードをレジで読み取ってもらうのもオフライン決済の一つです。最近ではスマホを使ったQRコード決済も普及していますが、お店で店員さんにスマホの画面を読み取ってもらうタイプのQRコード決済もオフライン決済に含まれます。

    オンライン決済の決済タイミング

    オンライン決済の決済タイミングには、「前払い」「リアルタイム」「後払い」という3つがあります。それぞれ解説します。

    前払い

    チャージ式の電子マネーやプリペイドカードなど、事前に支払った金額の分だけ使えるタイプです。利用者にとっては使いすぎの心配が、事業者にとっては未回収リスクがありません。

    リアルタイム

    デビットカードのような、利用とほぼ同時にお金が引き落とされるタイプです。「銀行への振込確認後に商品を発送」のようなタイプもこれに分類できるでしょう。前払い式と同じく、使いすぎや未回収のリスクがありません。

    後払い

    使った金額を後日まとめて請求するタイプです。コンビニ後払いやキャリア決済、クレジットカードなどがこれにあたります。利用者にとっては手元に現金がなくても使える反面、使いすぎのリスクが、事業者にとっては(導入するサービスにもよりますが)未回収リスクがあります。

    オンライン決済は7種類

    代表的なオンライン決済を7種類紹介します。

    1.クレジットカード

    最も普及し、使われているオンライン決済といえばクレジットカードでしょう。ECサイトではクレジットカード番号や有効期限などの手入力だけでなく、カメラ撮影で入力できることも多く、使い勝手に優れています。

    実店舗では暗証番号やサインが必要になることもありますが、カードを機器に挿入するだけで使えるため便利です。スマホ系のオンライン決済と異なり「画面を開き、パスコードを入力し、アプリを開き…」という手間がありません。

    利用しやすさ、普及率の両面から、いちばんに導入しておきたい決済手段といえます。

    2.デビットカード

    デビットカードは銀行口座と紐付けられたカードで、利用金額が即座に引き落とされます。クレジットカードに近い感覚で使えて、使いすぎの心配がないのが利用者にとってのメリットです。普及率はクレジットカードほどではありませんが、一緒に導入しておくといいでしょう。

    3.銀行決済

    商品の注文後に口座振込やATM払いをする決済手段です。商品の発送やサービスの利用開始は入金の確認後に行われます。

    代表的なサービス「Pay-easy(ペイジー)決済」では、決済処理後に発行される収納番号・お客さま番号・確認番号を使い、ATMやインターネットバンキングで支払いができます。

    4.キャリア決済

    キャリア決済は、各携帯キャリアのIDとパスワードを使った決済手段です。キャリア決済で支払った分の金額は、翌月の携帯料金とまとめて請求されます。スマホから簡単に支払いができるため、ECサイトとの相性がいいです。

    5.ID決済

    ID決済はクレジットカードや電子マネーと連携した決済手段です。たとえばPayPayでID決済をする場合、利用金額がPayPay残高から引かれます。実店舗ではスマホを端末にかざすことで、ECサイトではアカウントへのログインやQRコードを使うことで支払いができます。

    メルペイやPayPayなどの電子マネーに対応していない店舗・ECサイトで、これらの残高から支払いをしたいときに便利です。事業者にとっては、さまざまな電子マネーをまとめて導入するのと近い効果があります。

    6.電子マネー

    SUICAやWAONなどの前払い(プリペイド)式の電子マネーと、PayPayあと払いやメルペイスマート払いなどの後払い式の電子マネーがあります。QRコードの読み込みやID決済で支払いをします。

    最近では電子マネーの種類も利用者も増えました。顧客層に合った電子マネーを導入しておくことは、カゴ落ちの防止や集客につながるでしょう。

    7.後払い決済

    後払い決済とは商品の購入・受け取り後に、コンビニや銀行などで代金を支払う方法です。手元にお金がなくても買い物ができること、決済時に支払いに出かける必要もないことから、ECサイトのカゴ落ち防止に役立ちます。

    事業者にとっては、利用者への請求書の発行や代金回収を後払い決済業者に代行してもらえるため、負担軽減のメリットがあります。

    オンライン決済のメリット・デメリット

    ここからは、オンライン決済のメリット・デメリットを顧客側と事業者側のそれぞれの視点で見ていきましょう。

    【顧客側】オンライン決済のメリット

    オンライン決済を利用する顧客側のメリットは、支払いやお金の管理がしやすくなること、手元にお金がなくても支払いができることなどが挙げられます。

    支払いの手間が軽くなる

    オンライン決済で支払いをする顧客側の1つ目のメリットは、「支払いの手間が軽くなる」ことです。実店舗なら財布からお金を取り出したり、お釣りを受け取ったりする手間がなくなります。ECサイトなら、銀行決済を除き支払いに出かけることなく商品購入が完結します。

    手元に現金がなくても支払える

    オンライン決済で支払いをする顧客側の2つ目のメリットは、「手元に現金がなくても支払える」ことです。後払い決済やキャリア決済、一部の電子マネーなどは利用金額の請求が翌月以降になります。

    「今買いたい、今しか買えない商品がある」「でも、今はお金がなくて買えない。来月なら何とかなったのに…」というジレンマから解放されるでしょう。

    履歴が残り管理がしやすくなる

    オンライン決済で支払いをする顧客側の3つ目のメリットは、「履歴が残り管理がしやすくなる」ことです。オンライン決済の支払い履歴は、そのサービスのマイページから確認できます。電子マネーやデビットカードなら残高もスマホやPCで確認できます。

    「いつ、どこで、いくらお金を使ったのか」を見直しやすく、現金と異なり残高を常に数字で把握できるため、お金の管理がしやすくなるでしょう。

    【事業者側】オンライン決済のメリット

    オンライン決済を使う顧客側の「支払いがしやすくなる」「手元にお金がなくても支払いができる」といったメリットは、事業者にとっては集客や売上・客単価アップにつながります。事業者がオンライン決済を導入するメリットを紹介します。

    集客や売上・客単価アップにつながる

    事業者がオンライン決済を導入する1つ目のメリットは、「集客や売上・客単価アップにつながる」ことです。

    手軽に支払いができ、手元にお金がなくても使えるオンライン決済は、お店選びの基準のひとつになってきています。ポイントがつくサービスも多く、いつも使っている決済手段が使えるかどうかで購入先を選ぶ人も多いです。

    また、人間には支払いのタイミングが後になるほど、その金額を小さく見積もる心理があります。これは行動経済学で「双曲割引」と呼ばれ、遠い将来に得られる価値を過小評価する心理を指しています。

    たとえば「今すぐもらえる100万円と、1年後にもらえる105万円のどちらを選びますか?」と聞かれたら、どう答えるでしょうか。今すぐもらえる100万円を選ぶ人も多いはずです。

    今、財布から1万円を出すのをためらう人でも、支払いが1ヵ月後となるとためらいがなくなるものです。人によっては「来月は余裕があるしこれも買っちゃおう」と、1万5,000円の買い物をしてくれるかもしれません。

    未回収リスクを軽減できる

    事業者がオンライン決済を導入する2つ目のメリットは、「未回収リスクを軽減できる」ことです。

    クレジットカード決済ではカード会社が自社に入金するため、購入者の残高不足による未回収が起こりません。後払い決済には未回収保証のあるもの、回収代行をしてくれるものもあります。

    業務の負担やミスを軽減できる

    事業者がオンライン決済を導入する3つ目のメリットは、「業務の負担やミスを軽減できる」ことです。先述の通り、後払い決済では代金の回収は業者に代行してもらえます。

    実店舗では現金払いと違い金銭授受がないため、会計のスピードアップ、つり銭の金額間違い防止にもつながります。

    決済代行会社を活用すれば複数の決済サービスの管理や入金サイクルをひとまとめにでき、経理業務を効率化できるでしょう。

    おすすめのオンラインサービスはこちら

    【顧客側】オンライン決済のデメリット・注意点

    オンライン決済には、手元にお金がなくても支払いができるメリットがありますが、これはお金の使いすぎにもつながりかねません。カードを使うタイプのオンライン決済には紛失や盗難のリスクもあります。

    消費者としてオンライン決済を利用するなら、収支やカードをきちんと管理できなければなりません。

    【事業者側】オンライン決済のデメリット・注意点

    事業者がオンライン決済を導入する際どんなことに気をつけるべきか、3つのデメリットと併せて紹介します。なお、ここで紹介するデメリットは、決済代行会社を利用しない場合に主に起こるものです。

    導入・運用にコストがかかる

    事業者がオンライン決済を導入する1つ目のデメリットは、「導入・運用コストがかかる」ことです。オンライン決済を導入するには、その決済手段を提供している業者と契約しなければなりません。決済代行会社を通さない場合は1社ずつ手続きし、審査も個別に受けることになります。

    情報漏えいのリスクがある

    事業者がオンライン決済を導入する2つ目のデメリットは、「情報漏えいのリスクがある」ことです。特に自社システムに決済機能を組み込む場合、万全のセキュリティ対策が必要です。

    リンク型やメールリンク型など、決済代行会社の画面に遷移して決済処理を行う方式でも、ECサイトの脆弱性をついた不正アクセスはあり得ます。偽の決済画面に誘導するような改ざんがなされ、情報漏えいが起こった事例もあります。

    自社システムに決済機能を組み込むかどうかにかかわらず、オンライン決済の導入には強固なセキュリティの構築が欠かせません。

    入金に時間がかかり、管理も煩雑になる

    事業者がオンライン決済を導入する3つ目のデメリットは、「入金に時間がかかり、管理も煩雑になる」ことです。現金取引なら自社にすぐに入金されますが、オンライン決済の入金は締め日・入金日を待たなければなりません。

    決済代行会社を介さず、各決済サービスと直接契約した場合、管理も煩雑になります。サービスごとのシステムを操作したり、バラバラの締め日や入金日を管理しなくてはなりません。

    オンライン決済サービスの種類

    オンライン決済サービスには、さまざまな種類があります。ここでは3つの種類を詳しく解説します。

    実店舗とECサイトの両方に対応したタイプ

    実店舗とECサイトの両方に対応したタイプのオンライン決済サービスとは、お店でもネットショップでもどちらでも使える便利な決済サービスのことです。Squareや楽天ペイなどが代表的な例です。

    お店では、専用の端末やアプリを使ってクレジットカードやQRコード決済を受け付けることができます。ネットショップでは、決済画面にお客さんが好きな方法を選んで支払えるようになっています。実店舗とECサイトの両方に対応したタイプは複数の販路で支払方法を統一したい場合におすすめです。

    ECサイトに特化したタイプ

    ECサイトに特化したタイプのオンライン決済サービスは、インターネット上で商品やサービスを販売するECサイトでの利用に特化した決済システムです。従来のクレジットカード決済や銀行振込に加えて、決済用URLをSMSやメールで送るサービスや後払い決済など、さまざまな決済方法に対応しています。

    具体的には、ECサイトの構築プラットフォームとの連携機能や、多様な決済手段への対応、セキュリティ対策などが充実しています。事業者のニーズに合わせて機能を組み合わせ、システムを構築することができます。

    Webサービス・アプリに特化したタイプ

    Webサービス・アプリに特化したタイプのオンライン決済サービスは、デジタルコンテンツやサービスの購入に特化した決済システムです。SaaSやサブスクリプションビジネスを行う企業に最適です。

    従来の買い切り型のビジネスモデルとは異なり、サブスクリプション型では、顧客がサービスを継続して利用する限り定期的な課金が発生します。そのため、プラン変更、日割り計算、利用人数の増減に応じた料金計算など、サブスクリプションモデルの特性に合わせた柔軟な決済機能を提供することが特徴です。

    オンライン決済の手数料を抑えるコツ

    オンライン決済は手数料が発生してしまいます。ただ、コツを知っておくことで手数料を抑えられ、利益を最大限に伸ばせるようになるでしょう。

    ここではオンライン決済の手数料を抑えるコツを紹介します。

    決済代行会社を利用する

    例えば、クレジットカード決済を導入する場合、VISA、Mastercard、JCBなど、複数のブランドに対応するための手続きが必要となります。しかし、決済代行会社に依頼すれば、手続きを一度で済ませることができます。

    また、近年ではクレジットカード決済だけでなく、電子マネー、コンビニ決済、QRコード決済など、さまざまな決済手段が登場しています。決済代行会社を利用することで、複数の決済手段に容易に対応できるようになり、顧客の利便性を向上できるでしょう。

    複数の決済手段を導入する

    従来はクレジットカード決済が主流でしたが、近年では電子マネー、コンビニ決済、QRコード決済など、さまざまな決済手段が登場しています。経済産業省によれば、キャッシュレス決済の比率はどんどん高くなっています。

    キャッシュレス決済比率の推移
    出典:経済産業省|2023年のキャッシュレス決済比率を算出しました

    複数の決済手段を導入することで、顧客の利便性を高め、購買機会の損失を防ぐとともに、手数料コストを抑制できる可能性があります。ただし、決済手段ごとに手数料や導入コストが異なるため、自社のビジネスモデルや顧客層に最適な組み合わせを検討することが重要です。

    クレジットカード決済の決済代行会社を選定するポイント

    クレジットカード決済の場合、決済代行会社の選定が大切です。ただ、決済代行会社はさまざまな種類があるため、「どこを選べばよいのだろう」と不安に思う方もいるでしょう。

    そこで、ここではクレジットカード決済の決済代行会社を選定するポイントを紹介します。

    適切な手数料か

    決済代行会社を利用してオンライン決済を導入する際には、初期費用、月額固定費、1件ごとの決済手数料などの費用が発生します。決済手数料は、決済金額に対して一定の割合で発生する費用で、決済代行会社によって料率が異なります。

    小規模な事業者で決済件数が少ない場合は、初期費用や月額固定費が低い会社を選ぶほうが良いでしょう。逆に、大規模な事業者で決済件数が多い場合は、取引量に応じて料率が変動する体系の方が、手数料を抑えられる可能性があります。

    オンライン決済の手段が複数あるか

     決済代行会社を選ぶ際には、自社のターゲット層や販売する商品・サービスの特徴を考慮し、顧客が求める決済方法を網羅しているかを確認しましょう。特にクレジットカード決済では、決済代行会社によって取り扱いブランドが異なる場合があります。

    インバウンド需要を狙う場合は、五大国際ブランドに加え、中国で広く利用されている銀聯カードにも対応している決済代行会社を選ぶと良いでしょう。

    セキュリティ面が万全であるか

    決済代行会社は、消費者のクレジットカード情報などを扱います。万が一、個人情報の流出などが発生した場合、顧客に多大な迷惑をかけるだけでなく、企業の信用を失墜させ、売上低下や訴訟のリスクなど事業継続を困難にする可能性もあります。

    決済代行会社を選ぶ際には、以下の基準を満たしているかチェックしましょう。

    • プライバシーマーク
    • ISMS認証
    • PCI DSS

    上記に加え、不正アクセス防止のための対策を導入しているか、暗号化技術を用いてカード情報を保護しているかなどを確認することも重要です。

    オンライン決済サービスの選び方

    オンライン決済サービスは自社の課題解決につながるものを選びましょう。

    ここではオンライン決済サービスの選び方を紹介します。

    自社の求める決済方法に対応しているか

    オンライン決済サービスを選ぶ際、クレジットカード決済や電子マネー決済、QRコード決済、キャリア決済など、さまざまな決済方法に対応しているかを確認する必要があります。顧客層の年齢層や購買行動、ビジネスの特性によって、最適な決済方法は異なります。

    例えば、10代〜20代の顧客が多い場合は、キャリア決済やスマートフォンアプリでの決済、コンビニ・郵便局での後払い決済サービスなどに対応しているものを選ぶと良いでしょう。このように年代によって、支払い方法が異なる傾向にあります。

    クレジットカード決済、プリペイド式電子マネー、QRコード・バーコード決済の年代別の利用比率
    出典:キャッシュレス決済実態調査2023(速報)|NIRA総合研究開発機構

    訪日外国人観光客をターゲットにする場合は、銀聯カードやAlipay+など、海外で普及している決済方法に対応しているサービスを選ぶことで、顧客獲得の機会を拡大できます。

    自社のニーズを解決できる機能が備わっているか

    単に決済機能を提供するだけでなく、ビジネスの課題を解決するための付加機能が充実しているサービスを選ぶことが大切です。オンライン決済システムには、決済機能のほか、業務効率化や売上向上に役立つ機能を持つ製品も多く存在します。

    例えば、ECサイトや店舗の決済データと顧客情報を紐づけてマーケティングに活用したい場合は、分析機能を搭載した製品が効果的です。セキュリティを強化したい場合は、認証サービスや不正検知機能などのセキュリティ機能が備わっている製品を選ぶと良いでしょう。

    安定的に運用を続けていけるコストか

    オンライン決済システムの導入には導入コスト、月額費用、決済手数料、サービス利用料などが発生します。そのため、各社に見積もりを依頼し、費用項目を比較検討することが重要です。

    例えば、初期費用が無料でも、決済手数料が高いサービスを選んでしまうと、取引量が増えるにつれて収益を圧迫する可能性があります。さらに、入金サイクルもオンライン決済システムによって異なります。資金繰りの面で早い入金が求められる場合は、入金スピードも考慮して選ぶことが大切です。

    オンライン決済のデメリットは、システム・決済代行会社の活用でカバーできる

    事業者がオンライン決済を導入するデメリットのほとんどは、オンライン決済システムや決済代行会社を活用することで解決できます。

    決済代行会社とは、各決済サービスの提供会社との契約ややり取りなどを代行してくれる会社です。利用料や手数料はかかるものの、管理コストやセキュリティ上のリスクを大きく軽減できます。

    システムや代行会社の選び方、おすすめサービスはこちらの記事で紹介しています。決済手段を増やし集客や客単価アップを目指したい方は、ぜひお読みください。

    おすすめのオンラインサービスはこちら

  • 口座振替とは?仕組みや必要な手続き、ビジネス上のメリットと代替手段を紹介

    口座振替とは?仕組みや必要な手続き、ビジネス上のメリットと代替手段を紹介

    口座振替とは顧客が指定した銀行口座からサービスの利用料を自動で引き落とす決済手段です。クレジットカードを持っていない人、オンライン決済に抵抗のある人にでも安心して利用できます。口座振替の仕組みや手続き、導入メリットなどをまとめて紹介します。

    おすすすめの口座振替サービスはこちら

    口座振替(自動引き落とし)とは?

    口座振替とは毎月決まった日付に、指定した銀行口座から料金を自動引き落としする決済手段で、自動引き落としとも呼ばれます。公共料金をはじめとする月額制のサービスの支払いで古くから使われています。

    口座振込との違い

    口座振替と口座振込の違い

    口座振替と同じく銀行口座を使う決済手段に「口座振込」があります。事業者の指定した銀行口座に、現金もしくは利用者の銀行口座からお金を振り込む方法です。

    銀行口座を使うのは口座振替と同じですが、こちらは自動引き落としにはなりません。利用者にとっては都度振り込みに行く手間と手数料がかかり、事業者にとっては振り込み忘れによる未回収リスクがあります。月額制のサービスであれば、やはり口座振替が便利でしょう。

    口座振替の仕組み

    口座振替の仕組み

    口座振替には利用者(顧客)・事業者(加盟店)・金融機関・決済代行会社がかかわっています。事業者が利用者が支払いに使いたい金融機関と契約することで、口座振替ができるようになります。

    口座振替の仕組みと、事業者側・顧客側のそれぞれで必要な手続きについて解説します。

    事業者側の手続き

    サービスを提供する事業者は、利用者の指定した銀行口座から自動引き落としをかけるために、その銀行と契約・手続きをしなければなりません。銀行と契約し、利用者それぞれに口座振替依頼書を提出してもらうことで、引き落としが可能になります。

    もちろん、すべての利用者が同じ銀行を使っているわけではありません。仮に100行の口座振替に対応するには100の契約を管理しなければならず、膨大な手間がかかるでしょう。そのため、銀行と直接契約するのではなく、決済代行会社を活用するのが一般的です。

    決済代行会社を利用するのが一般的

    決済代行会社とは事業者(加盟店)と金融機関や決済機関との間に入り、契約や手続きを代行する会社です。口座振替以外にもクレジットカードや電子マネーなど、幅広い決済手段に対応しています。

    決済代行会社を利用することで、事業者は決済機関ごとに個別契約をせずに済みます。決済機関それぞれと直接契約する場合、契約に手間がかかるのはもちろん、入金の管理にも膨大な労力がかかるでしょう。

    決済代行会社について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。活用メリットや対応した決済手段、選び方などを解説しています。

    決済代行とは?仕組みやメリット・デメリット、選び方を解説

    顧客側の手続き

    口座振替で料金を支払いたい顧客は、事業者から送られる口座振替依頼書を記入し、提出することで引き落としが可能になります。この手続きには紙書類を郵送でやり取りする方法と、Webから登録する方法があります。

    いずれの方法でも、金融機関による確認が必要なため1ヵ月ほどかかるのが普通です。

    【顧客側】口座振替のメリット

    料金を支払う顧客側にとって、口座振替は決済に手間と手数料がかからないことがメリットです。

    支払いに手間がかからない

    口座振替は指定した銀行口座から、決まった日程で自動的にお金を引き落とす決済手段です。口座にお金さえ入っていれば、一切の手間をかけずに毎月の支払いが完結します。

    手数料がかからない

    口座振込と異なり、口座振替には手数料がかかりません。口座振替で支払いをするサービスは、基本的に月額制です。1回の振り込みにかかる手数料はわずかかもしれませんが、毎月となるとかなりの額の節約になるでしょう。

    【事業者側】口座振替のメリット

    口座振替を導入することで、サービスの継続率の向上や事務コスト・未回収リスクの削減が見込めます。事業者にとっての口座振替のメリットを3つ紹介します。

    継続率の向上

    口座振替は顧客にとって手間も手数料もかからない、便利でお得な決済手段です。支払いが手間にならないこと、そもそも支払いをしているという意識が頭に浮かびづらいことは、解約を考える機会が減ることにつながります。

    口座振替や払込票での支払いに比べ、サービスの継続率向上が見込めるでしょう。

    未回収リスクや回収コストの軽減

    口座振替では指定した銀行口座にお金さえ入っていれば、決まった日付に自動引き落としがかかります。口座振込や払込票と比べると支払い忘れが起こりづらく、未回収リスクを軽減できます。払込票を郵送する手間もありません。

    対象が広くあらゆる顧客に対応できる

    口座振替は公共料金の支払いなどで古くから使われてきた決済手段です。銀行を介することもあり、安心感があるでしょう。クレジットカードを持っていない人・持てない人でも問題なく利用できます。

    ほとんど誰もが持っている銀行口座を利用するため、顧客の間口を広げられるでしょう。

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    口座振替のデメリット

    口座振替は顧客にとっても事業者にとっても便利な決済手段ですが、デメリットもあります。顧客の間口を広げるための決済手段として、日本で最も普及しているクレジットカード決済と併せて導入するのがいいでしょう。

    未回収リスクをゼロにはできない

    口座振替は口座振込や払込票などと比べると、未回収リスクの低い決済手段です。しかし、口座にお金が入っていなければ引き落としはかからず、未回収リスクもゼロにはできません。

    引き落とし開始の手続きに手間がかかる

    口座振替は、引き落とし開始までの手続きに手間と時間がかかります。対象の金融機関に口座振替依頼書を提出しなければならず、記入の漏れや間違いがあれば再度提出となります。一度で正しく提出できたとしても、引き落とし開始までに1ヵ月ほどかかるでしょう。

    口座振替の手間を軽くする3つの方法

    口座振替は引き落とし開始までに手間がかかる決済手段です。この手間が嫌で、サービスへの申し込みを取りやめてしまう顧客もいるかもしれません。口座振替の手間を軽くする3つの方法を紹介するので、自社のビジネスモデルや顧客層に合ったものを取り入れ、機会損失を減らしましょう。

    専用端末で口座振替を受け付ける

    口座振替の手間を少なくする1つ目の方法は、「専用端末で口座振替を受け付ける」です。これはフィットネスジムや学習塾などの店舗型のビジネスにおすすめの方法です。

    専用端末で銀行のキャッシュカードを読み取り、暗証番号を入力してもらうことで、口座振替依頼書の提出に代えられます。専用端末は決済代行会社が提供し、数万円ほどで買い取れることが多いです。

    Webサイトで口座振替を受け付ける

    口座振替の手間を少なくする2つ目の方法は、「Webサイトで口座振替を受け付ける」です。引き落としをかけたい金融機関のWebサイトで、顧客に本人確認と情報入力を行ってもらいます。

    ただ、手続きがやや複雑で、高齢者やWebに慣れていない人は紙の振替依頼書の方が楽と感じるかもしれません。紙だけ、Webだけとどちらか一方を選ぶのではなく、両方の手続き方法を用意しておくのが顧客に対して親切です。

    決済手段の充実した決済代行会社を活用する

    口座振替の手間を少なくする3つ目の方法は、「決済手段の充実した決済代行会社を活用する」です。決済代行会社は口座振替だけでなく、クレジットカードやID決済、コンビニ払いなどさまざまな決済手段に対応しています。

    自社のビジネスモデルや顧客層に合った決済手段は何かを考え、それに対応した決済代行会社を活用しましょう。口座振替以外の決済手段も用意しておくことで、より多くの顧客を取り込めるはずです。

    継続課金ビジネスにおすすめの口座振替以外の決済手段

    口座振替は継続課金(サブスク決済)のビジネスモデルに合った決済手段です。ほかにも、次のような決済手段を導入しておくことをおすすめします。

    決済手段内容
    クレジットカード現金以外では最も普及している決済手段。
    最低でもクレジットカード決済は導入しておきたい。
    デビットカード利用した金額を、紐付けられた銀行口座から即座に引き落とすカード。
    口座振替よりも手続きが簡単で、銀行口座を使う点から併せて導入しておきたい。
    キャリア決済携帯キャリアのID・パスワードと連携した決済手段。
    利用金額は翌月の携帯料金と合算請求される。
    ID決済クレジットカードや電子マネーと連携した決済手段。
    ID決済に対応した電子マネーは多く、
    複数の決済手段を導入するのと近い効果がある。
    継続課金のビジネスにおすすめの決済手段

    口座振替の導入には決済代行会社が便利!その他の決済手段も充実したサービスを選ぼう

    口座振替はクレジットカードを持っていない人・持てない人も、オンライン決済に抵抗感のある人も、安心して利用できる決済手段です。未回収リスクや業務負荷を軽減するためにも、継続課金のビジネスなら支払い方法に口座振替は用意しておきたいです。

    ただ、口座振替は引き落とし開始までに手間と時間がかかります。顧客それぞれ指定したい口座(銀行)も異なり、すべての金融機関と直接契約するのは大変でしょう。

    顧客・事業者ともにかかる手間を軽くするためにも、より多くの決済手段に対応するためにも、決済代行会社の活用がおすすめです。

    決済代行会社を探している方は、こちらの記事もぜひお読みください。決済代行会社ごとの対応した支払い方法やかかる費用などを紹介しています。

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  • 受注代行サービス比較5選!必要なケースや選び方、料金形態を解説

    受注代行サービス比較5選!必要なケースや選び方、料金形態を解説

    ECサイトの受注代行サービスは、受注データの処理や商品配送などを代行してくれるサービスです。これを活用することで人手不足の解消や人件費の削減などが期待できます。受注代行サービスのメリット・デメリットや選び方、料金形態を解説します。

    ECサイトの受注代行とは?

    ECサイトの受注代行とは、商品注文の受付や処理などの受注業務を代行してくれるサービスのことです。

    受注業務は特別なスキルがなくてもできる作業で、ルーティン化しやすいです。しかし、売上規模が増え注文数が増えてくると作業量も膨大になり、従業員のリソースを圧迫してしまいます。業務負荷がかかりすぎることにより、人的ミスも起こりやすくなるでしょう。

    受注代行サービスを活用することで人手不足の解消やコア業務に集中できる環境づくりがしやすくなります。

    似たサービスとの違い

    受注代行と似たサービスに、ECサイトの発送代行や運営代行があります。

    発送代行は商品の入荷や保管、在庫管理、お客さまへの配送などの一連の発送業務を代行するサービスです。サービスの提供会社は規模・品質ともに優れた物流ネットワークを持っており、梱包や配送スピードなどの対応品質の向上が期待できます。

    運営代行はECサイトの出店や構築、その後の運営を委託できるサービスです。商品登録やフルフィルメント業務(商品の入荷~発送までの一連の業務)などのルーティンワークはもちろん、分析や広告運用、コンサル業務などのマーケティングの根幹にかかわる業務を代行するサービスもあります。店舗改善や売上アップが期待できるでしょう。

    どんな企業にどのサービスがおすすめ?

    受注代行の主な利用目的は「リソース不足の解消」でしょう。発送代行を利用するほどの規模ではない、運営ノウハウは十分にあるが人手が足りないといった場合に受注代行が役立ちます。

    発送代行は売上規模や商品の発送数が増え、自社だけでは配送が追いつかない場合、注文~発送までの時間が延びてしまっている場合などに有効です。

    運営代行には受注業務以外にも商品ページの制作や登録などの業務も依頼できるため、受注代行だけではリソース不足を解消できない企業に適しています。マーケティング支援やコンサル業務なども提供してもらえるため、ノウハウ不足の企業にもおすすめです。

    受注代行に依頼できる業務

    受注代行に依頼できる主な業務は次の通りです。

    • 受注データの処理
    • 出荷指示データの作成
    • 商品の梱包や発送
    • 発送メールの送信や問い合わせ対応などの顧客対応

    受注代行サービスの料金形態

    受注代行サービスの料金形態は「従量課金型」と「月額固定型」の2つに大別できます。

    従量課金型

    従量課金制は固定費がなく、受注業務を処理した件数や売上などにより費用が変動するタイプです。コストの無駄が出にくいこと、費用対効果を算出しやすいことなどのメリットがあります。

    月額固定型

    月額固定型は毎月の同じ料金がかかるタイプです。決まった月額料金で、決まった受注件数を処理してくれます。受注件数の変動が少ないサイトや、かけられる費用が決まっている企業におすすめです。

    受注代行を活用するメリット

    受注代行サービスを活用することで従業員の負担を軽くしながらも、受注業務の質を高めることもできます。サービスの3つのメリットを紹介します。

    仕組み化された質の高い業務を提供してもらえる

    受注代行サービスを活用する1つ目のメリットは、「仕組み化された質の高い業務を提供してもらえる」ことです。

    サービスを提供する業者は受注業務に特化したベテランたちです。彼らはより効率的で品質の高い受注業務を提供するために、業務の進め方を仕組み化し、そのための専用システムも活用・提供しています。

    自社で受注業務をするよりもスピードは上がり、より正確な処理が可能になるでしょう。

    人員の採用や育成にかかるコストを抑えられる

    受注代行サービスを活用する2つ目のメリットは、「人員の採用や育成にかかるコストを抑えられる」ことです。

    受注業務のための人手を自社で確保する場合、人材の採用と育成をしなければなりません。採用・育成にはコストがかかり、せっかく育てた従業員が退職してしまえば、再び採用・育成が必要になります。

    コストの可視化と無駄のカット

    受注代行サービスを活用する3つ目のメリットは、「コストの可視化と無駄のカット」です。

    自社で人材を雇用すれば給料だけでなく、保険料や福利厚生費もかかります。閑散期と繁忙期の差が大きければ、閑散期は人員過剰になり、人件費が無駄になります。受注業務サービスを活用すれば、必要なときに必要なだけのリソースを確保できるでしょう。

    また、自社で人員を確保した場合、人件費(従業員のリソース)の内どのくらいが受注業務に割かれているのか見極めるのが難しいです。受注代行サービスを活用することで、受注業務にどのくらいのコストがかかっているのかを可視化でき、無駄もカットしやすくなります。

    受注代行を活用するデメリット

    受注代行サービスを導入するよりも、自社で業務を進めた方がいい場合もあります。メリット・デメリットを照らし合わせ、自社に合った方法を模索することが大切です。受注代行の3つのデメリットを紹介するので、導入を考える際の参考にしてみてください。

    自社にノウハウを蓄積しづらい

    受注代行サービスの1つ目のデメリットは、「自社にノウハウを蓄積しづらい」ことです。

    従業員のスキルアップや社内へのノウハウ蓄積の近道は、実務をこなすことです。受注業務を外注してしまうと、ノウハウ蓄積の機会が少なくなってしまいます。

    柔軟な対応が難しい

    受注代行サービスの2つ目のデメリットは、「柔軟な対応が難しい」ことです。

    受注業務に自社ならではの特殊な工程がある場合や、ユーザーから代行業者では判断できないような問い合わせがあった場合など、受注業務の代行により柔軟な対応がしづらくなることもあります。

    特別な対応をしてくれるサービスもあるかもしれませんが、かかる費用も大きくなりやすいです。

    情報漏えいのリスクが高まる

    受注代行サービスの3つ目のデメリットは、「情報漏えいのリスクが高まる」ことです。

    受注業務では購入者や送り先の情報を扱います。これらの情報を外部の業者とやり取りすることで、情報漏えいのリスクは高くなるでしょう。内部統制やセキュリティ対策がしっかりした、信頼できる業者に依頼しましょう。

    受注代行が必要なのはこんな企業

    受注代行サービスは人手不足の企業や規模が拡大してきたECサイトなどにおすすめです。

    しかし、サービス導入の判断材料はこれだけではありません。受注代行サービスが必要なのはどんな企業か、3つのケースを紹介します。

    マーケティングに専念したい企業

    受注代行サービスが必要な1つ目のケースは、「マーケティングに専念したい企業」です。

    受注業務は商品配送のスピードや正確さ、言い換えれば顧客からの信頼にかかわる大切な業務ですが、自社従業員でなくてもこなせます。

    一方、マーケティング施策の策定や実行、分析などの業務は自社従業員でなければできません。受注代行サービスの活用で、このような自社ですべき業務、売上に直結する業務に専念しやすくなるでしょう。

    繁忙期と閑散期で受注数の差が大きい企業

    受注代行サービスが必要な2つ目のケースは、「繁忙期と閑散期で受注数の差が大きい企業」です。

    繁忙期と閑散期の受注数の差が大きい企業が受注業務に必要な人員を自社で雇用してしまうと、閑散期に人員が余剰になってしまいます。閑散期にできるほかの業務があればいいですが、そうでなければ雇用維持のためのコストが無駄になってしまうでしょう。

    注文数が増え自社で対応しきれない企業

    受注代行サービスが必要な3つ目のケースは、「注文数が増え自社で対応しきれない企業」です。

    売上規模が拡大すると、やがて自社だけでは受注処理に対応しきれなくなるときがくるでしょう。先述の通り、自社で人員を雇用するとコストの無駄も出やすくなります。

    ECサイトがある程度成長したら、受注業務のようなルーティンワークは外注し、自社はコア業務に集中した方がいいでしょう。

    受注代行サービスの選び方

    受注代行サービスの費用対効果を高めるには、自社の状況に合ったサービスを選ぶことが大切です。受注代行サービスを選ぶ6つのポイントを紹介します。

    • まずは依頼内容を明確にする
    • 費用対効果を試算
    • 業務範囲をチェック
    • 実績と得意ジャンルをチェック
    • サポート体制をチェック
    • セキュリティ対策をチェック

    まずは依頼内容を明確にする

    受注代行サービスを選ぶ前に、まずは依頼内容を明確にしましょう。どの工程のリソースが足りていないのか、受注処理~商品配送の間に特殊な工程はあるか、どの程度まで外注するのかなどを明確にしていくことで、依頼内容も決まってきます。

    依頼内容が決まったら、それに応えられるサービスを候補としてピックアップしていきましょう。

    費用対効果を試算

    サービスを導入する前に費用対効果を試算しましょう。自社で受注業務をこなした場合と外注した場合にかかる費用を比較し、その差額を試算します。各サービスの内容や料金プランを比較し、導入候補ごとの費用対効果も試算しましょう。

    業務範囲をチェック

    自社の課題や依頼内容を踏まえ、各サービスの業務範囲をチェックしましょう。受注データの処理だけでなく商品発送にまで対応しているか(対応してもらいたいのか)、将来的に運営代行や発送代行などほかの業務も外注したいのかなどが、主なチェックポイントです。

    実績と得意ジャンルをチェック

    導入候補をピックアップする際は、サービスごとの実績と得意ジャンルもチェックしましょう。

    受注代行サービスの中には、商品配送にも対応しているサービスも多いです。食品や革製品など、商品ジャンルによっては配送や梱包で特別な対応が必要になることもあります。

    自社の扱う商品ジャンルに強いこと、そのジャンルでの実績があることを確かめましょう。

    サポート体制をチェック

    サービスを利用していて不明点ができたときの問い合わせや、トラブルが起こったときの対応についてなど、サポート体制もチェックしておきましょう。サポート体制がしっかりしたサービスは安心して利用できます。万が一トラブルが起きた際も対応がしっかりしていれば、信頼低下のダメージを最小限にできます。

    セキュリティ対策をチェック

    受注業務は購入者や送り先などの情報を扱う、機密性の高い業務です。情報漏えいが起こってしまうと損害賠償や自社の信頼失墜などにつながります。セキュリティ対策が万全なサービス、情報漏えいを防ぐ仕組みがあるサービスを選びましょう。

    受注代行サービス5選|費用やサービス内容を比較

    アートトレーディング株式会社

    アートトレーディング株式会社
    • 制作から運営、物流まで一貫して対応可能
    • 二人三脚で寄り添いながら売れるサイトを考える
    • 本気でお客様の熱意と伴走していくパートナー

    アートトレーディング株式会社は、ECビジネスにおいて、制作と運営、コンサルを15年経験しているプロ集団です。200社以上のサイト制作と運営経験があるため任せて安心です。

    お客様の目的を明確にする丁寧なヒアリング調査から、目的にしっかり寄り添う提案まで二人三脚で伴走していくパートナーです。

    売れるサイト構築を行うため、第一歩としてカート選定やモール選びから一緒に取り組みます。

    アートトレーディング株式会社初期費用月額料金主な機能
    競合調査+提案+構築費用100万円~要お問い合わせヒアリング/競合調査/ペルソナ設定/広告、チャネルの選定/ご提案/MTG複数回
    アカウント登録/ストア/ドメイン設定/会員フォームメール設定/買い物かご設定/決済設定
    ロゴ、バナー制作/調整/各タイトル設置/Google Analytics設定/商品登録/デザインカスタマイズ
    運営代行プラン要お問い合わせ30万円~契約期間:6か月~
    MTG1回/月
    アクセス解析レポート/簡易改善提案書作成/サイト更新
    EC育成コンサルティングプラン要お問い合わせ要お問い合わせ約10か月間ヒアリング&提案/ECサイトリニューアル/新サイト公開&ブログ/SNS配信
    アクセス解析の学習&実践/サイト改善&ブログ/SNS経過観察
    客単価&CVRアップ/サイト運営自走
    アートトレーディング株式会社の料金・主な機能

    アートトレーディング株式会社

    株式会社ネットロジスティクス

    株式会社ネットロジスティクス
    • ネット通販専門のアウトソーシング
    • ネット通販受注処理を熟知
    • 安心のバックアップ体制

    株式会社ネットロジスティクスは、ネット通販専門のアウトソーシングサービスです。

    ネクストエンジンの利用法を熟知しているので、運用法の改善指導が可能です。ネクストエンジンとWMSシステムの連動運用にも対応できます。

    専門知識が必要とされる受注管理業務をネット通販のプロがチーム制サポート、およびつきっきりでOJT指導を担当します。1社あたりを複数メンバーで対応することで教育体制が整備され、メンバー補充にも対応可能です。

    スーパーバイザーがオペレーターの運用をサポートし、大手レベルの運営体制を整えます。

    株式会社ネットロジスティクス初期費用月額料金主な機能
    要問い合わせ要問い合わせネット通販受注代行 など
    株式会社ネットロジスティクスの料金・主な機能

    株式会社ネットロジスティクス

    株式会社ブランジスタソリューション

    株式会社ブランジスタソリューション
    • 10年以上のノウハウ
    • 2,000社以上の実績
    • EC運営に必要な業務をトータルサポート

    株式会社ブランジスタソリューションは、企画・受注・運用代行・管理・物流まで一貫してサポートを行う会社です。10年以上のノウハウと2,000社以上の実績から利益向上のサポートを行います。

    EC支援においては20年以上のノウハウがあり、運営代行・コンサルティング・業務委託により効率的に良質なECサイト作成と売上向上が可能です。自社の課題に合わせた幅広い業務の中から柔軟な対応が受けられます。

    株式会社ブランジスタソリューション初期費用月額料金主な機能
    要お問い合わせ要お問い合わせコンサルティング/サイト運用/デザイン制作/Webプロモーション
    EC運営サポート/越境ECサポート/CS・受注処理代行
    多言語サイト制作/物流サービス など
    株式会社ブランジスタソリューションの料金・主な機能

    株式会社ブランジスタソリューション

    KSプレミアムスタッフ株式会社

    KSプレミアムスタッフ株式会社
    • 多種多様な受注業務を担当
    • 大手モールから自社店舗カートまで柔軟に対応
    • コルトの変動化が可能

    KSプレミアムスタッフ株式会社は、物流業界の人材サービスや物流業務のアウトソーシングサービスを提供しています。

    BtoC、BtoB問わず、多種多様なクライアントの受注業務を担当、大手モールから自社店舗のカートシステムまで対応します。多店舗展開向け一元管理システムの受注対応、電話・FAXによる注文受付・注文登録、独自システム、EDIの受注まで任せることが可能です。

    料金設定は単価設定で「単価×受注件数=請求額」となるため、「コストの変動化」が可能です。閑散期にが請求額が減少するため、赤字リスクへの耐性が高まります。

    KSプレミアムスタッフ株式会社初期費用月額料金主な機能
    要問い合わせ要問い合わせ受注代行 など
    KSプレミアムスタッフ株式会社の料金・主な機能

    KSプレミアムスタッフ株式会社

    株式会社アイ・エヌ・ジー・ドットコム

    株式会社アイ・エヌ・ジー・ドットコム
    • 長年の実績・運営ノウハウ
    • パフォーマンス力の高いベテランスタッフ
    • 有資格者による顧客対応

    株式会社アイ・エヌ・ジー・ドットコムは、365日対応のコールセンター・FAX・メールでの受注や問い合わせ対応業務を中心に、通販・EC会社向けの業務支援を行う企業です。

    テレマーケティング・コールセンター受託を中心に20年に渡り業務展開してきた実績とノウハウで育成された、明確な採用基準を満たしたベテランスタッフが多く在籍しています。

    研修や資格取得支援(化粧品検定や栄養士など)を行い質の高いスタッフ育成をしています。取引企業の一員という意識を持った顧客対応する実施することで顧客満足度の向上につながるでしょう。

    株式会社アイ・エヌ・ジー・ドットコム初期費用月額料金主な機能
    要問い合わせ要問い合わせ受注代行 など
    株式会社アイ・エヌ・ジー・ドットコムの料金・主な機能

    株式会社アイ・エヌ・ジー・ドットコム

    自社に合った受注代行で対応品質や売上のさらなる拡大を

    受注業務はルーティン化しやすいですが、細かな処理も多く、ECサイトが成長するにつれて従業員のリソースを圧迫していくでしょう。

    受注処理の早さや正確さは、商品配送のスピードや正確さにもつながります。リソース不足で従業員に疲労がたまると、発送遅れや人的ミスも起こりやすくなります。

    受注件数が増えてきたら、受注代行サービスを活用するのもひとつの手です。代行業者は受注業務に特化したプロ集団で、早くて正確な受注処理をこなすための仕組み化も行き届いています。

    本記事で紹介した5社の中に気になる会社があったら、まずは公式サイトをチェックしてみましょう。公式サイトを見てわからないことがあったら問い合わせをして、不明点や疑問点をなくしてから依頼するかどうかを決めてください。

  • 継続課金システムとは?都度課金との違いや導入できる決済手段、適したビジネスモデルを紹介

    継続課金システムとは?都度課金との違いや導入できる決済手段、適したビジネスモデルを紹介

    継続課金システムとは、決まったスパンで料金を支払い続けるビジネス、そのための決済システムのことです。本記事では継続課金の種類や似た料金形態との違い、メリット・デメリットを解説します。相性のいいビジネスモデルも紹介します。

    継続課金システムとは?

    継続課金システムとは、サービスや定期購入などの解約をしない限り、定期的な支払いが継続される決済方法のことです。(サブスク決済)

    具体的にはフィットネスジムや教室といった習い事の月謝、オンラインサロンの会費、サプリメントや化粧品などの定期購入などがこれにあたります。水道や電気などの公共料金も継続課金といえます。

    継続課金の支払いモデルを採用するには、口座振替や継続課金に対応した決済代行の導入が必要です。

    おすすめの継続課金システムはこちら

    2種類の継続課金モデル

    継続課金には毎回同じ金額を支払う「定額課金」と、使った量に応じて料金が変わる「従量課金」があります。

    定額課金

    定額課金は利用の量や回数にかかわらず毎回同じ金額を支払うタイプです。月額制のサービスが多いですが、2ヵ月ごと、1年ごとなどのサービスもあります。月額払いのサービスを年間契約すると少しお得に使えることも多いです。

    【定額課金の例】

    • 携帯やインターネット回線の料金(ギガ数固定)
    • フィットネスジムや教室の月謝
    • オンラインサロンの会費
    • 雑誌や新聞の定期購読
    • 家賃や保険料
    • 月極駐車場 など

    従量課金

    従量課金は利用の量や回数に応じて支払う金額が変わるタイプです。支払いの期間は一定ですが、中には「利用料の合計が3,000円を超えてから請求」のようなサービスもあります。

    【従量課金の例】

    • 携帯料金(従量課金プラン)
    • 電気や水道などの公共料金
    • コインパーキング など

    継続課金と似た課金システム

    継続課金と似た課金システムに「月額課金」や「サブスクリプション」があります。これらと継続課金との違いを、都度課金との違いと併せて解説します。

    都度課金との違い

    都度課金とは、商品を購入したりサービスを受けたりするたびに料金を支払うことです。ECサイトやマッサージ店などで一般的な支払い方法です。

    月額課金との違い

    月額課金は料金の支払いが毎月発生する課金方式です。公共料金やクラウドサービスなど、月額料金が発生するサービスがこれにあたります。

    継続課金との違いは支払いのスパンです。継続課金には月額制のものもありますが、年額制のものやそれ以外のスパンで支払いが発生するものもあります。継続課金の一種として月額課金があると考えておきましょう。

    サブスクリプションとの違い

    英語のサブスクリプション(Subscription)には定期購読・継続購入などの意味があります。サブスクリプションも継続課金で提供されるサービスですが、継続課金とは目的が異なります。

    サブスクリプションの目的はLTV(顧客が契約してから解約するまでの間に自社にもたらす利益の合計)の向上です。そのために、顧客のニーズや満足度を分析し、改善していきます。

    一方、継続課金のサービスは顧客に決まった商品・サービスを提供することを目的とします。

    支払いの方法は同じでも、両者には「サービスをただ提供するのか、より良いサービスを提供することで利益アップを狙うのか」という違いがあります。

    おすすめの継続課金システムはこちら

    継続課金の決済手段

    継続課金の主な決済手段を3つ紹介します。

    クレジットカード/デビットカード

    クレジットカードは継続課金の代表的な決済手段です。自社への代金入金はクレジット会社が行ってくれるため、残高不足による未回収リスクがありません。

    デビットカードは利用者からすればクレジットカードと近い決済手段ですが、口座残高から代金を引き落とします。事業者から見ると、クレジットカードに比べて未回収リスクをゼロにできないデメリットがあります。

    口座振替

    口座振替はクレジットカードを持っていない人、キャリア決済をはじめとするオンライン決済に抵抗感のある人でも利用できる決済手段です。公共料金の支払いに古くから使われてきた方法であり、老若男女問わず安心して利用できるでしょう。高齢者をメインターゲットにしたサービスでは、必ず導入しておきたい決済手段です。

    ただ、口座振替の手続きは事業者側の負担も大きいです。スムーズに導入するために、こちらの記事で導入方法を確認しておきましょう。

    おすすめの口座振替サービスはこちら

    キャリア決済

    キャリア決済は携帯キャリアと連携した決済方法です。紐付けられた携帯キャリアのアカウントを使い支払いができます。

    キャリア決済で支払った金額は、携帯料金と合算して翌月以降に請求されます。手軽に使えること、携帯代と合算できるため管理しやすいことから人気の決済手段です。

    継続課金システムを導入するメリット

    商品やサービスの支払いに継続課金を採用するには、継続課金システムの導入が便利です。システムを活用することで、代金の回収や管理などの事務にかかるコストを抑えられるからです。継続課金システムを導入するメリットを3つ紹介します。

    利便性と継続率の向上

    継続課金システムを導入するメリットの1つ目は、「利便性と継続率の向上」です。都度課金のように、支払いのたびに手続きをする必要はありません。

    また、料金が決まったスパンで自動で引き落とされる継続課金は、都度課金と比べて「料金を支払っている」ということが意識に浮かびづらいです。

    都度課金では支払いのたびに手間がかかるうえ、「このサービスは本当に必要かな?」「解約しようかな?」と考える機会も多くなります。顧客にとっては利便性の、事業者にとっては継続率の向上が見込めるでしょう。

    売上が安定し、予測しやすくなる

    継続課金システムを導入するメリットの2つ目は、「売上が安定し、予測しやすくなる」ことです。継続課金のビジネスからは、毎月決まった売上が安定して得られます。

    不祥事や強力なライバルの登場など不測の事態さえ起こらなければ、解約率も一定の水準を保つでしょう。売上も予測しやすく、将来の見通しも立てやすいです。

    事務・管理コストの削減

    継続課金システムを導入するメリットの3つ目は、「事務・管理コストの削減」です。都度課金では支払いのたびに顧客へ払込票を郵送したり、決済用のメールを送ったりしなければなりません。

    支払いのタイミングも顧客ごとにバラバラで、入金サイクルも読みづらいでしょう。

    継続課金システムを導入することで、請求や代金回収を自動化できます。入金サイクルも一定になるため、資金計画も立てやすくなるでしょう。

    継続課金システム・ビジネスのデメリット

    継続課金のビジネスモデルには、「初期段階の売上が低調になりやすい」というデメリットがあります。定期的な支払いを前提とする継続課金では、1回の支払い金額を低めに設定することになります。売り切り型の商品・サービスに比べ、投資の回収までに時間がかかるでしょう。

    特に定期購入を前提とした商品では、在庫を抱えるリスクもあります。継続課金は売上の予測が立てやすく、そのため在庫の管理もしやすいですが、先述のとおり不測の事態で突然の解約が相次ぐこともあり得ます。

    顧客が増え売上が安定するまではマーケティングにかける費用を抑えること、不測の事態も考えて在庫を管理することが重要です。

    継続課金システムを導入すべきビジネスモデル

    継続課金システムを導入すべきビジネスモデルには、「店舗系」「定期購入系」「コンテンツ系」の3タイプに大別できます。それぞれどんなビジネスが継続課金に適しているのか、例と併せて解説します。

    店舗系のビジネス

    フィットネスジムや習い事の教室など、月謝制のビジネスは継続課金と相性がいいです。

    定期購入系のビジネス

    次のような商材は定期購入を前提とするものも多く、継続課金と相性がいいです。

    • サプリメント
    • 健康食品
    • 化粧品
    • シャンプー・洗顔料 など

    コンテンツ系のビジネス

    次のようなコンテンツ配信がメインのビジネスは、継続課金と相性がいいです。

    • オンラインサロン
    • オンラインスクール
    • ファンクラブ
    • 有料メルマガ など

    継続課金システムを導入し、売上の安定と事務の効率化を

    フィットネスジムやコンテンツ配信、定期購入が前提の商品などは継続課金と相性がいいです。継続課金を導入することで、顧客が解約を意識する機会は減り継続率が向上、売上も予測しやすくなるでしょう。

    継続課金には代金の回収や入金の管理など、事務にかかるコストを抑えるメリットもあります。継続課金に対応した決済代行会社、オンライン決済システムなどを活用すれば、バックオフィス業務をより効率化できるでしょう。

    継続課金の導入にもおすすめのオンライン決済サービスは、こちらの記事で紹介しています。

    おすすめの継続課金システムはこちら

  • 発送代行サービス比較5選!ニーズ増加の背景や必要なケース、選び方を解説

    発送代行サービス比較5選!ニーズ増加の背景や必要なケース、選び方を解説

    発送代行サービスとは、ECサイトなどの商品発送を代行するサービスのことです。ECサイトの利用世帯・利用頻度の増加により、発送代行サービスへのニーズも高まっています。サービスのメリット・デメリットと併せて、必要なケースや選び方を解説します。

    発送代行とは?

    発送代行とは、ECサイトなどでの商品発送を業者に代行してもらうことです。代行業者は商品保管のための倉庫や配送のための車両、入庫や商品から配送までの一連の業務を行うための人員を確保しています。

    このような大規模な物流ネットワークを自社で確保するのは難しいでしょう。ECサイトの売上規模が小さいうちは商品管理は自社で行い配送はヤマト運輸や佐川急便などで、規模が拡大してきたら商品管理から配送までを発送代行で行うのが一般的です。

    運営代行との違い

    ECサイトの代行サービスにはいくつかの種類があり、その内のひとつが「運営代行」です。運営代行はECサイトの構築や出店、商品登録、商品の入荷~発送までの一連業務「フルフィルメント業務」などを委託できるサービスです。

    商品の管理や配送も委託できますが、より大きな物流ネットワークを持つのはやはり発送代行サービスでしょう。また、運営代行ではマーケティング支援やコンサル業務なども提供しており、商品配送のためというよりは店舗改善・売上アップのために活用するのが一般的です。

    発送代行の利用企業が増える背景

    発送代行の利用企業が増える背景には、インターネットやスマートフォンの普及、ネットショッピングの浸透などが挙げられます。

    インターネットが広く普及するまではECサイト・ネットショッピングを利用する人は少なく、このような時代なら自社だけで商品配送をこなせていたでしょう。発送代行を利用するのは、一部の大規模サイトだけでした。

    しかし、スマートフォンの普及により誰もが気軽にインターネットにアクセスできるようになり、ネットショッピングの利用者も増えました。

    この流れに拍車をかけたのが、コロナ禍による新しい生活様式の普及です。

    出典:総務省|令和3年版 情報通信白書|オンライン消費の増加

    日本国内で新型コロナウイルスの感染がはじめて確認されたのは2019年下旬です。そこから新しい生活様式の呼びかけや緊急事態宣言の発令などを受け、2020年2月からネットショッピング利用世帯の割合が急増しました。

    2020年12月の急増はクリスマスや年末年始のギフト・セールによるものでしょう。2021年1月には利用世帯数は前月から大きく減りましたが、利用世帯の割合は50%超えをキープしています。

    出典:コロナ禍前後で10代の3割がAmazon利用頻度増加/利用頻度は月1回が最多に【ウブン調査】 │ MarkeZine

    このグラフは世帯ごとのネットショッピングでの購入頻度の変化を表すものです。世帯単位の購入頻度もコロナ禍により増えています。

    ネットショッピングを利用する世帯と購入頻度が増えたことにより、効率的な物流を求める企業も増えました。2023年4月には宅配便大手のヤマト運輸でも、ドライバー不足による配達遅れが起こっていると話題になりました。

    参考:ヤマト運輸、宅配便の配達1日遅く 一部地域で – 日本経済新聞

    スムーズな商品配送を実現するために、発送代行サービスを活用する企業は今後も増えていくでしょう。

    発送代行に依頼できる業務

    発送代行サービスに依頼できる主な業務は次の通りです。

    • 商品の入荷
    • 商品の保管
    • 在庫管理
    • ピッキング
    • 商品の梱包
    • 商品の発送・配送 など

    これらはあくまで主要業務であり、中にはラッピングや商品組み立てなどの加工業務まで代行してくれる業者もいます。

    発送代行サービスを選ぶ詳しいポイントは後述しますが、業務範囲やプラスアルファの業務をチェックすることは大切です。発送代行をうまく活用することで、サービスの品質や顧客満足度を高めることもできるでしょう。

    発送代行の費用内訳

    発送代行サービスにかかる費用の内訳は次のようになります。

    内訳概要料金のかかり方
    荷役量商品の入出庫とそれにともなうピッキングや検品などにかかる費用商品個数×料金で計算するのが一般的
    保管料商品を保管するための料金で、施設やそこで使う光熱費を含む坪あたりや個数あたりなど業者により異なる
    梱包料商品の梱包にかかる費用。納品書や送り状の発行費用も含まれるが、ラッピングなどは別料金であることが多い商品個数×料金で計算するのが一般的
    配送料商品の配送にかかる費用商品のサイズや配送地域により設定されていることが多い
    手数料システム利用料事務手数料や管理システムの利用にかかる費用定額制または従量課金制
    発送代行の費用内訳

    発送代行を利用するメリット

    発送代行を利用することで商品配送の品質・スピードを高めながら、自社従業員の業務負荷を軽減できるでしょう。その理由を、発送代行の4つのメリットと併せて解説します。

    コア業務に集中できる

    発送代行サービスを活用する1つ目のメリットは、「コア業務に集中できる」ことです。

    商品発送は特別なスキルのいらない単純作業ですが、手順が細かく量も多く、自社従業員のリソースを圧迫します。これを外部委託することで従業員のリソースを開放し、マーケティングや分析などのコア業務に集中しやすくなるでしょう。

    コア業務に集中することで店舗の改善点が見えてきたり、マーケティング施策を実行したり、売上アップを目指しやすくなります。

    人的ミスを防ぎやすくなる

    発送代行サービスを活用する2つ目のメリットは、「人的ミスを防ぎやすくなる」ことです。

    発送代行業者はいわば物流のプロです。在庫管理システムを提供している業者もいます。

    「発送に不慣れ」「発送以外の業務もしなければならない」という自社従業員よりもミスが起こる確率は低いでしょう。

    発送にかかる費用を可視化できる

    発送代行サービスを活用する3つ目のメリットは、「発送にかかる費用を可視化できる」ことです。

    発送代行サービスでは利用状況に応じた費用がかかりますが、だからこそ、発送にどの程度の費用がかかっているのかがすぐにわかります。

    一方、自社で発送業務を行う場合は人件費(従業員のリソース)の内どの程度が発送業務にあてられているのか、倉庫やそこで使う光熱費などの費用がどうなっているのかなどの詳細がわかりづらいです。

    発送にかかる費用の無駄がなくなる

    発送代行サービスを活用する4つ目のメリットは、「発送にかかる費用の無駄がなくなる」ことです。

    セールやイベント、季節などにより繁忙期と閑散期の発送量が異なるECサイトも多いでしょう。このような場合、繁忙期に対応するために人材や商品の保管スペースを確保しなければならず、閑散期にコストの無駄が出やすいです。

    発送代行サービスを活用することで、自社で人材や保管スペースを確保する必要がなくなり、状況に応じた柔軟な運用ができるようになります。時期に合わせてかける費用を調整しやすくなり、コストの無駄も出づらくなるでしょう。

    発送代行を利用するデメリット

    発送代行サービスは配送業務の負担を減らし、スピーディな商品配送を実現してくれますが、いくつかでメリットもあります。発送代行の3つのデメリットを紹介するので、メリットと照らし合わせ、利用するか考えてみましょう。

    自社にノウハウを蓄積しづらい

    発送代行サービスの1つ目のデメリットは、「自社にノウハウを蓄積しづらい」ことです。

    配送業務を外注すると自社従業員が業務にあたることがなくなります。従業員のスキルアップや自社のノウハウ蓄積の機会がなくなり、内製化がしづらくなるでしょう。

    コストの関係で自社で配送することになった場合も、業者がどのように業務を進めていたかがわからず、しばらく混乱が続く可能性があります。

    自社ならではの対応がしづらい

    発送代行サービスの2つ目のデメリットは、「自社ならではの対応がしづらい」ことです。

    ラッピングや購入のお礼の添付、おまけ・サンプルの同梱など、配送サービスに特殊な工程があってもそれをそのまま業者に依頼できるとは限りません。依頼できたとしても特別対応となり、費用が高くなることもあります。

    情報漏えいのリスクが高まる

    発送代行サービスの3つ目のデメリットは、「情報漏えいのリスクが高まる」ことです。

    商品配送では購入者や送り先の情報が必要となります。このような情報を業者にわたすことで、情報漏えいのリスクは高まってしまいます。情報の取り扱いやセキュリティ対策がしっかりした、信頼できる業者を選びましょう。

    発送代行サービスはこんな企業におすすめ

    発送代行サービスはECサイトの規模が拡大し、自社での商品配送が難しくなってきたら利用すべきでしょう。

    しかし、商品配送の量や売上規模だけが判断材料ではありません。発送代行サービスの利用が適したケースを3つ紹介するので、導入を考えるときの参考にしてみてください。

    繁忙期と閑散期で発送数の差が大きい企業

    繁忙期と閑散期で商品発送数の差が大きい企業には、発送代行サービスがおすすめです。

    繁忙期に必要な人員や保管スペースを自社で確保した場合、閑散期のロスが大きいです。派遣や単発バイトなどで繁忙期のリソースを補う手もありますが、「費用が割高」「人員を確保できるとは限らない」などの課題も残ります。

    従量課金制や柔軟な対応ができる発送代行サービスを使えば、「繁忙期にリソースが足りなくなる」「閑散期に費用の無駄が出る」といった事態を防ぎやすくなるでしょう。

    マーケティング活動に専念できていない企業

    発送業務にリソースが圧迫され、マーケティング活動に専念できていない企業は、発送代行サービスの利用でリソース配分の見直しができるでしょう。

    商品配送は顧客満足度にもかかわる大切な業務ですが、自社従業員でなくても問題なくこなせます。発送代行サービスの活用で、配送のスピードや梱包の丁寧さなど、サービス品質が向上することもあるでしょう。

    発送コストを見直したい企業

    発送コストがかかりすぎている企業や、人件費(従業員のリソース)の内どのくらいが発送業務にあてられているのかわからない企業など、発送コストを見直したいケースにも発送代行サービスはおすすめです。

    発送代行サービスを使えば商品配送にどのくらい費用がかかっているのかが明確になります。自社で従業員を雇用するよりもコストを抑えられることも多いです。

    発送代行サービスの選び方

    発送代行サービスを選ぶ際、費用や対応規模ばかりに目が向いてしまう企業も多いでしょう。しかし、サービス選定のポイントはほかにもあります。発送代行サービスの選び方を5つの視点から解説します。

    • 費用
    • サポート体制
    • 対応可能数
    • 保管場所の立地
    • 得意な商品カテゴリ

    費用

    発送代行サービスを選ぶ1つ目のポイントは、「費用」です。

    まずは発送代行サービスを活用する場合と自社で商品配送をする場合の費用を比較し、その差額を試算しましょう。

    発送代行サービスの方がコストを抑えられそうなら、自社の状況に合った料金プランがあるサービスをピックアップし、その中から導入サービスを決めます。

    このとき料金の安さだけでなく、繁忙期と閑散期で柔軟な対応ができるか、次以降で紹介するほかのポイントを満たしているかなどもチェックしましょう。

    サポート体制

    発送代行サービスを選ぶ2つ目のポイントは、「サポート体制」です。

    業務やサービスに関する不明点の問い合わせ、トラブル発生時の対応など、サポート体制もしっかりチェックしておきましょう。問い合わせの手段や対応可能時間も確認しておきます。

    いざというときの対応が早くて丁寧なサービスを選べば、トラブルがあっても顧客からの信頼を失わなくて済むでしょう。

    対応可能数

    発送代行サービスを選ぶ3つ目のポイントは、「対応可能数」です。

    在庫の保管や商品の配送はどの程度の量まで対応可能なのかチェックしましょう。現在の売上規模や配送数だけでなく将来のことも考え、対応可能数に余裕のあるサービスを選びたいです。

    保管場所の立地や稼働状況

    発送代行サービスを選ぶ4つ目のポイントは、「保管場所の立地や稼働状況」です。

    発送業務で何かトラブルが起きたときなど、保管場所に赴く必要が出てくることもあるでしょう。運営会社と実際に業務にあたる会社が異なるサービス(再委託)もあります。保管場所の視察が必要になったとき、自社から遠すぎる立地だと不便です。

    また、特定の地域への発送が多い場合、その地域や付近に倉庫を持つサービスを選ぶと商品の発送から到着までが早くなるでしょう・

    得意な商品カテゴリ

    発送代行サービスを選ぶ5つ目のポイントは、「得意な商品カテゴリ」です。

    自社の扱う商材によって、特別な管理や配送が必要になることもあります。食品や化粧品、アパレルなど、商品ジャンルごとの実績を確認しておきましょう。

    発送代行サービス5選|費用はサポートを比較

    株式会社UC

    株式会社UC
    • 365日・24時間全国エリアに希望の輸送手段で発送
    • 初期費用・固定費0円
    • オーダーメイド型配送代行サービス

    株式会社UCは、受け取る・届けるの常識を変える発送代行サービスです。物流センターは年中無休、ECショップをはじめ365日営業を実現したい企業を支援します。受注締め切りは当日15時、ハンドキャリーから特殊車両まで輸送手段の選択肢が豊富です。

    初期費用・固定費0円でスポットでも1点からでも簡単に始めることが可能です。フリマやクラウドファンディングなどでも使いやすい料金体系になっています。配達クルー・管理者など配送業務全般の請負が可能なので自由度の高い配送代行を利用できます。

    株式会社UC初期費用料金主な機能
    0円要問い合わせ発送代行 など
    株式会社UCの料金・主な機能

    株式会社UC

    ディーエムソリューションズ株式会社

    ディーエムソリューションズ株式会社
    • 発送だけでなく受注や決済サービスなど通販業務を幅広く支援
    • オンラインのみで出荷業務が完結
    • 新規立ち上げもしっかりサポート

    ディーエムソリューションズ株式会社は、月間10万個以上の配送実績を誇る配送代行サービスです。

    発送だけでなく通販業務を幅広く支援、当日13時まで出荷指示が可能です。WMS(倉庫管理システム)による在庫管理でオンライン倉庫への出荷指示、倉庫在庫の確認がオンラインで完結します。使用カートによってはAPI連携による自動連携も可能なので、業務削減を目指せるでしょう。

    初めてアウトソーシングを利用する企業との取引が約70%と、しっかりとしたフォロー体制でサポートします。

    ディーエムソリューションズ株式会社初期費用月額料金主な機能
    要問い合わせ要問い合わせ発送代行 など
    ディーエムソリューションズ株式会社の料金・主な機能

    ディーエムソリューションズ株式会社

    株式会社ロジ・ウエイズ

    株式会社ロジ・ウエイズ
    • 発送に関わる業務を一括代行
    • ひと手間かけたギフト加工・ラッピング
    • 衛生管理・特殊加工対応

    株式会社ロジ・ウエイズは、商品のギフト加工・健康食品・医薬・化粧品に特化した発送代行サービスです。

    検品から保管・加工・発送までを一括代行します。商品を、半製品状態で預かり、ギフト加工用資材の調達や個別対応独自システムによりギフト化します。ひと手間かけたギフト加工やラッピングは、見た目で伝わる高品質加工です。商品に付加価値を与えることで顧客リピート率を後押しします。

    万全なサポート体制で、安全な衛生管理下での包装や充填加工などにかかる時間やコストを削減します。

    株式会社ロジ・ウエイズ初期費用月額料金主な機能
    要問い合わせ要問い合わせ発送代行 など
    株式会社ロジ・ウエイズの料金・主な機能

    株式会社ロジ・ウエイズ

    株式会社ピーエムコーポレーション

    株式会社ピーエムコーポレーション
    • 業界内でもトップクラスの低コスト
    • 迅速・高品質の総合サービス
    • 在庫・発送を可視化することで安心運用

    株式会社ピーエムコーポレーションは、DM発送・ネット通販物流代行だけでなく、デザイン・印刷などの総合サポートを行う発送代行トータル支援サービスです。

    大量の配送物を扱うスケールメリットと徹底したコスト管理で、業界内でもトップクラスの低価格設定です。DM発送代行、通販物流、印刷・デザイン、発送後の進捗までを総合的にサポートすることで、業務・コストの削減とスピーディな対応を両立します。

    クラウド型WMSシステムにより、入出荷・在庫などをリアルタイムで確認、荷物追跡システムで発送後の進捗を把握することも可能です。

    株式会社ピーエムコーポレーション初期費用料金主な機能
    DM発送代行要問い合わせ60円~発送代行 など
    通販物流代行500円~通販物流代行 など
    株式会社ピーエムコーポレーションの料金・主な機能

    株式会社ピーエムコーポレーション

    株式会社日新ECパートナーズ

    株式会社日新ECパートナーズ
    • 全部まとめて750円から
    • 手間・時間・コスト削減
    • 荷主の利益に寄与するきめ細やかなサポート

    株式会社日新ECパートナーズは、発送・物流代行に関する業務全般を1個あたり750円からの低コストで請負う物流業務アウトソーシングサービスです。

    物流業務・出荷作業を専門に任せることで、計画・企画・販売といった本来の業務に専念できます。

    商品はバーコードを使用してデジタル管理、企業は簡単なデータのやりとりとするだけです。多種多様な企業の物流を手掛けているので適正価格でサービスを提供できます。女性スタッフによるきめ細やかなサポートや物流のプロによる提案で企業のニーズにあった的確な物流サービスを適正価格で提供します。

    株式会社日新ECパートナーズ初期費用料金主な機能
    要問い合わせ750円~発送代行/物流代行 など
    株式会社日新ECパートナーズの料金・主な機能

    株式会社日新ECパートナーズ

    発送代行サービスを活用し、より重要な業務に専念しよう

    商品配送は特別なスキルがなくてもできる業務で、内製化したり派遣や単発バイトに任せたりもしやすいです。

    ただ、商品配送のスピードや梱包の丁寧さなどは顧客満足度に直結します。誰でもできる割に時間と手間がかかり、売上規模が増えるほど従業員のリソースを圧迫してしまうでしょう。

    商品配送の品質向上やリソース不足の解消のために、発送代行サービスを活用するのもひとつの手です。人員や商品の保管スペースを自社で確保するよりもコストを抑えられるケースも多く、発送業務にかかるコストの見直しにもなります。

    本記事で紹介した5社の中に気になる会社があったら、まずは公式サイトをチェックしてみましょう。公式サイトを見てわからないことがあったら問い合わせをして、不明点や疑問点をなくしてから依頼するかどうかを決めてください。

  • リカーリングとは?現代社会にマッチする理由や適したビジネスモデルを紹介

    リカーリングとは?現代社会にマッチする理由や適したビジネスモデルを紹介

    リカーリングとは本体+消耗品の購入や利用料の継続課金などにより、継続的に収益を上げるビジネスモデルです。剃刀本体の購入後、替え刃を購入するようなイメージです。本記事ではリカーリングが注目される背景や具体的なビジネスモデルなどを紹介します。

    リカーリングとは?

    リカーリングとは繰延収益が得られるビジネスモデルです。リカーリング(Recurring)には「くり返される」「循環する」などの意味があり、このビジネスモデルから得られる繰延収益をリカーリングレベニューといいます。

    具体的には剃刀(髭剃り)やプリンターなどがリカーリングビジネスにあたります。どちらも本体だけでは使えず、替え刃やインクなどの消耗品を定期的に購入しなければなりません。ほかにも、毎月料金が生じる公共料金や習い事、サブスクリプションのビジネスなどもリカーリングといえます。

    サブスクリプションとの違い

    サブスクリプションもリカーリングも定期的に売上が上がる点は同じです。両者の違いは、その売上の性質にあります。

    リカーリングは先述の剃刀の替え刃やプリンターのインクのような消耗品、公共料金などの「利用料」から売上を上げるビジネスモデルです。替え刃やインク、公共料金はどの程度使ったかにより料金額も変わるため、従量課金のビジネスモデルといえます。

    一方、サブスクリプションはYouTubeプレミアムのような「権利料」から売上を上げるビジネスモデルです。プランが分かれていることもありますが、利用状況により料金額が変わることはなく、定額制のビジネスモデルといえます。

    リカーリングビジネスの発祥

    リカーリングビジネスはアメリカの剃刀メーカー「Gillette(ジレット)」からうまれたといわれています。ジレットは剃刀本体を無料で提供し、替え刃を定期的に購入してもらうことで、継続的な収益を得ていました。

    現在では剃刀は替え刃式が主流となり、ジレットだけでなくさまざまなメーカーがリカーリング形式で販売をしています。

    リカーリングビジネスが注目される背景

    リカーリングは現代社会に合ったビジネスモデルといえます。リカーリングやサブスクリプションなど、多くの企業が継続的に収益を得られるビジネスモデルを採用するのはなぜなのか、3つの背景から解説します。

    製品そのものの差別化が難しい

    テクノロジーが発達し、技術力が研ぎ澄まされた現代において、製品そのものの差別化は難しくなってきました。

    高度経済成長期の日本、特に製造業は製品の機能や品質を高めることで市場拡大と売上アップを続けてきました。そのほとんどは売り切りモデルでしたが、「サービスによるリカーリングモデル」の構築を試みてきました。たとえばガスタービンのような製品は、タービンの部品の販売およびメンテナンスにより、リカーリングモデルが成立しています。

    どのメーカーも質の高い製品を出している環境では、製品そのものによる差別化には限界があります。部品の購入やメンテナンスのしやすさ、サポートの充実などのサービス部分で差別化を図ることが重要です。

    中国や韓国の台頭

    製品そのものの差別化を難しくした要因として、中国や韓国の台頭が挙げられます。昔からメイドインチャイナの製品は安価であることが強みでしたが、以前は「安い分質も低い」のが当たり前でした。

    しかし、今では中国の技術力は高まり、「安いうえに質も高い」という認識に変わりつつあります。中国は今や数少ない社会主義国家であり、利益の上がるビジネスや将来性の高い企業を国がバックアップするような仕組みになっています。これらの国と製品の価格や機能で勝負するのは難しいでしょう。

    機能から体験(CX)へ、価値観の変化

    現代では製品そのものの機能や品質、価格だけで勝負をするのは難しいです。そこで注目されているのが「顧客体験(CX)」です。その製品を手にすること、使うことで顧客はどんな体験ができるかという視点でビジネスモデルを構築する企業が増えています。

    顧客側の価値観も変化し、メーカーのポリシーや理念などを軸に何を買うか決める人も多くなりました。

    先述の剃刀なら、よく剃れること、肌が傷つかないことはもはや当たり前です。顧客から選ばれるために、たとえば本体の持ち手を木製にして高級感を出したりメーカー・ブランドとしてのポリシーを前面に押し出したり、各社工夫を凝らしています。

    2種類のリカーリングビジネス

    リカーリングビジネスは売上の性質から「消耗品販売」と「継続課金」の2種類に大別できます。

    消耗品販売

    本体を持つ顧客に消耗品を継続的に販売するビジネスモデルには、次のようなものがあります。

    • 剃刀と替え刃
    • プリンターとトナーやインク、コピー用紙
    • 家庭用ゲーム機とゲームソフトやコントローラー など

    継続課金

    サービスや製品の利用料を継続課金モデルで支払ってもらうビジネスモデルには、次のようなものがあります。

    • 各種公共料金
    • インターネット回線
    • 携帯電話のキャリア回線 など

    リカーリングビジネスのメリット

    リカーリングは現代社会に合ったビジネスモデルであり、将来性・安定性も高いです。その理由を、リカーリングビジネスの3つのメリットと併せて解説します。

    売上が安定し、収益の見通しも立てやすい

    リカーリングビジネスの1つ目のメリットは、「売上が安定し、収益の見通しも立てやすい」ことです。消耗品の定期購入や利用料の継続課金が必要なリカーリングでは、ある程度決まった売上が毎月入ってきます。

    ファンマーケティングとの相性がいい

    リカーリングビジネスの2つ目のメリットは、「ファンマーケティングとの相性がいい」ことです。

    ファンマーケティングとは、企業が提供する商品やサービスを強く支持してくれるファンを増やすマーケティングのことです。このようなファンは自社の製品を購入し続けてくれるだけでなく、ポジティブな口コミも広めてくれます。

    継続購入が前提となるリカーリングビジネスでは、いかにファンを増やすかが売上アップに直結します。

    CPAを下げ、LTVを高めやすい

    リカーリングビジネスの3つ目のメリットは、「CPAを下げ、LTVを高めやすい」ことです。

    CPAは顧客獲得単価を意味し、顧客1人を獲得するのに費用がいくらかかるのかを示します。LTVは顧客生涯価値のことで、1人の顧客が自社と契約(商品購入)してから解約(消耗品の購入をやめる)するまでに得られる利益の総額のことです。

    継続的な購入や課金を前提とするリカーリングはLTVを高めやすいビジネスモデルです。ファンマーケティングとの相性もよく、ファンが増えるほど広告や営業ではなく、口コミやおすすめで商品が売れるようになっていきます。

    リカーリングビジネスのデメリット

    リカーリングビジネスの主なデメリットは「初期投資の回収に時間がかかる」「価格競争に巻き込まれやすい」の2つです。

    継続購入を前提とするリカーリングでは、一度の購入額が低くなりやすいです。一度の購入額が高い売り切り型なら初期投資の回収も早いですが、リカーリングでは時間がかかるでしょう。

    「消耗品を定期購入しなければならない」「利用料が毎月発生する」などの特性から、価格競争に巻き込まれやすいともいえます。この先ずっと消耗品を購入するとなると、顧客は消耗品がわずかでも安いメーカーを選びたくなるでしょう。「ちりも積もれば山となる」ということわざもあります。

    これらのデメリットを踏まえ、初期のマーケティングには慎重になること、価格以外の価値で顧客にアプローチすることが大切です。

    リカーリングが適したビジネスモデル

    日用品・消耗品系

    剃刀やプリンターなどの消耗品を定期的に購入しなければならない製品はリカーリングと相性がいいです。

    広い意味では、シャンプーや洗剤などの「一度ボトルを買った後、使い切ったら詰め替え用を買う」ような商品もリカーリングといえます。詰め替え用のシャンプーや洗剤を、ほかのブランドのボトルに入れたくないという人は多いでしょう。

    教室系

    フィットネスジムや習い事などの教室系もリカーリングビジネスといえます。毎月月謝が発生すること、通える回数や教える内容などでプランを分け、アップグレードを狙う教室も多いです。

    コンテンツ・サロン系

    有料メルマガやオンラインサロンなども、広い意味でのリカーリングビジネスといえます。これらのビジネスモデルは毎月の会費に加え、セミナーやイベント、個別コンサルなどのプラスアルファのサービスを販売しやすいです。

    根強いファンがいる領域

    アイドル事務所やサブカルなど、根強いファンがいる領域もリカーリングビジネスと相性がいいです。ゲーム機本体の購入後にゲームソフトを買い、そのゲームソフトのDLC(ダウンロードコンテンツ)を買い…、というビジネスモデルも増えました。

    アイドル事務所はイベントやグッズなどの販売で売上を上げ続けてきた業種です。最近ではYouTuber・Vtuberなどの事務所も増え、タレントへの投げ銭やメンバーシップに加え、イベントやグッズ販売でさらに売上を上げるという事例も多いです。

    リカーリングビジネスでは決済手段の充実も重要

    リカーリングビジネスにおいて、決済手段を充実させることは重要です。顧客にとって支払いやすい方法でなければ、毎回の支払いが面倒に感じて解約されたり、購入をやめたりされてしまうこともあるでしょう。

    決済手段を充実させるには、決済代行会社の活用がおすすめです。

    こちらの記事では決済代行会社を、どんなビジネスモデルに適しているかという視点から紹介しています。代行会社ごとの手数料や対応した決済手段はもちろん、業界別の選び方も解説しています。

    決済代行サービス・会社おすすめ比較52選|業界別の選び方・シェア・手数料・メリット・仕組み

  • オンライン決済を導入すると集客できるって本当?メリット・デメリットや費用、比較ポイントを解説

    オンライン決済を導入すると集客できるって本当?メリット・デメリットや費用、比較ポイントを解説

    オンライン決済を導入することは集客や客単価アップにつながります。消費者にとって、オンライン決済には「手軽に支払いを済ませられる」「手元にお金がなくても使える」などのメリットがあるからです。オンライン決済の導入方法や比較ポイントを解説します。

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    オンライン決済を導入する2つの方法

    オンライン決済を導入する方法には「個別契約」と「オンライン決済システムや代行会社の活用」があります。

    個別契約

    個別契約は各クレジットカード会社や電子マネーの提供会社など、決済手段ごとに個別契約する方法です。手続きや審査も契約ごとにしなければならず、入金日も各社異なります。複数の決済手段を導入するとなると、手続きや管理に手間がかかるでしょう。

    決済代行会社・オンライン決済システム

    決済代行会社やオンライン決済システムを活用すれば、決済手段ごとの手続きや審査を代行してもらえます。締め日が異なる各社の入金を同じ日にまとめたり、ひとつの管理システムですべての決済手段を管理したり、工数削減のメリットがあります。

    ただし、決済代行会社への手数料やシステム利用料を支払わなければなりません。費用対効果を考えると、オンライン決済の利用が多い店舗、決済手段を充実させたい店舗におすすめです。

    オンライン決済を導入するメリット

    事業者がオンライン決済を導入する主なメリットは次の通りです。

    • 集客や売上・客単価アップに有効
    • 未回収やセキュリティ上のリスク軽減
    • 業務負担や人的ミスの軽減

    オンライン決済は手軽に支払いができ、ポイントがつくものも多いです。電子マネーやキャリア決済、コンビニ後払いなどの「手元にお金がなくても支払いができる決済手段」もあり、機会損失の防止や客単価アップにもつながります。

    オンライン決済システムや決済代行会社を活用すれば、未回収やセキュリティ上のリスク軽減にもなります。代金回収を代行してもらうこと、決済手段ごとに異なる入金日や管理システムを一元化することもでき、業務負担も軽くなるでしょう。

    実店舗では現金のやり取りを減らすことで、金銭授受のミスを防ぐことにもつながります。

    おすすめのオンライン決済サービスはこちら

    オンライン決済を導入するデメリット

    オンライン決済を導入する主なデメリットは次の通りです。

    • 導入・運用コストがかかる
    • セキュリティ上のリスクがある
    • 入金に時間がかかり、管理も煩雑になる

    これらのデメリットのほとんどは決済代行会社やオンライン決済システムの活用で解決できます。

    ただし、ECサイトなどでは事業者側のシステムの脆弱性をついた情報漏えいが起こることもあります。オンライン決済を導入するなら、セキュリティ対策は万全にしなければなりません。

    オンライン決済を導入する前に考えたい3つのこと

    オンライン決済を導入することで集客や客単価アップなどが見込めますが、ただ導入するだけでは費用対効果も低いです。手間やコストをかけて導入する価値があるのか、どのような決済手段を導入すればいいのかなどを考えなくてはなりません。

    そもそもオンライン決済が必要なのか?

    どのオンライン決済を導入するか決める前に、「そもそもオンライン決済が必要なのか?」を考えましょう。

    たとえば実店舗のみで事業を展開していて、支払い方法のほとんどが現金。主な顧客・ターゲットがオンライン決済をあまり使わない高齢者層のようなケースでは、導入する必要はないかもしれません。

    ただ、「オンライン決済ができないからその店舗を使わない層」「他店ではオンライン決済を使っている人」もいるかもしれません。このような潜在層がいるかもしれないことには留意しておきましょう。

    ビジネスモデルやターゲット層に合った決済手段は?

    オンライン決済には次のような種類があります。闇雲に導入するのではなく、ビジネスモデルやターゲット層に合った決済手段を選びましょう。

    【オンライン決済の種類】

    最低でも、普及率の高いクレジットカードやキャリア決済、さまざまな電子マネーに対応できるID決済の導入をおすすめします。各オンライン決済の詳細はこちらの記事で解説しています。

    オンライン決済とは?種類やメリット・デメリットを顧客・事業者側に分けて解説

    セキュリティ対策はどうする?

    オンライン決済を導入する際はセキュリティ対策を講じなければなりません。ECサイトなどの導入企業側の不手際で情報漏えいが起こることもあります。

    労力とリスクを抑えてオンライン決済を導入したい企業には、決済代行会社の活用がおすすめです。

    方法ごとのオンライン決済の導入費用

    オンライン決済の導入費用の内訳は次の通りです。

    内訳内容
    初期費用導入時に支払う費用
    月額料金利用中に支払う固定費
    決済手数料1決済ごとにかかる手数料
    システム利用料決済代行会社のシステムを使うための費用
    トランザクション費用サーバー間の決済処理ごとにかかる費用
    オンライン決済の費用内訳

    初期費用と月額料金以外は従量課金制で、取引の数や金額に応じて発生します。すべてのオンライン決済ですべての費用が発生するわけではなく、たとえばオンライン決済サービスの「Squareオンラインチェックアウト」は初期費用・月額料金・販売手数料なしで利用できます。

    オンライン決済システムの比較ポイント

    オンライン決済システムを比較する際のポイントを7つ紹介します。

    決済方法

    オンライン決済システムを比較する1つ目のポイントは、「決済方法」です。クレジットカードや電子マネー、キャリア決済など、どの決済手段に対応しているかチェックしましょう。

    利用率の高いクレジットカードは必須、ECサイトではキャリア決済やコンビニ決済に対応しているとなお良いです。さまざまな電子マネーに対応できるID決済にも対応していた方がいいでしょう。

    課金方式

    オンライン決済システムを比較する2つ目のポイントは、「課金方式」です。月額制のサービスや定期購入が前提の商品を扱っているなら「継続課金」に対応したものを選びましょう。

    自動で継続課金できるシステムを導入することは、請求業務の効率化やサービスの継続率向上につながります。

    管理・業務効率化の機能

    オンライン決済システムを比較する3つ目のポイントは、「管理・業務効率化の機能」です。管理画面が見やすく扱いやすいこと、請求書の作成・発行などの機能を備えているシステムがおすすめです。従業員の負担と人件費を軽減できるでしょう。

    導入・運用コスト

    オンライン決済システムを比較する4つ目のポイントは、「導入・運用コスト」です。できれば初期費用や月額料金がかからないもの、決済手数料が低いものを選びましょう。決済代行会社を活用する場合、決済機関への手数料交渉まで代行してくれるところがおすすめです。

    入金サイクル

    オンライン決済システムを比較する5つ目のポイントは、「入金サイクル」です。入金のタイミングはサービスごとに異なります。決済成立の翌月以降に入金されるサービスが多いですが、最短即日で入金されるものもあります。

    セキュリティ

    オンライン決済システムを比較する6つ目のポイントは、「セキュリティ」です。決済代行会社を活用する場合、セキュリティに関するマークの取得や具体的な対策などもチェックしましょう。

    クレジットカード決済では、メールリンク型やトークン型などの接続方式も重要です。クレジットカードの接続方式については、こちらの記事で解説しています。

    メールリンク型決済とは?メリット・デメリットや選び方、ほかの接続方式との違い

    システムやECサイトとの連携

    オンライン決済システムを比較する7つ目のポイントは、「システムやECサイトとの連携」です。ECサイトにオンライン決済を導入する場合、ECサイトの構築ツールと連携できるものがおすすめです。

    会計システムと連携できるものを選べば、バックオフィス業務を効率化できます。

    適切なオンライン決済を導入し、集客や客単価アップを目指そう

    オンライン決済を導入することで集客や客単価アップが見込めますが、導入・運用には手間も費用もかかります。セキュリティ上のリスクもあり、対策が不十分だと情報漏えいが起こるかもしれません。

    導入・運用の手間とセキュリティ上のリスクを軽くするには、決済代行会社の活用がおすすめです。

    自社のビジネスモデルやターゲット層に合った決済手段に対応しているか、システム連携や管理画面の扱いやすさなどの使い勝手を軸に導入候補をピックアップしましょう。そのうえで、費用や入金サイクル、サポートなどを比較し候補を絞り込むのがおすすめです。

    おすすめの決済代行会社はこちらの記事で紹介しています。

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